ちびが助かって本当に良かった。
顔に傷が残ってしまったからこそ、えりさんは生まれ変われるという気がした。
主人公に対して、ひとつの目的のためにここまでやるか…という呆れと恐怖は感じたけれど、今の時代、これはやろうと思えば誰にでもできることだな、とも思いました。
個人的な考えとしては美容整形はもっと一般的なものになればいいと思うし、罪なことではないと思うけど、この漫画では他人に認められるために、それには見た目が美しくあればそれでいいと思った結果、面影もなくなるほどに顔を変えてしまう女の子が主人公。彼女は好きな人に近づくためにあらゆるネットワークを駆使して個人情報を手に入れ、様々な悪意にも触れながら、やっと意中の彼を手に入れます。しかし、そんなやり方でここまできたものだから、彼の「人を傷つけない」というポリシーを信用できないのは当然だよなーと、思ってしまいますね。
そしてその好きな人にフラれた腹いせに最悪なかたちで復讐をしてしまいます。
とにかく闇雲に、特定の人間を手に入れるためだけに突っ走ってしまった彼女にも、美しい顔が傷つこうと失いたくない存在がいてよかったなと思えたラストでした!
「私がもっと可愛かったら。」この気持が、私をどんどん変えていった。……そして、わたしはあの事件にたどり着いた———。(FEELYOUNG2020年7月号)
「私がもっと可愛かったら。」この気持が、私をどんどん変えていった。……そして、わたしはあの事件にたどり着いた———。(FEELYOUNG2020年7月号)