おしゃぶり先生の続編なので期待してました!BLの作品なんですが、絵が綺麗で美しい!先生と学生のラブコメなので、ありがちではあるんですが、ちょっと変わった先生なのでギャグありで面白いです。浅見に翻弄される高藤先生が不憫だし、めちゃくちゃかわいい!もうちょっと大人な先生も期待してます(^^)
前作「君の曖昧」がとても印象深かったので月スピに載ってるのを知って、おっ!と思い早速読んでみました。 読み終わって、意味深なタイトルだったのかなと、正直真意は読み取れなかったかもなと思いました。 あの人は持っているのに、自分には手に入らない。欲しいのに手に入らない。思い通りにならない。若いせいなのか、子供だからなのか。 どうしようもないことなのに、どうにかしたいという焦燥感がしんどいくらいに伝わる内容でした。 あの子はこれからも左手の薬指にとらわれて生きてゆくのか…。
最初のうちは短編集なのかな?って思うくらいバラバラの話なんだけど、読んでいくうちに登場する3人の女の子は小学生の時の同級生で、みんな「同じクラスにいた梅原クンってイケメンだったな〜」っていう共通の記憶があることが分かる。最後の話で卒業以来のクラス会をすることになって、女の子達と謎のイケメン梅原クンも再会するんだけど、タイトル通りちょっとだけスリリングな再会になっている。3人がそれぞれ成長して初めての大人の恋にドキドキハラハラする感じと、何てことない日常が最後に繋がって答えが見えてくるのが面白かったです。
現代社会に蔓延る理不尽や暴力、悪に対して、外道坊というイケメン僧侶が成敗をしていくお話です。保険金をかけて殺人を目論む者、談合する者や爆弾魔など色々な悪役が出てきますが、最後には外道坊によって成敗されます。読んでいて悪者が成敗されるのはスカッとして気持ちが良いのですが、成敗のやり方が少々手荒(刀で悪者の首を切ったり、車ごと体を真っ二つにしたり)のため、暴力的なシーンが嫌いな方は読み控えたほうがいいかもしれません。
二十代後半の独身女性の恋愛事情を、朝食の美味しさと関連付けて描いていて、恋愛も食べることも大好きな私は大変興味を持って読ませて頂きました。 主人公のキャラクターが可愛くて、彼氏との関係に悩んだり、自分の本当の幸せはなんだろう、と友達との時間で気付いたり、とても共感が持てました。お母さんの朝ごはんやカフェ、築地で出て来る朝ごはんもどれもとても美味しそうに描かれていて、見ていてお腹が減ってしまいました。 恋愛関係に悩んでいる人は多いと思いますが、そんな時は一旦冷静になって、自分がどうしたらいちばん幸せなのか、ということを考えると良いと思います。そして相手の立場になって考えてあげることができたら、なおさら良いです。 主人公はきちんとお話し合いもしないまま家を出てしまいましたが、お話し合いはやはり大事だと思います。 実際に当事者になってみるとなかなか冷静に考えられないことも多いとは思いますが、恋愛で悩んでいる20代〜30代の、食いしん坊の独身女性に是非読んでもらいたい作品だと思いました。
福岡在住なのに、長谷川法世さんの作品を初めて読みました。今では聞き慣れないような博多弁や、ご近所文化。福岡博多の一大行事の山笠も、場末の雰囲気も博多づくしですが今では様変わりしたなあ、と。男子中学生のアホ可愛さも満載です(笑) 観光に訪れる前に読んでみてもらいたいなあ。
姉の代わりにお見合いへ行き、お見合い相手と結婚をするという少女漫画らしいストーリーで始まりますが、主人公が素直で優しくて一生懸命で、とにかく可愛いです。そして旦那さまも素敵でキュンキュンします。 双子の兄姉のキャラクターも個性が強くて良い味を出していて、登場人物みんな人間味あふれる人柄なのが物語の面白さを増大させているんだなと読んでいて思いました。
誰かが家の鍵を使い、住人が不在の間に上がり込み、居室で勝手に過ごしている。現実にもあり得そうな設定で、しょっぱなから怖い。 住人の留守中を過ごす家無しの女の子の、無人のはずの居室での出会い。過去も垣間見えて、女の子のこれまでの境遇とか、出てきた元同級生との関係が気になる展開です。
