面白かった! でも藤野さんが文倉くんに自分の作品についてファンを装って話してたのはドキドキしたし、これバレたら(単に感想聞きたかっただけなのかと)傷つくというか恥ずか死ぬからやめてあげてって思った。 そしてまさにそんなカミングアウトのとこで1巻終了。
※ネタバレを含むクチコミです。
<ログライン> 怠惰な大学生たちのくだらない日常。 <ここがオススメ!> 他人には決して安易にオススメできない『惰性67パーセント』w 微エロな「惰性67パーセント」が美大要素2%くらいで、ただただ怠惰な大学生たちのくだらない日常過ぎて笑う。 徐々にヒートアップするあり得ないレベルのラッキースケベと女性陣の恥じらいの低さに、コイツらの脳内はどうなってんだ?と思いながらも、つい読んじゃう。 疲れてる時でも元気な時でも、意味わからないくらい無限に読める。 とはいえども、読めとも読むなとも言えないし、読むなら自己責任というやつですが、めちゃくちゃ面白いし、めちゃくちゃ笑えるし、めちゃくちゃ惰性67%感あって、何も考えずに読める作品です。 でも、決して万人にオススメができる訳ではありませんw <この作品が好きなら……> ・シガレット&チェリー https://manba.co.jp/boards/89350 ・潮が舞い子が舞い https://manba.co.jp/boards/101462 ・波よ聞いてくれ https://manba.co.jp/boards/12851
独特な個性と勢いがあって印象的な作品だった。 名刺を渡す時は、ふつう字に指がかからないように持つし、「相手から見て文字が読める向き」に持って渡すものなので、そこだけ気になった。
史絵莉ちゃんの闇、母親から離れられない苦しさも、母親も子供から離れられなくて本当は苦しい胸の内もまだ経験してないけど、分かる気がする。 心の空虚感を自分自身で埋められた時に、親から本当の意味で自立をして、自分の人生を始めることが出来るのか。なんて事を思った。 決して、母親が嫌いになった訳じゃないんだよね。 史絵莉ちゃんも大輝くんも、自分の人生から、逃げずに向き合って偉いなと最後は、心打たれました。
面白い試みだと思った。広く知られている童話がベースにはなっているものの、想像以上に大胆なアレンジ(笑)が施されているため、先の展開が読めない楽しさがある。個人的には、原作のストーリーを踏まえつつ、視点を変えることでまったく違う物語に変化した〈シンデレラ〉が特に面白かった。
主人公は流行りのオシャレな喫茶店を開くことが夢でしたが、叔父から譲り受けたのはBGMがサザンオールスターズのみの愛煙家が集まるボロくて汚い喫茶店だったのです。しかし常連客の情熱に負けて嫌々ながら営業を続けていくうちに、サザンと昔ながらの喫茶店のよさに主人公も気づいていきます。 前にユーミンがインタビューで「一曲でも多く人々の記憶に残り、DNAに組み込まれるぐらいのところまでいくため(に今も活動している)」と言っていて、国民的スターはそんなことを考えてるんだと衝撃を受けたんですが、ユーミンもそうだけどサザンもすでにその域に到達してますよね。日本人でサザンを聞いて何も思わない人っていないですよ…!!私もこの漫画を読む前は「サザン?別に?」な感じでしたが、気づいたらサザンを聴きまくってる毎日です。まるでこの漫画の主人公のようだと自分でも思います。今、雑誌で読んでて一番楽しい漫画です。
3巻既読。 うすいしっぽ先生の笑いとか話のセンスが好き過ぎる。 全然飽きない展開とか最高。 話が動かなくても一コマ一コマが面白い🤣 生徒と教育実習生として出会ってから なぜか橘先生に惹かれて、生活を入れ替えて自分も橘先生の同僚として教師になった小田切先生。 そこを明かすまでが脅迫のようになってしまったけど、その後橘先生が自分の気持ちを認めたらもう後はひたすらお互いに溺愛で2人の愛情は安定(ヤキモチ燒くくらい)。 3巻までの個人的なハイライトは小田切先生が冷静になる為に橘先生の自宅から引っ越した先が「ずるい男に拾われました」の葉月さんが管理人のアパートだったこと。 大家さんのこと「いつも酒くさくて変な人」「すごいテキトーな人だし酒くさいし」って必ず酒くさい出てきて笑ったわ。葉月さん以外いないだろ🤣
ハムスターを飼っていたことがある人なら、「あるある!!」と知っているハムスター像とすり合わせ、ほのぼのできること間違い無し。 猫だとよくある感じなのに、ハムスターだと新鮮に感じる。不思議! ハムスターを飼い始めると、飼い主が野菜を買うようになるのはとてもよくわかる。 ハムスターのおしっこが臭いのもとてもよくわかる。 回し車は夜になるとよく回していた。消音タイプでもうるさかったけど、時代は変わったらしい。 読んでレビューを書こうとしているだけなのに、かつて飼っていたハムスター話をしたくなる。 だって、うちのコかわいかったんだもの!
