どっちかというと手数で勝負してるギャグ漫画だと思うが、油断してると思わず笑ってしまうところがある。キャラのバリエーションが多く、非常にクセの強い連中ばかりで、それだけに見所は多い。もっと世に知られる前に、月刊少年ジャンプの休刊により埋もれてしまった気がする。
アニメ放送とほぼ同時にコミカライズの連載を開始したと知り読んでみました! 時は明治後期、まだ有名とは程遠い、石川啄木や金田一京助が巷で噂の事件に挑むミステリーです。 無職で万年金欠の啄木は、事件の謎を解いて記事を書き、新聞社に売って金にしようと目論んでいますが、友人である京介は彼の歌人としての才能を買っており、謎解きより歌を詠んで欲しい…と願っている関係性が切実であり、少し滑稽です。 アニメでは夏目漱石や芥川龍之介など誰もが知っている著名な作家が出てくるようなので、漫画版でもそのへんをとくに期待しています。
作者と暮らす猫たちのおもしろおかしい日々の出来事を、猫の視点と言葉によって綴られています。 このマンガ、猫視点を突き詰めているので、人間のセリフは基本的に「○▲✕〜!」のような記号化がされています。 猫にとって、人間のしゃべる言葉はわからないのだから当然、というわけです。 漫画において、かなりの制約だと思うのですが、逆にそれがこのマンガの面白さに繋がっているように感じます。 話しの内容としては、日常的な猫あるあるマンガなのですが、この描き方は猫たちへの愛情が深くないと作れないと思いました。 読めば読むほど猫の気持ちに近付けたような気持ちになりました。
『ショムニ』や『ちひろさん』の作者・安田弘之さんが好きなので読みました。「寿司ガール」とは、寿司の妖精のような存在です。寿司ガールはなぜか悩みを抱えた女性の前に現れます。誰にも言えないような気持ちや本音を、寿司ガールになら話せるというのが不思議な関係だと思いました。なぜ寿司なのかはわかりませんが、楽しそうに過ごしているのを見ると理由はどうでもよくなってきます。寿司ネタの種類だけ寿司ガールが存在していて、頭に寿司ネタを乗せているのが可愛いです。「イクラパトラ様」とか、名前にシャレが効いていて好き。しみじみと良い漫画だと思います。
曽根先生の作品の中でも大好きな夢いっぱいのストーリーで、ルネとアルファルと一緒にヨーロッパを旅する気分が味わえます。恋人クライドを探すため、一人で旅に出るルネの勇敢さに、海外に憧れる自分も勇気を貰えました。旅の始まりに偶然出会った妖精アルファル。彼に連れて行ってと懇願されてしぶしぶ引き受けたルネですが、旅がスムーズに進むのはアルファルが居てくれたお陰でもあります。反対にアルファルにとっても最初に見つけてくれた人間がルネでラッキーでした。相手が妖精だろうと変な先入観が全くないルネは本当に明るく素敵な女の子。ルネとアルファルはまるで長年の友達の様に気が合い、すぐに最高の旅友になります。自分もこんな旅が出来たら良いな、アルファルがいつか妖精の仲間に出会えたら良いな、なんて夢を描きながら読みました。ファンタジーが好きな人、ヨーロッパに憧れている人には特におすすめですが、曽根先生の可愛くて素敵な作品を一人でも多くの人に読んで欲しいと思います。
物議を醸したほどの際どい作品ですが女性作家です。 この主人公の娘の友達である少女の小悪魔ぶりは凄まじいです。 もちろん、賛否両論あるでしょうし否定をする方の気持ちもわからないわけではありません。 しかしどちらにしろ読んでからそれぞれ意見を決めたらいいと思います。 絶対ドキドキしちゃいます。