今は亡き梶原一騎氏の自伝であり、これまで書けなかった事を暴露的に発表するとの触れ込みで連載が開始された本作品ですが、氏の急逝で残念ながら未完大作となりました。力道山vs木村政彦の世紀の決戦から始まる物語は、梶原氏の独壇場である格闘技界を中心に進んで行くので、安心・安定感があります。未完ですから物足りないと思った方も多いでしょう。そんな人は、小説「梶原一騎伝/斎藤貴男」を読み、漫画らしい部分の修正や補完をすれば尚良いと思います。
かわいらしい主人公で読みやすいけど、実はとても狂気的。予想のしなかった本意でした! 琴音に翻弄される朝日出くんのキャラはなんかかわいい。笑
食べ放題って惹かれるけど年々行かなくなりません?量より質を重視するし食べるより呑む方に走っちゃうし…なんだけどやっぱり魅力的。 というか質のいい食べ放題に行けばいいんだなと思いました。西さんとK成さんの見事な食べっぷりが気持ちいいのでめちゃくちゃ行きたくなります。 食べる量がそれぞれ違っても、食べ放題なら気を使わなくていいし、いろんなものをシェアして楽しむという原点を教えてもらった気がします! そして食べたぶんだけしっかりむちむちになるお2人が可愛い…いっぱい食べる君が好き…。 いちばん惹かれたのは牡蠣の食べ放題。行きたい。酒たくさん持ち込んで行きたいです。 美味しそうだあK成さん可愛いなあってゆるい気分で読んでたらジョージ朝倉先生が登場してびっくりしました。どんな食べ放題より豪華じゃん。
スター選手がクラブを渡り歩くたびに巨額の資金が動くプロサッカー界。そのカネの流れを操るのが「代理人」です。 実際に2019年の夏の欧州市場では1シーズンで7000億円近い金額の取引があったそう。 参考:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=63688 クラブからクラブへ選手を移籍させて金を生む…代理人はまさしく「錬金術師」といえます。 一方でファンからすれば代理人は選手の未来を導く天使にも、あるいはどん底に突き落とす悪魔にも見える存在です。 本作の主役の一人、先崎も凄腕の代理人ではあるものの「金の亡者」なんてあだ名を付けられています。代表監督への口利き、クラブオーナーへの圧力など、選手の価値を釣り上げるためなら手段を選ばないダーティな側面はなかなか衝撃的。 一方で純粋に選手を想っての行動やサッカーに対する真摯な姿勢も共存していて、代理人という謎に満ちた仕事を紹介するのにふさわしい魅力を持ったキャラクターです。 主人公リサの兄をめぐる陰謀じみたドラマも読み応えがあり、「フットボールとカネ」という刺激的なテーマに踏み込む気迫を感じました。 サッカー界の闇のドラマをどう描いてくれるのか楽しみな連載です!
明確な原因はわからないけれど、うつというものは気づかないうちにじわじわと近づいてくるものなんだなと、やはり他人事ではないんだなというのを改めて実感した1冊でした。 本書は、将棋界へ復帰できるかどうかというところで、精神科医であるお兄さんに闘病について文章にしてみるよう薦められて終わりますが、ウィキペディアによるとその後にしっかり復帰されたようでホッとしました。 うつと向き合う中で、少しずつ回復傾向であると思っても、その日のうちで調子の良し悪しに波があったり(夜は元気でも朝起きると悪くなっているとか)、文字が読めなかったり、将棋の初歩の初歩すら分からなくなっていたりと今まで当たり前にできていたことが出来なくなるというのはどれだけ辛いことだろうと、読んでいて心配になるんですが、自暴自棄にならず医者からのアドバイスも素直に聞き入れ、将棋への意欲が再び芽生えたことに喜びを感じられたからこそ復帰までたどり着けたんだろうと思います。 やはり受診する病院や医師によって良くも悪くも左右される病気だと聞くので、身内に優秀な精神科医がいたことが幸運だったと思います。しかし兄は精神科医、弟はプロ棋士となんと優秀な家庭だろうと、うつと関係ないところでもなかなか興味深い部分がありました。 最後の方に羽生善治棋士と少し会話するシーンが有るのですが、なんとなくクスッと笑ってしまう微笑ましさがありました。