「狐のお婿さん」で婚儀の舞で咲の相手だったのが蓮。 蓮が行き倒れたお店で働いていたのが狸の透。 狐が大切にされているここでは狸はタブー。 そんな2人が偶然出会って惹かれるまで。 (透は酔うと翌日全部忘れちゃうから進まないw) 本編の政樹だけゲスト出演。 狐には「狸は悪者」って教えが受け継がれているから蓮も最初は偏見あったし本編よりちょっと甘さ控えめ。
可愛かったー😻 政樹にずっと片思いしている狐の咲が頑張って人間の子供の姿になって居候しながら政樹に振り向いてもらうように頑張る。 この子供とケモミミのコンビネーションは最強! そして発情すると成長したイケメンのケモミミ狐に変化。 伝統で咲が神様に祝福されながら他の狐と結婚させられそうになるけどギリギリで政樹が引き止めてハピエン。 子供も狐もケモミミも可愛いしイケメン狐も出てきてどれも好きな私には読んでて楽しかった。
成り上がり、いい女を抱く。 有りていにいうと、そんな話でなんとも清々しい。 奴隷剣士だった主人公が脱獄し、その先で出会った吸血鬼に男として色々学んだ後(剣技とか性技とか)彼女のために国をつくることを誓う。 諸国を旅しながら見聞を広めつつ、困っている人がいれば助け、それがいい女だったら迷わず抱く。 それが、未亡人だろうと、娼婦だろうと構わず抱く。 このわかりやすくて、てっとりばやい感じが最高なんす。 相手が、未亡人だろうが、娼婦だろうが、奴隷だろうが、貴族だろうが、主人公のもつ謎の懐の広さで、女性陣を魅了していく。 それだけでなく、ストーリーが進むと国家の内紛に巻き込まれ、自身の目指す国づくりの足がかりにしていく野心的な国盗り要素もあって、これもまた読み応えがあります。 ほどばしる野心と性欲。 まさに漢の物語といえる作品です。
最高~~!!池沢くんと江口さんエロ~~!!そして可愛い~~!!二人ともまとめてエロい目で見ました。この二人のSEXY BODYでご飯3杯余裕で食えますありがとうございます。 自分の中高時代を思い出してはにやけました。最高だな学生って…すぐ近くにそういう対象がいる…それもたくさん…十人十色よりどりみどり…HAPPY…。 下心しかないラブコメ、とってもいいと思います。作者のmmk先生、涼風会長の憂なる日々の作画担当さんなんですね…どうりで見た瞬間好きだ…と思ったわけだ…。これからも追っかけて行きたい作品。
3巻まで読了。 表情、佇まい、言葉少なに話す台詞、表の顔と裏の顔を持つ人物たち。 それぞれのキャラクターが重ねてきた年齢分、豊富な経験値を活かして、スマートに事を運ぶ感じが心地よい。 現在に至るまでの経緯が徐々に明かされていく様子を見守るのもこのマンガを堪能する醍醐味かも?! 画も、素敵💓
和菓子、好きですか? 私はケーキなどの洋菓子も好きですが、和菓子には和菓子の魅力がありますよね。これを書いている今日も、どら焼きを食べました。あんこは体に良い成分がたっぷりなのも嬉しいところです。 本作は、和菓子職人となり将来は自分のお店を持つことを夢見ていた24歳の小百合の物語。彼女は、異世界にもうひとりの「聖女」と共にイレギュラーで同時召喚されてしまい、一生をそこで暮らしていくことに。公爵家のセリウス・ラティオールに助けられながら、新たな世界での新生活を始めていきます。 一般的な中世RPG風の世界観ですが、魔物の血によって汚染された地には作物ができず世界的に食糧難になっているというのが本作の特徴です。 そんな状況下で、小百合は厳しい祖父に受けた教えを胸に、家名に恥じないよう自分にできることをなしていこうとします。小百合が基本的に素直で優しくて努力家という好感度の高い主人公で、推せます。 「異世界×和菓子」と聞いたら「1話から和菓子を作って異世界の人が気に入り感動〜」的なストーリーを想像しそうですが、本作ではそのような事情もあり、まずは元の世界での和菓子の材料に相当するものを探すところから始めていきます。