推理ものが好きな方もそうでない方にもオススメです。 たしかに、あれだけの大掛かりなことをしているのに少しずつダメだしされたりバレたりしてしまう犯人は大変ですね(笑) 金田一少年の懐かしの事件がああ、犯人はこうだったんだとわかって嬉しいやら、可哀想やら。。 色々な立場で楽しむのもいいですね。
同じマンション内で夫婦交換による集団種付け、などという、かなりあり得ないというか、うらやましいというか、斬新なテーマを扱った作品です。リアルでは到底真似できない不倫ゲームなので、誰しもが始めは自分の夫婦が1番、どこまでも信頼しあってると思うのですが、人間の性の本能ってものがあるなと。 そしてそこに、少子高齢化とか、特殊法とか、国家プロジェクトとか、お堅い文言と現実的な文言が加わることによって、話全体に何とも言えない緊張感みたいなものが張り詰めドキドキハラハラしながら読めます。何事も、ギャップ(緊張と緩和)が大切であり、この作品はそれをよくわかっているなと感じました。
※ネタバレを含むクチコミです。
ドラマ化もされた作品で、ドラマでも甘い雰囲気が漂っていましたが、漫画の方はとにかく甘いです。 漫画を描くことに夢中の華は、偶然入った美容院で理一にカットしてもらい、付き合うことになります。最初はこんなに唐突な恋愛の始まり方で大丈夫なのか?と心配になるんですが、読んでいくと理一が華のことを真剣に好きなんだというのがわかるし、恋愛下手な華があたふたしながらも理一に夢中になっていくところがとても可愛いです。 恋愛は甘いけれど、二人は仕事にもプライドを持っているところがが格好いいなと思います
もし発売当初に読んでたら、続きが気になってしょうがない、待ちきれない!と、思うくらいのめり込みました。 とある事件がきっかけで主人公の悟が現代を変えたいために、小学生時代に戻り、過去を変えていく話だけど(現代に戻ったりもしますが)とにかくハラハラドキドキさせられる。 真犯人が判明して終わりかと思ったが、そこで初めてタイトルの意味がわかりました。 どんどん話も深くなっていくし、何ページか戻らないと理解し難い部分もあったけど、ずっとドキドキさせられて面白かったです。 あっという間に終わってしまう。 同時進行の様な悟の母の愛情が垣間見える場面にはハラハラさせられる展開の中、唯一ほっこりした。
どれも南Q太さんらしい短編だな〜と思いながら読んでたら、タイトルにもなってる「地下鉄の風に吹かれて」という話でめっちゃびっくりした。こ、これ…南Q太さん本人の話じゃない…?「猫のたまご」っていう話もそうだよね…。 このセリフすごい。「でもいつも迷ってるんだよ、娘や君や私にとって最善の策がないかなって探ってるんだよ、それは考えをころころ変えているってことなの?」
主人公の檜前桧由がブラック企業を脱出して友人の故郷である長野に移住するという話。線がすっきりしていて読みやすく、物語は現在と過去の回想が入るなど工夫があり面白いです。主人公が古い家を自力で修繕しながら、地域の人たちと付き合い、生活を楽しんでるのが良いですね。自然の素材を食器にしたり、家具を作ったりする工程が細かく解説されていて、自分も何か作りたいという意欲が湧いてきます。過去にブラック企業で苦労してきたことも描かれていて、上司で苦労した経験のある人には共感できるところがあります。のんびりした作品ですが、登場人物たちの感情を丁寧に描いてる作品だと思いました。
靴の修理によって人々と関わったり物事を解決していく。一話完結で読みやすくあっという間に読みきった。ただ何話か急激に終わったりしていたのが気になった。本編もよかったが袋麺焼きそばの短編が好きかな。
