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精神病院に入院した経験をもつ著者が、自身のお話を漫画で回想してくれる作品。絵はざっくりしていますが、何より強烈な経験なので、内容にぐいぐい引き込まれてしまいます。
魔法のステッキを持って知らない施設に乗り込むとから、自分のことを北大路魯山人だと思って普通に名乗っていた、などなど。エリコの苦悩よりも、ブラックユーモアがあふれていて、楽しめました。
びっくりすることだらけですが、特に奇をてらう絵でもなく、ギャグに走るでもなく、客観的に描かれているので、かえってその事実のインパクトが際立つ感じです。
やがて生還してきた彼女はひとまわり大きく成長していて、ほっとさせられました。
すごい体験をしたひとが淡々と語る作風がお好きな方や、精神病に関心のある方におすすめです。
マンネン鬱女子のギリギリ日記!鬱の真っ暗闇と,精神病院から生還したわたし。過去の「やらかし」を赤裸々に綴った失敗日記をご覧あれ。