そうした、地に足がついている丁寧な作劇に魅力を感じます。 食うに困っている民衆が多くいる世界で、甘い和菓子を頬張って幸せを噛み締める子供や老婆の姿には心が温まります。美味しいものをお腹いっぱい食べられるというのは、当たり前ではなく感謝すべき大いなる幸福なんですよね。 そして、本作のもうひとつの軸が、小百合とセリウスの関係です。こちらも一足飛びで男女の仲になるわけではなく、セリウスが自分にとって異性と関係を築く上で致命的であると思っていたポイントが、小百合にだけは当てはまらず特別な存在であることが解っていくなど少しずつ段階を経ていきます。 柔らかで優しいコミュニケーションを通して徐々に仲が深まっていく様子が何とも言えず微笑ましく、応援したい気持ちにさせられます。 大きな物語としては、クセのあるもうひとりの「聖女」の動向やおまけ扱いであった小百合に秘められたものなどもあり、お話の引きとなっています。 カバー下もとてもかわいく、和菓子好きとしては応援したくなる作品です。
言葉で語り尽くせない程の、ギュッと心を鷲掴みにされる漫画。
夢枕獏さんによる戯曲「楊貴妃の晩餐」に叶松谷さんが器を作り天野喜孝さんがイラストを添えた豪華なコラボレーションを原案として、『きみを死なせないための物語』にも協力されていた中澤泉汰さんが精妙な絵でコミカライズを果たした作品です。 「あなたの四神はどこから?」 という話題が一時期流行っていましたが(私は『幽☆遊☆白書』です)、本作はやがて王の妃となり楊貴妃と呼ばれる楊玉環(ようぎょくかん)が朱雀・玄武・白虎・青龍の四頭の聖なる獣たちが人間となった姿と関係していく物語です。 何しろ世界三大美女である楊貴妃が主人公。となれば、マンガ化するにあたってはその美しさをヴィジュアルで表現する必要があります。その点で、中澤泉汰さんが見事に楊貴妃の美しさを絵で表現していることは単行本の表紙からも一目瞭然でしょう。着飾っている姿はもちろんですが、ひとりになって弛緩した瞬間の髪を結っている所作なども非常に艶やかで美しいです。 また、楊貴妃のみならず物語の主軸である四神が人へとなった姿もまた麗しく、複数人の美形男子と運命性を感じさせる関係を連ねていくのは少女マンガとしてとても強い部分です。 彼らがどんな人物となっているのかは読み進めていくと解りますが、歴史的には非常に著名な人物たちの競演となるので、ある種『Fate』シリーズ的な楽しみもあります。 幼くして本当の両親を喪ってしまった上に、自由意志を持てず命じられるがままで、常に男たちの欲望に晒される玉環の運命は過酷なものですが、それ故に引き立つものもあります。今を生きる人にも共感されるところは多分にあるのではないでしょうか。 戦後すぐに生まれ伝奇的な作品を得意とする夢枕獏さんの傑出した想像力が生み出す魅力は、今読んでも損なわれません。 中華ファンタジーが好きな方、美麗な絵で描かれる恋愛譚が読みたい方、複数の美形が登場する作品に興味がある方に強くお薦めします。 余談ですが、スペシャルサンクスの中に菅野文さんのお名前があったことに「おお!」となりました。
昔の日本人は栄養の問題なのか、今より平均身長が低かった。 と、いうのは聞いたことあったが、そこにフォーカスして描かれた歴史漫画が本作。 なかなか稀有な作品。 主人公長谷川は身長180センチ以上ある巨漢。 ひょんなことで過去にタイムスリップしてしまい、自身のタッパを活かして無双する流れ。 昔は平均身長150センチくらいだったから、ちょうど大人と子供くらいの体格差なんで、有利に働くというわけだ。 歴史の流れをかいつまみながら、歴史的な名将たちの身長も知れて、これがなかなか面白い。 武田信玄とか上杉謙信とか、意外と小さい。 個人的に推し武将の一人である山縣昌景がめっちゃちっちゃいのがウケた。 基本、体格差でゴリ押しする展開だが、昔にも長谷川と同じくらい、もしくはそれ以上の身長をもつ武将もあらわれ、ギャグだけでなく、きちんとバトルしているのも特徴。 歴史も、ただなぞるだけでなく、長谷川がきたことで改変されてしまう仕掛けもあって、先が読みにくいのも良かったです。 ただ、全3巻と短命なのが惜しい。 長谷川が成り上がるさまを、もっとみたかったと、素直に思える作品でした。