何も考えたくないとかじゃなくて、考えるという概念すら忘れたいみたいなときってありませんか。わたしはあるんですけどそういうときに読むとすごくよいです。 脳がいい感じに溶ける気がします。 面白いとか脱力系とか安易に言いたくないんですよね。 腹筋崩壊するほど笑えるかと言えばうーんと思うし、わかる人にしかわからない笑いだとも思ってないしよくわかんないけどいいかんじです。好きです。
「狂四郎2030」/「新ジャングルの王者ターちゃん」の徳弘正也の刑事物 すごい昔に読んで覚えているのが「ケンちゃん」のケツの穴に「六法全書」か「百科事典」が入るというネタだけだった。 今日読み直したが開始からまあ今の基準だったら色々アウトだなと思う。ただやはりただ下品なだけではなく、俺の好きな感じの人情話があったり主人公の成長があったりとそんな嫌な感じはなかった。 今回の発見はアメリカからきた刑事の名前が「リーヘイニー」だったがこれ「ミスターオリンピア」を8連覇した伝説のボディビルダーからとったんだなということがわかった。 やっぱりこの作者はボディビルが好きなんだな。
このマンガを読む前に全く前情報がなく、「アルキヘンロズカン」や「敗走記 関ヶ原~大阪「島津の退き口」を辿る」の作者でこの表紙だからまた「歩く」マンガかなと思ってた確かに歩くマンガだったが、いままでと違った歩くマンガだった。 「みちのく潮風トレイル」の「道」を辿りながら2013年ぐらいの被災地の状況などが書いてある。 このマンガで「みちのく潮風トレイル」の存在を知ったが一般的に知られているものなのかな http://tohoku.env.go.jp/mct/
福島聡の新刊は必ず買っている。ホームランを見るまで買い続けるからな。
ウジウジした人物と、この人にしか描けない真っ直ぐな人物の対比がいつも気持ちいい作家さん。少女マンガの良い余白があるし、大好きです。モディリアーニの方も購入しました。これからも痛快な人物が活躍する物語をたのしみにしています!
交通事故に遭った高校生で空手の猛者の主人公・乱堂政が、1年後に好きな女の子の顔になっていたというハチャメチャな設定が秀悦。ギャグセンス、ちょっとエッチでセクシーなシーンが魅力的で、この作品のキャラは時代を超えても可愛いと思えます。ラブコメディ漫画の新境地を開拓した名作。
人間の男がいないパラレルワールドで、出会う女の子が全員自分と交尾したがるなんて、すべての男が大喜びしてしまうシチュエーションじゃないですか。 主人公の男の子は普通の高校生ですが、ある日異世界に飛ばされ、世界の謎を解くため、旅をすることになりますが、その世界では男が主人公しかいません。若い女の子ばかりで、主人公と出会う子はみんな発情します。完全にギャグエロかと思いましたが、どうやら女の子が発情するのは呪いのせいなそうで。 王国中の女の子が陽太に欲情し、分泌液をびゅるびゅるさせながら交尾を迫ってきます。もはや交尾はアイサツ感覚、義務的なときもあれば、主人公の方が疲れ果ててしまうことも。 十人十色、いろんな女の子が登場し交尾することになりますが、物語とは無関係ではなく、ちゃんと展開と結びついているので何というか凄いですね…。 青年マンガの領域では、かなり攻めた内容のマンガだと思います。
オムニバス形式で、田舎の女子高生たちの悩みやコンプレックスを描いた作品です。学生の頃は本当に沢山のコンプレックスを抱えていて、常に人と何かを比べていたな〜と当時を思い出してしまう漫画でした。自分だけでなく、周りの友人も実はコンプレックスを抱えていたんだろうな、とそれぞれの登場人物の悩みを読みながら感じました。青春時代を思い出す漫画です。
池波正太郎の小説、仕掛人シリーズがあり、テレビドラマの必殺仕掛人があっての、この漫画「仕掛人 藤枝梅安」な訳ですが、巨匠さいとう・たかを氏の劇画色が強いです、ゴルゴ13みたいな梅安さんを時代劇に登場させ、巨悪を断つ仕掛人を演じさせます。原作の設定に忠実というわけではないのですが、マンガ作品としては充分に楽しめる内容だと思います。