案の定、立て続けに読んでしまった懐かしすぎて… 「ラヴLOVE・ウォーミングアップ」よりも前に出ている短編集です。 多くの短編に共通している「処女を蔑む」「処女であることに対する劣等感」を描いていることに関しては多少時代を感じます。 が、“恋や結婚なんてしなくても人生楽しい”という生き方も尊重される時代の中でも、恋や性欲に執着し振り回される男女のなんやかんやを読むのはやっぱり楽しい。 そしてやっぱり栗原まもる先生の守備範囲の広さを実感するのが3つ目の「アイスクリームマドンナ」。これ青年誌に載ってるやつじゃん!?と目を思わずゴシゴシしてしまう、かなり男性目線の話です(男子が主人公だというのもあるが)。 そして最後に載ってる「愛をブッ飛ばせ」も他の3篇とはまた方向性を変えてきてますね。何だこれはほんとうに…いま読んでも謎だ。笑 次はなにを読もうかな。
※ネタバレを含むクチコミです。
町中がゾンビだらけになってしまったら人間たちはどう行動するのか。パニック漫画ですが、人間の本質を問われる作品だと思います。主人公にまだこどもの兄弟2人をもってきたのも斬新だと思います。途中で出会うチュッパチャップスを舐めてる兄ちゃんの行動力には感動します。
恋愛によって心を乱されている友人をみて、自分は恋の病になど冒されまいと心に誓っている28歳の梵(そよぎ)。だけど、唯一苦手な男性・九石(さざらし)くんの体から、梵にしか見えない謎のキノコが生えはじめて…!?という、ゾゾッとするけどちょっとファンタジーな恋のお話。恋の病に冒されるのを「繁殖するキノコ」で表現した秀逸な作品だと思います。 あまりにも「恋」を拒絶して生きてきたあまりに、九石くんが気になるという気持ちを「苦手」と履き違えてしまったのかなと思いましたが、とにかく九石くんがメンタル強男でよかったなと心から思えるラストでした…
このマンガは、主人公と同世代の学生や、主婦の方などに幅広くおすすめしたいです。主人公と同世代の学生の立場であれば、友達関係や恋愛模様が主人公と同じ目線で楽しむことができます。また、思わず真似をしたくなるようなおいしそうな節約レシピがたくさん掲載されているので、主婦や料理好きな方にもおすすめできます。
幼い当時アニメで良く観ていました。初めて出会った頃から一途なエルに対し、中々自分の気持ちに素直になれない春助という思春期らしい甘酸っぱいストーリー展開。こんな素直で可愛い女の子に学生時代出会えていたら、どんなに楽しかっただろう…と、ちょっと遠い目で感慨に耽ってます。
荒唐無稽とも呼べる代物の分身魔球などの異色のアクションが見どころな面白い野球マンガです。侍のごとく相手に襲いかかる気性の荒いピッチャーの番場蛮の活躍を豪快に描く熱血もので、昨今では見ない風潮なのが一転して新鮮でよいです。王、長島ら歴戦のプレイヤーも参戦し、世界をまたにかけて野球で戦う主人公の物語には最初から最後まで目が離せません。
クスっと笑えるナース漫画です。読んでいると気持ちがリラックスしてきました。主人公と患者さんたちとのやりとりがとても楽しいんですよね。今まで読んだことのあるナース漫画は真剣な内容が多かったのですが、この漫画はギャグっぽくて肩の力を抜いて楽しめます。
主人公の恋路を邪魔するライバル的なポジションの女の子、少女マンガにはいますよね? このマンガの主役は「ライバル」の檜山さんです。といっても檜山さんが好きなのは「主人公」の木村さんが恋をしている水嶋くんではなく木村さん本人! そう、百合だ! 檜山さんの思いは木村さんには常に間違って届くのがなんとももどかしいのですが、応援したくなること間違いなし。三者の関係がことごとくすれ違うようすにドキドキでした。 悪役令嬢といい物語の進行上嫌われ者になってしまいがちなキャラクターにスポットを当てるの、最近の流れなのかも。みんなが物語の呪縛から解き放たれて幸せになるのを見届けたい…。