近藤ようこ先生の坂口安吾原作シリーズの第2弾。後書きによると原作は坂口安吾ファンに人気があるそうです。前作「夜長姫と耳男」と同じく残忍な美女に振り回される男の話なんですが、こっちの方がもっとグロテスクかも…。不気味だけどなぜか見惚れてしまうシーンの連続で、これは原作でどう表現されてるのか読み比べてみたくなりました。これから桜を見たらこの話を思い出しそうです。
1話目連載コンペの作品だと知らずに読んでしまった… だれか…今すぐ続きを読ませてくれ〜…泣
恋愛脳な女がひょんなことからボクシングの才能を見出され、彼氏を寝取られた恨みとジムの経営者と付き合いたい一心でプロにまでのぼり詰める話。動機はちょっとアレだけど、最終的に彼女にとってボクシングがなにより大事なものになっていたのが良かった。
自意識〜!!自意識自意識〜!!ってなりました。揶揄してるわけではないです。しっかり刺さりました。 1人が楽だから1人でいるんだしという振る舞い方をする井東と、思ったことをそのまま口にしてしまう谷口。 正反対な2人なのに、学校というコミュニティだと同じ括りになってしまうんですね。 空気読めない、ぼっち、コミュ障……自分で書いてて辛くなります。どの方向に振れてようが、はみ出したものはすべてなかったものになるのが学校。 でも、はみ出したものを受け入れられない奴らもコミュニケーションできてないんですよね。勝手に腹を立てて気味悪がって排除してしまう側もコミュ障(嫌いな言い方だけど)。 ハブられた側もハブった側もリアルにダサく描いてるのがいいなあと思いました。
西村マリコさん、作品『帰らないおじさん』しか書いてなかったけど『部長は少女漫画家』もあるじゃないですか!(単著じゃないからかな) ルポ漫画もめっちゃ面白いです。めちゃくちゃ水飲んでるの笑った。 『僕が死ぬだけの百物語』の作者の方と高校時代からの親友というつながりもアツい。 ルポ漫画は新人勉強会と感謝祭について描かれていたけど、続きもあるのかな。もっと読みたいです。
テンション高めに感じるタイトル。 読んでみたら、第一話から意味がわからない。 スコップから繰り出される妙技の数々に、姫は決めた。 「究極」を意味する形容詞はスコップにしようと。 子供を作ることは「スコップ(動詞)」だったり、テンション高いままに、スコップとアランにハマっていく姫は、いったいどうしてしまったんだろう。 父王亡き後、偽物に取り代わられたことで、たいへん追い詰められていたんだろうか。 姫のテンションが、おかしくておもしろい漫画と思う。
推しがいる人で「なんで推しがこんな目に合わなきゃいけないの?」とか「推しにはもっと幸せになってほしい」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。 この作品はそんな不遇な扱いをされる推しの為に奔走するオタクの話です。 この作品の主人公であるヘスティアは有能ですが、推しのためなら結構ムチャをします。 そして自分の利益は考えず、推しの幸せには何が必要かそして何が邪魔か考え実行できる能力と胆力があります。 そんな主人公に当の推しであるカエルスは小説の世界の人なのでそんな推しだとかの概念すら知りませんのでもちろん怪しまれます。 しかしある理由で憔悴しているため主人公がそばにいることを許して共にいることとなります。 小説の内容を利用し推しの為に一途に奔走する主人公とそんな主人公の姿を見て徐々に絆されていく推し。 復讐要素もありつつ、二人の関係の変化にも目が離せない内容です!