上野にあるブラシ屋の三姉妹の末っ子・にれこちゃんが主人公。20年間も片思いしてた清田くんの傘工房でバイトしてたけど、ブラシ職人のおばあちゃんの体調不良という緊急事態にともない実家のブラシ屋で職人として働くことになった!というお話です。にれこちゃんの恋物語やブラシ職人道としても面白いけど、私は家族マンガとしての魅力が抜群だなと思ってます。 にれこ家はお父さんが単身赴任で長いこと不在だし、かなりの女所帯。ブラシ職人のおばあちゃんとお母さん。すでに独立してるお姉ちゃん2人。そして主人公のにれこちゃん。大集合することはないんですけど、それぞれの繋がりがちゃんと描かれているので、その様子がとってもかしましくて楽しいのです。実際に存在してる人達のような親近感があります。 にれこちゃんの片思い相手の清田くんも、元は一番上のお姉ちゃんの同級生ですからね。家族全員が事情を全部知ってるし、なんならお母さんの方が清田くんと仲がいいし。にれこちゃんの元彼・松谷くんに対しても、とっくに別れてるのにほぼ家族みたいな扱いなのもいいなって思いました。あだ名が「松谷王子」なのも可愛がってる感がめちゃくちゃありますね。でも松谷くんはとてもいい子なので、人も猫も魅力にやられてしまう気持ちが分かります。私も好きになっちゃいました! 全3巻で手に取りやすいし、いっき読みするのすごく楽しかった。ほのぼのマンガを探してるなら、ぜひオススメしたいです!
型破りなテロール教授の能弁がとにかく痛快。テロルとカルトの関連性を独自の視点で一刀両断するのだが、私達の身近に潜む無知の脅威を啓蒙される。テロール教授のもとに集う学生たちも個性豊かで、教授に振り回されながらもなんだかんだ楽しく青春している姿に和む。
仕事をバリバリ頑張っていて仕事が生きがいだと思っていても、やっぱり結婚はしたいのが女性。30歳を前にして、彼氏がいない。こんな状況になると諦めてしまいそうになるけど、そんな状態でも楽しんで生きる主人公がたくましいです。 同棲じゃなくて同居と言い張っている主人公が可愛いです。かっこよく仕事をしているからこそのギャップですね。 家事能力高い男子と付き合うと、なんとなく大丈夫かなあと思ってしまうのもすごくわかります。主人公と同じく、魚の三枚おろしできないので、練習しようと思いました。
150年前の武士が井戸に落ちて、現代の東京にタイムスリップしてくるといった所で、どんな料理を作るのか気になって手に取りました。 半助さんの反応がいちいち面白く、すごく適応力が高い人だな〜と思いました。 歴史を知る楽しみ、料理のレシピを知る楽しみもありますが、全体を通して気持ちがあたたかくなる作品です。
ある対局をきっかけに、1ヶ月毎に記憶を失ってしまうようになった主人公 霧島都 当時女子高生だった彼女は、5年間 1ヶ月しか持たない記憶と5年前の棋力で、その対局相手を探し出すために、今日も全国を旅するのだった 全2巻でキレイにまとまっている作品 結果的に「俺強えー」作品ではあるのですが、軸足を記憶・対局相手の捜索に置いているので違和感なく読めます。 特に後半の相手がわかりそうで分からない、ザリっとした気持ち悪さが、読了後の気持ちを引き立てます。 とんでもないハンディを背負っている主人公が純粋に対局をしているシーンは読んでいてもコチラが元気をもらいますし、周りのサポートも良い。悪い人がいないんですよね。 唯一の敵は例の対局相手 将棋は分からなくても大丈夫、謎解き要素がある訳ではないのですが、短く何かの謎と立ち向かってみたい人にオススメです