大正時代が舞台でも、切ない恋模様が繰り広げられていて面白かった。この時代は、自分の好きな人と結婚する人って少ないのかなぁと思いを馳せながら読みました。とはいえ、許嫁の新聞記者の彼もクールでイケメン。千華羅ちゃんが羨ましい…。あと、着物や袴が華やかで良いですね。日本と西洋文化が入り混じった時代の色も感じられて見ていて楽しい。
まめしばって、今すごくブームです。こうしたキュートな主人公のコミックは犬好きにはたまりません。まめしばコナンのあっけらかんとした性格が魅力爆発です。人間と一緒に暮らしていると、人間の言葉や考えていることさえも理解してくるようになりますが、涙あり、笑いありのストーリーは最高です。
現在、マンガワンで『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』を連載中のますだ悠さんによる読切です。こちらの作品で「第1回YGマンガ大賞]入選&審査員特別賞」を獲ったそうですが、さもありなん。あまりにも完璧な読切で身震いしました。もう大好きです。 “今思うとずっと姪のことを憐れんでいたと思う” という手書きのモノローグから始まるこの物語は、物書きになりたいという夢を果たせずOLとして無感情に働くさゆりと、彼女の姪であり夢を追いギターの弾き語りをするゆづはの二人に焦点が当てられ進行していきます。 さゆりが如何にして夢を抱き、それを叶える為に周囲の反対も跳ね除けて努力し続けて、そして結果的に挫折するに至ったか。それは悲しい物語ですが、夢を持ちながら叶えられなかった多くの人が共感する在り方でしょう。 姪には自分と同じような想いを味わって欲しくないと思いながらも、渦中のゆづはは目を輝かせながら夢を叶える為に邁進していく。その時の複雑な胸中が見て取れます。それはやがて今の自分のようになってしまう可能性が高いという単純な心配や憐憫だけではなく、もしかしたら嫉妬のような感情も入り混じるものだったかもしれません。 最後まで連綿と続く手書きのモノローグと、「姪っ子の歌」というタイトルが重なった時、破れた夢の果てに生まれた物を目の当たりにした時、最大の感動が押し寄せました。かつて自分から生じた情熱が今は冷めてしまっていても、往時には新たな土で萌芽を誘っており、そこで咲いた小さな花が再び冷めた自分にも熱を灯す。そんな在り方に尊さを覚えました。 二人の絆に胸が暖かく、熱くなる素晴らしい物語でした。会社が違うので難しいかもしれませんが、『暑がりヒナタさんと寒がりヨザキくん』が単行本化される際などに収録して欲しいなぁと思います。話題にならずに埋もれてしまうにはあまりにも惜しい作品です。
『王様ゲーム』シリーズの起源となった話のコミック版です。『王様ゲーム』本編よりも数十年前、1977年を舞台に、『臨場』の本多奈津子の父親・本田一成が主人公です。 とてもきれいな絵柄なので、ホラーでも読んでいてつらくなく、シリーズ一気読みしてしまいました。サスペンスやミステリーが好きな方にもお勧めしたいです。
自分は食事も酒も好きだが、シメがどうこうには あまり拘りはない。 酒を飲んだ後にビールとギョーザを食べたいとか あまり思わない。 鍋料理の最期を雑炊にするかウドンにするか 悩んだこともない。 デザートとかついていなくてもかまわない。 そういうことにこだわらないほうが気楽でいいじゃん、 くらいの感覚というか。 しかし「これ喰ってシメ!」をよんで 主人公・神保マチ子のシメへのこだわりを見て、 こういう食べ方を出来る人は凄いな、と思った。 のんべんだらりと酒を飲み、気がついたら寝オチしていました、 なんていう自分とは違う。 酒のあとのシメだけでなく、仕事や私生活でも、 色々な状況の要所要所でしっかりと区切りをつけてシメる。 ダラダラしない、それまでを総括し、次へ進む。 大人だな、カッコイイな、と思った。 しかも臨機応変にシメる。 様々な状況でそのときの気分にあわせて様々なシメをする。 けして飲んだら最期はやっぱりラーメン、というような ワンパターンな「これしかない」シメではない。 昼の蕎麦屋で、空腹で飲んだ後、 仕事が終わったら終電がなくなっていたとき、 後輩が奢ってくれたとき、 それぞれにあったシメかたを選択し実行する。 