草土文化の「シリーズ戦争」という児童向けの戦争歴史漫画です。

全5冊の内、あおきてつお氏が手掛けた「赤い靴はいた」は、特に読み応えがあります。
東京大空襲と、対馬丸事件&沖縄戦、そして広島の原爆を3篇に分け、奇跡的バランスで、それぞれの戦争の悲劇を1冊に収められています。なおかつ、子どもにも分かりやすい説明で、政治的な思想も極力抑えられているのです。(これ大事)

権利関係の理由なのか、シリーズ戦争そのものは電子書籍にはなってませんが、「黄金色の風」など個別で販売されていますので、興味がある人はぜひ読んでみて欲しいですね。

残りの作品は、古本で買うか、図書館で借りるしか無いですが、もし読むなら長崎を舞台にした「灰色の十字架」もおすすめです。

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MAYA ~真夜中の少女~

90年代の少年マガジンらしさが詰まったオカルティックな漫画

MAYA ~真夜中の少女~
くまぞう
くまぞう

90年代の週刊少年マガジンで連載されていた、未来予知能力を持つ少女が主人公のサイコサスペンス。周りの人の死が見えてしまうということで、それを防ごうとあれこれ手を打つのですが救える命もあれば、救えない命もあったりで、なかなか考えさせられるところもある作品でした。 心霊現象、都市伝説、怪談などオカルティックな要素だけでなく、わかりやすいお色気シーンとか、ちょっとしたラブコメ展開とか、ドキュメンタリー風のお話、気合の入ったヤンキーが出てきたりと、少年マガジンのエッセンスが随所に詰まってます。 何と言っても主人公・深月真夜のキャラクターが良かったですねえ。ほとんどのシーンで思いつめた暗い顔をしてたり、絶望した表情ばかりなんですけど、その憂いを秘めた顔が良いのです。わたるクンと出会ってからは徐々に明るくなり、その容姿だけでなく性格も含めて回を追うごとに魅力的なヒロインになっていったと思います。 あと、3巻に登場した鷹音クンの回とか印象的でした。「カルネアデスの板」の回とか印象的で、よく覚えてる人も多いのでは。 ちなみに単行本未収録となってしまった「サイコパス編」はもう内容を思い出せないのだけど、それほどの問題ある話だったのか気になる所ですね。

カジノグイ

闇カジノをイカサマで食い荒らす #1巻応援

カジノグイ
くまぞう
くまぞう

漫画ゴラクらしい、裏社会のギャンブルノワールといった感じで、1話目からずっと緊張感と勢いのある漫画です。大型店舗のカジノではなく、闇カジノと呼ばれる違法賭博店を舞台に、主人公ゲンがディーラーとなり、客や店側をイカサマにかけて金を巻き上げようとするのですが、その場の緊迫感たるや尋常ではありません。ミスれば「死」という状況の中、イカサマをどうやって成立させるか?読者をドキドキさせる演出が抜群にうまいのです。作画・吉田史朗さんの漫画はけっこう好きで、これまで『村上海賊の娘』『甲鉄城のカバネリ』など読んできましたが、いずれの作品でも「雰囲気」を持ってる主人公像が良いんですよねぇ。劇画すぎない、かといって今どきの画とも違う、画力のある作家さんだと思います。覚悟と胆力を感じさせる顔つきだったり、人物の表情が素晴らしいですね。あと、原作者の方も相当凄い人じゃないかと睨んでますが、検索しても情報が一切出てこないので何者なのか気になるところです。(誰かご存知でしたら教えてください) ちなみに、この作品タイトルを初めて見たとき、オッサン的には「女喰い」という往年のエロ作品を連想いたしました。ちょっとしたエロ要素を期待してた部分も正直ありましたが、いい意味で裏切られたというか、本格的なギャンブル漫画で逆に良かった感じがあります。日本でもカジノ法案ができて、これから盛り上がる題材かもしれないので、ヒットしてほしいですね。

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口福のひと

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「口福は幸福の素」をモットーにしている美野川愛は農水省のキャリア。省内一の才色(食)兼備の期待のホープが配属されたのはリストラルームかと思うような部署。けど、その部署には21世紀に日本人の食卓と健康を支える日本の伝統食を探すという壮大なプロジェクトがあって…

こっとん鉄丸 DX版

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街は服であふれかえり、誰もがみんなオシャレをしたがっている原宿を舞台に、主人公・山田鉄丸が幼い頃からの夢であるトップデザイナーになる為に、ずば抜けたファッションセンスを武器にやってきた! 夢に向かって突っ走りファッション界に旋風を巻き起こす!! ページ数増量のDX版として配信開始!

緋が走る DX版

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大学生の松本美咲は、無名の陶芸家だった亡き父・竜雪の後を継ぎ、陶芸の道に進む決意をする。美咲の父が遺した緋色の器を見た人間国宝・一柳陶王もライバル心を燃やす。一方、陶芸家に弟子入りした美咲は、練りの出来上がりで勘当されてしまった…! 萩が舞台の陶芸ロマン!

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緋が走る

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赤い靴はいた

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遠い昔のことではありません。あなたのおじいさん、おばあさんが若かった頃、戦争は、はじまりました。誰が悪いのでしょうか。何がいけなかったのでしょうか。どうして殺しあわなければいけなかったのでしょうか――。東京、沖縄、広島――戦火に見舞われた都市で失われたかけがえのない命。戦争により翻弄された庶民の哀しみを切実に描いた名編。

Vボーイ

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都井勇介は元気印の男の子。ドキュメンタリーを撮らせたら右に出る者はいない、と言われた名カメラマンを父に持つ。父の影響を受けてか、勇介は大のビデオカメラ好き。入学した高校でもビデオ研究部を作って、いつもビデオカメラ片手に駆け回る。早瀬真美は、高校入学を機に、東京で一人暮らしをすることになった女の子。偶然勇介の隣に住むことになって大迷惑……!? ビデオカメラ片手に、なんでも撮りまくる変なヤツ・勇介がまきおこす、ドタバタ学園コメディ!

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