ゲラゲラ笑って読んだ東京都北区赤羽からさらに進んで、これはもはや壮大な赤羽サーガと言えるでしょう。 ペイティさんや赤澤さん、ちからのご夫婦などおなじみの赤羽人はもちろん、GOING UNDER GROUNDにGLAYにスチャダラ、山田孝之など錚々たる顔触れが赤羽に登場します。 これは赤羽の磁場のせいなのか、清野先生の人間力のおかげなのか。 赤羽で穏やかに過ごそうと思えばきっと過ごすことはできるはず。でもそれをしなかった清野先生と、清野先生にそれをさせなかった赤羽の巨大な力(幸福地蔵とか自由の女神とかペイティさんとか?)が働いたとしか思えません。 中上健次でいうところの「路地」が清野先生にとっては赤羽だったんだな、というのがこの作品群を読むとわかります。赤羽という地が創作の力を与え、赤羽という血がその体に流れているからこそ今の清野先生があるのだと感じました。 最終巻を読めば、この赤羽サーガは清野先生が人として漫画家として一歩前に進むためのイニシエーションを記録したというものであるということがひしひしと伝わるはずです。 とりあえずワニダに行ってみたいです。でも怖いのですしざんまいに行きたいです。
●主従百合本 仕えているお嬢様に恋してしまった召使いの女性。病で日に日に弱っていくお嬢様は「死ぬ前に誰かを愛してみたかった」と言う。本心を伏せて、召使は「偽りの恋人役」を申し出る。 ●春に降る雪 山奥の雪深い村で、誰とも関わらず生きる少女。他と違って獣耳が無く、「呪われた力」を持つ為疎外されている彼女を、一人の女性研究者が訪ねる。 ●チヨちゃんの嫁入り 11歳のチヨちゃんはお隣のお姉さんが大好き。父母を亡くしたお姉さんに「家族になってあげる」と言ったのに、お姉さんはお見合いするって……。 ♡♡♡♡♡ 主従、呪いの力、年の差と、近づき過ぎる事を(普通なら)問題視される関係の二人。 いずれも真っ直ぐに想う心が孤独な人、絶望した人を救う、温かなお話。何かを乗り越えて心が舞い上がる瞬間の高揚感に、心が洗われる一冊だ。
家族対抗のデスゲーム。作者は天泣のキルロガーの人。 団体戦デスゲームは結構見たけど、家族対抗はあったかな? 新鮮な感じ。B級な割には、息子がわなげを外した理由の持っていきかたとか凝ってるなぁと思った。 くらげバンチでちょっとだけ読める。
美容外科の日々を詳細に描いた漫画です。女性としては、やはり綺麗であるにこしたことはないけれど、美容整形までは足を踏み入れられないのが現実だと思う。でもこの漫画では、クリニックにやってくる女性たちのそれぞれの人生のストーリーに共感できたり、切実な想いに読んでいて興味津々でした。 また、美容整形にはやはり闇の部分もあるんだなということもわかりました。
映画化もされたのも記憶に新しい作品です。設定は殺し屋が集まる食堂を舞台にした作品で、食堂の名前が「ダイナー」です。そこに集まる殺し屋は全員クセが強すぎる危ない人物ばかりで読んでいて飽きません。 バイオレンス要素が強すぎる作品なので暴力シーンが苦手な方にはお勧めできません!でも面白いです!!
性別逆転ものは多々あれどだいたいどっちかで終わるしどっちかでカップルになって落ち着くんですよね。 これは…これはどっちだーー!!!!! 最初少女漫画として読んでました。 当然性別の問題になるとどちらを「選択」するのかみんなにバレたらどうしようという「秘密」をもっていてオイシイ展開になるんですけど…。 もう後半どっちでも良いんじゃないか、と!!もう性別なんてどっちでも良いんじゃないかと!弱い部分を見せ合えて、情けない部分を晒せて、互いの価値を肯定しあえば性別なんてものはどうでも良いんですよ! っていうことだと思います!