さらに、こういうときはこれだけ、と 頑なに自分流に徹するわけでもない。 後輩・ひじきと飲みにいくと、結構ひじきに つきあうというか、つきあわされるんですよね。 あまりいかない回転寿司に連れて行かれたり、 小料理屋なのに焼肉屋かよ、という料理を つつくことになったり。 それでもしっかり味わって受け入れる。 プロレスで言えばスタン・ハンセンではない、 三沢光晴だ。 ハンセンのように、とにかく最期はラリアット。 これで豪快にシメれば誰も文句はない、 というスタイルではない。(それはそれで凄いけれど) どんな相手とどんな試合展開になって、 どんな技を受けても綺麗に受身をとって試合を進め、 最期は多様なフィニッシュホールドのなかから これでどうだ、という技を選択して終わる。 なんという懐の深さと実力とセンス。 もっと神保マチ子の試合(シメ)を見てみたいと思った。
別れを切り出してから彼氏が豹変し、ストーカーに!? 恋愛を楽しんだり、繁華街で遊んだりする普通の女の子たちなら誰でも起こりうる事件を描くももち麗子先生の作品です。 読んでいてとにかく恐ろしく背中がざわざわする想いになります。 人ごとではなく、誰でも起こりうること。 戒めという点でも、若い子には特に読んでほしいですね。
のり子が純粋無垢で真っ直ぐで、人をすぐ好きになっちゃうところも可愛い。 (自分のファンの聖(あきら)くんを好きになっちゃうところとか単純明快。) 夢を追っかけられる若い時を生きるのり子達が、キラキラしてて眩しくうつる。笑ってても泣いてても悩んでても何してても楽しそうで、ほっこりした気持ちになりました。 夢を追うだけじゃなく、恋も順調に進みそう?!なので、のり子の夢も恋も叶うといいなあ。と応援したくなる物語。
物語が小学生の頃から始まるのもいいですよね。主人公の祐ちゃんが小学6年生で、幼馴染みになる峰くんが小学5年生。男の子が一個下っていうのも切なくてたまらないです。年下だけど頼りがいのある峰くんに私はずっと心打たれっぱなしでした。お互いがいるから悲しみを乗り越えられた二人だけど、先に中学生になった祐ちゃんが自分達と同じ匂いのする中山に惹かれる気持ちも峰くんは分かっちゃったんだな。お祭りの日の話は名場面が多すぎてクラクラしますね。こんなに嘘がなくて真っ直ぐな「愛してる」に胸が苦しくなること今までなかった…。
天才子役ともてはやされる恵那と、裏表のある彼女をサポートするヘタレマレージャーの田代のやりとりが楽しい。楽屋ではわがまま放題に田代をいびり倒すが、女優としてのプライドは人一倍で、受けた仕事は絶対にやりぬく恵那のガッツがカッコイイ。魑魅魍魎が跋扈する芸能界をタフに生き抜く姿を応援したくなる。
最近のは読んでいますが、実は1巻を読んだことありませんでした。 絵がいかにも昭和の熱い時代を表現していると思います。 現実にはこんなに人情味のある金貸しはいないのかもしれませんが、いて欲しいなと思います。 完全に大人向けの漫画なので、中年位の方で読んだことない人にはお勧めしたいです。
命を預かるということを考えさせられる。 絵柄がシンプルで内容もごちゃごちゃしてなくて読みやすい。猫を飼っているときの日常が淡々と進んでいくマンガ。私は猫を飼ったことがないけれど、もしペットと過ごす生活だとしたらきっとこんな感じなんだろうかと想像ができる。
出生にある事情を抱えたヒロイン・しゃしゃが可愛かったです。集落の人たちから受け入れられないという逆境にありながらも、愛されて育ったしゃしゃは素直でけなげな女の子だと思います。寂しい気持ちを抱えながらも前向きに生きるしゃしゃが良かったです。しゃしゃと他の集落の青年・ラトナとの恋模様にもドキドキしました。しゃしゃとラトナの集落は対立する関係にありますが、大人たちの事情とは関係なくまっすぐに向き合う2人の関係がすごく良かったです。
