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草土文化の「シリーズ戦争」という児童向けの戦争歴史漫画です。
全5冊の内、あおきてつお氏が手掛けた「赤い靴はいた」は、特に読み応えがあります。
東京大空襲と、対馬丸事件&沖縄戦、そして広島の原爆を3篇に分け、奇跡的バランスで、それぞれの戦争の悲劇を1冊に収められています。なおかつ、子どもにも分かりやすい説明で、政治的な思想も極力抑えられているのです。(これ大事)
権利関係の理由なのか、シリーズ戦争そのものは電子書籍にはなってませんが、「黄金色の風」など個別で販売されていますので、興味がある人はぜひ読んでみて欲しいですね。
残りの作品は、古本で買うか、図書館で借りるしか無いですが、もし読むなら長崎を舞台にした「灰色の十字架」もおすすめです。
今振り返る十五年戦争の真実。東京、沖縄、広島。最愛の家族や友達のかけがえのない命は、なぜ失われなくてはならなかったのか!?理不尽な戦争の中で翻弄された庶民の悲劇を描く。