この作品、作者の方が最初からエンディングを決めている、とのことで引き伸ばして面白くなくなる、なんてパターンにはならなさそうで安心して読めます。 巨人の謎、グロい描写、等、いわゆる中二病的な要素がが好きな人にはたまらない作品ですね。 漫画版は概ね初期に提示された謎が明かされてきて、そろそろ終わりそうな雰囲気があって見逃せません。
美人でそれぞれかっこいい夫人警察官のお話です! ちょっと際どいシーンもあります(笑) 子供の頃、私もこんなかっこ良くて綺麗な婦人警察官になりたかったなぁ〜。 女性同士の仲間感も好きですし、 悪者と戦うシーンも、恋愛の要素もあったりして大好きな作品です!
さすが村上たかし、こういう話ずるいのに描ききりますね…。 ロボットは心をもつ持たない論は度々やってる気がしますが傍にいる人間、そして話を読んでいる自分ら人間が一番心揺さぶられます。 特にピノが物理攻撃されて泣いてるわけじゃないのに目からオイル流してるのがずるいです。ずるい演出です…。
第一次世界大戦後のフランス・パリを舞台に、フランスに赴任した帝国軍人が伯爵令嬢と出会い、そこから始まる壮大なドラマが展開される感動のロマンスストーリーです。 主人公の都筑の恋愛だけでなく、芸術家として一人前になるためにパリへ来ている多くの日本人を含めた外国人の情熱的な生き様や、実在の人物(藤田嗣二やパブロ・ピカソなど)の錚々たる面々も物語を盛り上げ、思わずうっとりとしてしまいます。 一方、日本人やアジア人に対する差別などもしっかりと描かれており、当時のきらびやかな雰囲気と殺伐とした雰囲気どちらも肌で感じるようにリアルです。 ひとりの平凡な男が辿る、壮大なメロドラマ。一本の映画を観たような気持ちになります。
静岡にUターンしてきたバリバリ女子、都会生まれで静岡にやってきたアラサー男、色々なキャラで4コマ落ちするゆるい漫画です 静岡…すみません、ピンときません!のぞみ止まらないので! 正直駅に降り立ったことはないのでほとんど知らない土地ですね、、 「さわやか」のハンバーグは食べて見たいですね〜 作中でも出てきます 多分地元の人間なら静岡あるある 県外の人間なら、静岡ってそんな感じなんだ〜と思えることでしょう…
出るべくして出てきた漫画という感じです! オリンピック(延期になってしまいましたが)に向けての漫画読むのもありですが、自分がボルダリングするかどうかで読むとまた違って面白い! ボルダリングとかは見るよりやる方が断然面白いと思うんですよね。 この漫画だと主人公が当然登るので、クライミングする主人公の気持ちになってボルダリングに入り込むことができます! 才能より努力とか発想の世界ですね、これは!