まさに夢のような80's!! 都会的とかお洒落とか大人っぽいとかそういう概念をこれでもかと詰め込んだ最高のラブコメです。 このキラキラした世界観に当時の中高生たちはさぞ憧れたことでしょう。 ごく普通の男の子なのに実は超能力者という恭介の設定も気持ちいいくらいにご都合主義だなあと思いきや、ちゃんとヒロインとの出会いのストーリーに活かされています。 そしてなんといっても2人のヒロインがめちゃくちゃ最高です。 大人びてセクシーなまどかと、天真爛漫で一途なひかるちゃん。どちらも可愛いし、ひとりの女性として人間として魅力的なんです。 恭介が優柔不断になる気持ちもわかる…。選べません。双子の妹ちゃんも2人とも可愛くて選べません。 そして80年代ファッションも可愛いです。ハイウエストのスカートとかロゴ入りのスウェットとか今見ても(今だからこそかも)お洒落で可愛い!! 喫茶店でバイトしたり、ディスコやロックのライブに行ったり、こっそりお酒を飲んだり(未成年飲酒ダメ絶対)…背伸びしたい少年少女が描く煌めきに満ちた青春そのものを謳歌していて、戻ることのない時間に想いを馳せてしまいます。空気感ごと愛おしいのです。 煌めきに満ちた…憧れのエイティーズ… みたいなポエムを思いついちゃうくらいに素晴らしい作品でした。遅れてきた青春をありがとう。
ぱっと見ではB級ホラーものっぽい感じですが、よくよく読んでみると、結構しっかりできています。特にキャラ設定の部分。主人公の生い立ちみたいな部分が、割と深く掘り下げられていて、妙に心を揺さぶられたりします。個人的には絵がもう少し生々しい(グロイ)感じだったら、よかったのになあ、なんて思うも、とても楽しめる作品です。
マンバで見つけた瞬間、懐かしすぎて叫びました。この表紙、今見ても悶絶するほど可愛いんだが…?本編の絵柄とちょっと変えてくるという遊び心よ… 昔持ってた単行本はどこへやったかわからなくなってるので、秒で電子をポチって秒で読みました。 いやあ素晴らしい。いま読んでも全部面白すぎて泣ける。こんなにもエロとギャグとラブのバランスを上手く描ける作家は他に知りません。わたしの中ではこれぞティーンの頃に夢中になった「栗原まもる」だ!!という感じです。この頃は「デザートはちょっとエロい雑誌」だと思っていましたが、今は全くそんなことないですね。 そしてこの年齢になって読み返すと気づくことがあって、ちょいエロコメな3編のあと、最後に掲載している全くエロコメではない「高尾山」という短編。これを最後に持ってくるということに昔はなんとも思わなかったというか、むしろエロくないじゃんと思ってそんなに心に残らなかったんだけど、今ならこの凄みというか実力というか、この1冊の完成度を最後にこれを持ってくることでガッと締めてる感がありますね。きっとある。何も伝わってない気がするが、それでも別に良いです。 この勢いで栗原まもる先生の電子書籍ぜんぶポチって一気読みしそうだわ…
猫って本当に可愛いですよね。特に自分の飼い猫なら、他のどこの猫よりも可愛いです。たとえ、実は彼(彼女)が化け猫であっても…。これは、そんな猫好きならどハマりすること間違いない漫画です。 飼い猫のおはしはある日自分が化け猫であることに気づきますが、家族に知られては困ると苦悩の日々を送っています。果たしておはしの正体は家族に知られてしまうのでしょうか? とにかく、化け猫であることがバレまいと必死に誤魔化すおはしがかわいすぎます。時々、本性が出てホラー漫画さながらのおどろおどろしい形相になるのですが、それすら愛らしいと感じてしまいます。飼い主家族のおはしへの飄々とした接し方も微笑ましいし、続話が登場するのがいつも楽しみです。
82分署と書いてワニ分署の火野三夏とリンのコンビが巨悪に立ち向かう、篠原とおる原作のアクション・バイオレンス漫画に位置付けられる作品です。映画化もされましたが、そちらは興行成績優先のお色気先行が目立ち面白さに欠けました。漫画の方は、もちろん色気も無くてはならない要素ですけど、ストーリーがそこそこしっかりしていて読める漫画です。余談ですが、歌手「日野美歌」の唄がヒットした際に、この漫画の主人公「火野三夏」を連想したのは私だけではなかった筈です。
