名無し

クロカンこと黒田官兵衛を主人公にした伝記物。
秀吉に支えた両兵衛でも“竹中重治”が清廉潔癖なイメージで物語で活躍するのに対して、この黒田官兵衛は伝記、戦記、軍記ものの漫画でも竹中と比べると影が薄い作品がほとんどだと言っていいでしょう。
彼の生い立ちから最期までを纏めた稀有な作品で歴史物が好きな方なら満足できるはずです。
細かな資料的な部分や考察も楽しめるのは嬉しいところ。

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新・家康の甲冑師 岩井与左衛門 完全版

新・家康の甲冑師 岩井与左衛門 完全版

オールカラー全五巻。戦国末から江戸時代初期にかけての日本甲冑の変革期をリードした岩井+春田工房の物語。断片的資料から掘り起こす初の試み。史実追及をメインに据えた旧作に対して、わかり易い内容にするため、多少の潤色を加えて甲冑師の姿を生き生きと描きます。鉱石探し、鍛錬、甲冑の構成。

家康の甲冑師 岩井与左衛門

家康の甲冑師 岩井与左衛門

徳川家康の甲冑師・岩井与左衛門の目を通して戦国~江戸初期の鎧・兜の変遷を探求する漫画です。半世紀以上、日本の甲冑を研究してきた筆者の成果を問うものです。岩井与左衛門がもっと有名になって、甲冑を正しく理解してくれる人が増えますように。

帰って来たむぎゅうちゃんZZZ

帰って来たむぎゅうちゃんZZZ

地球という生命体から外敵防衛を託された「むぎゅう戦士」の活躍は永遠に終わりません。今回の「ボクの鳩を返せ」はハトの糞害と鳴き声に苦しむ世界中の人々に捧げる社会問題提起作品かもしれませんし、何かのパロディかもしれません。全編、糞糞糞まみれですが心温まるお話です。おまけに「恐怖のあおりランナー」を収録。

『自来也』 本当のお話

『自来也』 本当のお話

江戸時代末期に絵入りの草紙として刊行された「自来也」は忍者もの、妖術ものの読み物元祖として広く世に知られているばかりか、今日の人気漫画の構成にも大きな影響を与えている。しかし、映画にしろ漫画にしろ改変ものが多くて本来のストーリーから逸脱し過ぎている感がある。本書は複雑なストーリーを本筋を変えずに簡略化して分かり易く漫画化につとめた。オールカラー。

黒田二十四騎物語

黒田二十四騎物語

豊臣秀吉を天下人におしあげた名軍師黒田官兵衛(如水)とその手足となった24人の功臣の活躍をあますところなく描く大作。筆者は1970年代よりその研究に没頭し数々の史料を発掘し、古文書を解読し、公開につとめてきた。タイトルは物語だが、読みやすい史実を追求を第一の目的としている。第1巻は兵庫県と姫路市の戦国史が中心。

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