主人公の彩香がお水の世界で成り上がっていく物語です。劇画調のタッチで、水商売に関わるドロドロした人間模様が描かれており、妙なリアリティがあります。彩香を敵視している梨奈は、嫉妬深い女性の業を体現したようなキャラで、かなり怖く刺激的です。 全24巻の本作。長いようですが、一気読み必至の作品です。
麻生と敦彦、全く逆の性格だからかえって良いのかもしれない。言い争いが絶えない二人だけどお互いを求める気持ちはやっぱり同じ。実際、二年同棲してこれだけ言いたい事を言い合えるようになるのはかなり凄い事だと思う。麻生と敦彦ほどお互いの気持ちを素直に出せる相手はそうそう居ない。その二人を一番近くで見ていたハムスターのテンちゃんがそれを一番理解していたと思う。 そうは言ってもまだ22歳と24歳の二人、これからの人生はもっと長いんだから喧嘩は少しづつで良いから減らして欲しいと願う。大好きな彼、彼女が居るのによく喧嘩をしてしまう人、この作品はそんな人におススメ。麻生と敦彦は20代の設定ではあるけれど、秋本先生の絵は素敵で大人っぽいので年齢に関係なく楽しめる。
主人公メリオダスが、進んでいく話の何をトリガーに戦闘を行っていくのかが好きで読んでいます。 増えていく昔の仲間にも不思議なスペックがあり見る側もワクワクします。 登場人物がみな、国を思い行動していている。それぞれの言い分になるほどと思いながら追い求めていく戦闘マンガです。
ギャグ漫画かと思いきや、男性のセンスを磨くためのしっかりとした啓発本であることに驚きました。 内容に関しても丁寧な解説があり、実生活に活かせる内容となっています。 読者層としては20代以降といったイメージがありますが、早く読む分には支障はないと思いました。 自分の生活に照らし合わせて読む事ができるので、本当にモテたいと思っている人は是非読んで頂き、役立ててみて欲しい。
表紙を見たときに思わず「カワイイ!」と声が出そうになりました。一卵性三つ子の姉妹である麻林・樹林・希林が主人公です。髪をほどいて集まっていると3人ともそっくりなのですが、話している内容で違いがわかるのが面白かったです。 電車通学とか砂浜デートとか、胸キュン要素が満載です!恋に懸命な女の子たちを応援したくなります。3人が家で本音を話し合うところも、女の子らしい展開で面白いです。
主人公は新人の温泉コンパニオン。かなりのドジっ子なのでラッキースケベ的な見せ場もたくさんあるのですが、温泉水をガブ飲みするとヒーローに変身する能力に開眼してからはもっとすごいです。なんかもうアウトなんじゃないか?と思う位やり過ぎています。
15年間引きこもり続けた男が主人公。毎日父親がドア越しに話かけるんだけどまったく出てこようとしない。実はガンを患い余命わずかな父親には若くて可愛い彼女がいて死ぬ前に2人は結婚する。父親はすぐに死んでしまうが、その意志を”義母”が引き継ぎ、自分より年下の息子と向き合う。でも主人公にしたらそんな可愛い女の子が気にかけてくれたら好きにならずにいられないじゃん!というお話です。すぐに死んじゃうんだけど父親のキャラが好きだった。義母のはるかさんが父親のことを好き好き言うから、主人公がバーコードはげの髪型を真似したのは笑った。展開としてはモヤモヤするところも多々あるけど、はるかさんが可愛いからいいか。
絶対おもしろいやつだと思って読んだらやっぱりおもしろかった。 子供の頃からの幼馴染みで今も同じ高校に通っている堺と正二はバンドを組んでて、才能はあるんだけどなんだか上手くいっていない。二人はひょんなことからクラスメイトで服作りのセンスが抜群で「ゴッホ」というアダ名の女の子と仲良くなる。ゴッホが高校を辞めて服作り一本でやっていく決心をして、堺と正二もそれを応援するんだけど、高校卒業して働きながらバンドを続けるのも難しいし、ゴッホも親からの援助も打ち切られてお金がなくて、社会に揉まれてみんながどんどんダメになっていく。これが1巻。名付けるなら「3人の青春編」って感じ。 2巻はバラバラになった3人がまた再会していく話で、あらすじにすると漫画らしい展開の連続なんだけど、まったく安っぽくない。私は2巻からが好きだった。特にゴッホが衣装係として働き始めたショークラブで出会うエルムとの恋の場面。エルムも変わり者なのがまたいいんです。最初は堺とゴッホが中心の話なんだけど、タイトルの「バカとゴッホ」の意味が堺と正二の二人のことに変わっていく、これが見所ですね!でも3人の出会いがとてもいい結末を迎えたラストも素敵でした。
どっちかというと手数で勝負してるギャグ漫画だと思うが、油断してると思わず笑ってしまうところがある。キャラのバリエーションが多く、非常にクセの強い連中ばかりで、それだけに見所は多い。もっと世に知られる前に、月刊少年ジャンプの休刊により埋もれてしまった気がする。