ゲームが好きで1990年代テイストの絵も好きだったので読み始めました。 眼鏡っ子の女の子が、下宿屋の勇者屋を探してある国にやってくるところから始まります。 絵のタッチが可愛らしく、獣人や死霊使いなどもコミカルかつファンタジーな感じで描かれていて見ているだけでも楽しいです。 そして、冒険は下宿の管理人さんから出されて、成功したら下宿代がタダになるという軽いノリで始まります。 しかし、簡単だと思われた依頼は途中で様変わりして神官志望の受験生の少年の回復魔法も尽きてしまい、もうだめかと思いましたが、そこで眼鏡っ子の女の子の正体が明かされて、ますます冒険が楽しみになっていきました。 パーティも和気あいあいとしていてファンタジーな感じもしっかりと楽しめるのでゲーム好きな方にお勧めです。
精神病院に入院した経験をもつ著者が、自身のお話を漫画で回想してくれる作品。絵はざっくりしていますが、何より強烈な経験なので、内容にぐいぐい引き込まれてしまいます。 魔法のステッキを持って知らない施設に乗り込むとから、自分のことを北大路魯山人だと思って普通に名乗っていた、などなど。エリコの苦悩よりも、ブラックユーモアがあふれていて、楽しめました。 びっくりすることだらけですが、特に奇をてらう絵でもなく、ギャグに走るでもなく、客観的に描かれているので、かえってその事実のインパクトが際立つ感じです。 やがて生還してきた彼女はひとまわり大きく成長していて、ほっとさせられました。 すごい体験をしたひとが淡々と語る作風がお好きな方や、精神病に関心のある方におすすめです。
告白シチュエーションでど定番の「体育館の裏」に、更に「裏」があったという展開なんですが、その「裏」の世界観に度肝抜かれました。 日常に唐突に現れるファンタジー感、例えるなら「千と千尋の神隠し」的な、怖いけどワクワクするあの感覚に近い気がします。 だけどオチはくすっと笑えて、タイトルの通り鬼かわいい。お父さんに会った時の話も読みたいです。笑
有名な映画のタイトルに語感が似ていることと、オカルトっぽい絵柄に興味を持ち読み始めました。 しかし、実際に読み始めると、SFもオカルトもなく、逆にリアルな漫画でした。 麻薬取締官たちが麻薬の売人などを逮捕する物語で、荒っぽいマトリとクールなマトリのコンビの掛け合いが面白かったです。 犯人ごとにエピソード分けされていて、犯人視点からの考えや生活が垣間見れる展開も面白く興味深かったです。
京都五花街の一つである先斗町。難読地名として有名ですが、「ぽんとちょう」と読みます。京都五花街にはそれぞれの紋章があるのですが、先斗町の紋である千鳥は群を抜いてかわいいので機会があったら見てみて下さい。 そんなかわいい千鳥があしらわれた提灯もしっかり描かれている、先斗町を舞台にした痴情と友情の話がこちらです。 まんがタイムきらら系列というと美少女同士のゆるい日常系作品を想像する方も多いかもしれませんが、本作ではヒロインと教師の不倫も描かれており、ほろ苦さもある物語となっています。 一番の見どころは幼稚園の頃から親友だった彩と花の互いに互いを想い合い解り合う友情の尊さ。一時的に疎遠になってしまったこととその理由も描かれるのですが、そこにも大きな共感が生まれました。 辛い夜を乗り越え、互いに鼓舞して前を向いていける関係性の何と素晴らしいことか。舞妓さんという若干の非日常性を感じさせてくれる存在がしっかりと現実の中で描かれていたのも良かったです。 雪宮ありささんの今後の作品も楽しみです。
一時のヤングアニマルの看板作品だった、ヤンキーバトル漫画です。 内容はこのご時世ですから、真面目な人や、女性などが読むにはあまり薦められないかもしれませんが、しかしそれも序盤だけ、中盤から後半にかけては王道のヤンキーバトル漫画路線を行っています。
読んでいてなんとなく「もしや…?」と思って調べたらやはりBLも描かれている作家さんでした。この設定でBL描いたらめちゃくちゃ良さそうだなと思いながら読みました。堅物とネアカの組み合わせ好きなので…今まで描かれた作品も読んでみたいですね。 40年に一度しか咲かない花、ニューサイランのことか、それをモデルにしているようです。その花が咲くかどうかの勝負をしていた矢先に亡くなってしまった親友が、その勝負の決着をつけるために亡くなった当時の20歳の姿で主人公の元へ戻ってくるのですが、戻ってきたのは勝負のためだけじゃないということが最後にわかります。
遠距離恋愛中の彼氏持ちの同僚を好きになった男と、その好意に気付きながら煮え切らない女の、恋になりそうでもう一歩の所でならないすれ違いにドキドキします。一線をこえるかこえないか、きわどい駆け引きに伴う背徳感がたまりません。女の子のボディがむちむち肉感的なのもセクシーです。 女性向けの絵柄をしていますがお色気シーンも多く、内容はわりと男性向けです。ドロドロしてる面もありますが面白いです。ある意味で主人公がぶれてないのでそこまで嫌な感じがしないのも良いです。。キャラクター達の名前が面白い。 少し古めの漫画ですが、アプリ等で全話公開していたのでそれで読んだ人も多のではないでしょうか。 なんと現在は続編が連載中です。
マーガレットで連載していた恋愛少女漫画です。 占いが大好きな17歳の少女実果と片思いの相手修司くんとのラブストーリーが中心ですが、他の登場人物のラブストーリーも入り乱れて進みます。 初めて読んだのは小学生だったので大人っぽくてドキドキしたのを覚えています。 しかし大人になって読み返すと逆に甘酸っぱい青春のラブストーリーが描かれていたんだなぁと再発見出来ました。 少女漫画好き、恋愛漫画好きにオススメします!
『攻殻機動隊2045』がNetflixで公開され話題となっている昨今。『攻殻機動隊』は日本で生まれたあらゆるSF作品の中でも巨大な金字塔です。スティーブン・スピルバーグやジェームス・キャメロンからも絶賛を浴びる士郎正宗の想像力と創造力がなければ、『マトリックス』や『パシフィックリム』といった作品もこの世に存在していなかったかもしれません。その作者である士郎正宗のデビュー作が、この『アップルシード』です。 元々、士郎正宗が学生時代に同人誌として発行していた『アップルシード』の前身に当たる設定のある『ブラックマジック』という作品が存在し、その後関西大学SF研究会の創設者ら関西のSF好きによって創設された青心社から『アップルシード』が連載形式ではなく単行本として出されました。小さな会社であり当初の発行部数も多くなかったにも関わらず、『アップルシード』はその圧倒的なクオリティにより全国区でカルト的な人気を博すこととなりました。 士郎正宗らしい緻密な描き込みや設定、膨大な情報量、そして女の子のかわいさはデビュー作から全開です。編集者によっては「文字が多すぎるし読み難いから削れ」と言われてしまいそうなほどですが、この雑然とした中に構築された確固たる世界観と細部に宿った神によって生じるリアリティにこそ酔い痴れるところです。『AKIRA』が1982年に始まりそのフォロワーが多く生まれた80年台ですが、この時代のSFマンガでこれほどの独自性・独創性を発揮していたものは他にないでしょう。 1988年にはガイナックスがアニメ化しているのに加え、2004年にはセルルック3Dアニメの先駆的作品として映像化され、国内で17万枚、海外で43万枚売れるという大ヒットを飛ばしました。原作は読んだことはなくとも、そちらのアニメは見たことがあるという方も多いかもしれません。 残念ながら連載は中断され、作者自身によって続きが描かれないことも宣言されてしまっていますが、士郎正宗ファンの間では『アップルシード』の続きが読みたいという声も根強いです。 『攻殻機動隊』とも繋がっている物語なので、『攻殻機動隊』好きで読んでない方はもちろん、SFに興味のある方は一つのマイルストーンとして映像化された物と併せて通っておく価値があります。
おしゃぶり先生の続編なので期待してました!BLの作品なんですが、絵が綺麗で美しい!先生と学生のラブコメなので、ありがちではあるんですが、ちょっと変わった先生なのでギャグありで面白いです。浅見に翻弄される高藤先生が不憫だし、めちゃくちゃかわいい!もうちょっと大人な先生も期待してます(^^)