原作者さんは「ダメスキル【自動機能】が覚醒しました~あれ、ギルドのスカウトの皆さん、俺を「いらない」って言ってませんでした?~」の方と同じです。 こちらも奇想天外な展開と、読みやすいコミカライズでおもしろいです。 呪具師は、不人気な職業といっても、突き詰めたら無双できる職業だったという、まあ、よくある展開です。 無自覚な無双に加え、デザインセンス以外他者評価に対する意識が海峡の底よりも低いというアンバランスさがあります。 そして、主人公は職を突き詰めた結果、解呪しないと外れない以外、おおきなデメリットが薄い道具(デザインセンスは独特)ばかり開発しています。 変わった設定と思って読んでいたら、どうやらそれ以外でもなさそうな感じが、かつて所属していたSランクパーティから漂っています。 どうなるのかなというストーリーのおもしろさと、愛嬌のある主人公やヒロインたちが魅力的です。 よくある設定から、続きを読みたくなる作品を生み出せるのはすごいですね。
この作品に抱く感情はまだ言葉にしたくないし、できないと思う。他者は他者であると強く思いながらも「呪縛」なるものが私のなかにもあって、それさえも自分を形づくるものであることに嫌気が差す。 この作品には、ほんの少しの違和感を肯定してくれる言葉がある。繰り返し、時間をかけて読みたい。
北御門皇臥と名乗る、由緒ある陰陽師だという男。 小学校の頃、親の職業を発表する際、「陰陽師」と正直に言って周囲から辛い視線を送られたことで、陰陽師が普通でない職と気づいた。 名字は北御門といかついが、本当の名前は普通。嫁は皇臥と読んでくれるが、母親は本名で呼ぶ。 仕事柄、キラキラネームのほうがやりやすいらしい。陰陽師って、大変。 おまけに、物語では今まで人に譲っていた苦手なことをどんどんやらされている。 養う人が一人増えたからと、鬼嫁は言う。 彼の設定が一つずつ明らかになるにつれて、おもしろいなあと思ってしまう。 悪人になりきれない母も良い性格をしている。 あと、異常なほど知識を吸収したがり、どんどんと覚えていく主人公(嫁)も実は変わっている。 貧乏性設定のせいで、姑の嫌がらせが嫌がらせになりきらなかったりする。 読んでいると、話が飛んでいるような気がすることがあるのだけど、原作小説だとその穴が埋まっているんだろうか。
まず初めに最初は自分もあんまりだなと思ってました。 デスゲーム系の雰囲気で1つ目のゲームというか戦いが終わってもピンとはこなかったです。 なんか矛盾やツッコミどころが多くて脱落する人も多かったですし、私もその一人でした。 しかし、期間を空けて別の作品ついでに今どんな感じかなと冷やかし程度に見に行ったらそこは最初とは全く違っていました。 まずキャラが格段に魅力的になっています!敵も味方もです。 おまけは絶対に見てください。 見ないと後悔するレベルでおまけのギャグセンスが高くて、大体3ページくらいなのに満足度が高いです。 結構重要な情報では?と思わせる話も何でもないことかのように出てきます。 次にストーリーです。 最初は矛盾が多いと感じた部分が進むにつれて回収されていきます。 その上で新たな謎が出てくるので複雑になりすぎず楽しめます。 せめて信長が出てくるとこまで読んでほしい… この作品は基本、人側が不利なデスゲームをどうやって勝利するかのバトルです。 力勝負では絶対に勝てない相手には死亡の条件があり、それが達成されればいくら強い敵が相手でも勝つことができます。 味方と力を合わせて勝利への糸筋を見つける、そんな物語です。 ジャンプラで一気見できるのでぜひ見てください!
『隕石少女』や『餓天使』の石山り〜ちさんが手がける新作です。 音楽で売れてやると家を飛び出した息子は、10年後に再会したときには遺体に。遺されていたのは生まれつき全盲の孫娘・光(ひかり)。光はに「自分の音楽で世界を一つにする」という父親の目標を継いで、目が見えないながらギターの道を邁進しようとします。 自分も音楽をやっていながら、親に売られて軍属になったことで道半ばで夢が潰えたことで息子にも厳しく当たっていたことを悔いる主人公・雷蔵と、幼いながらにギターの天賦の才の片鱗を見せる光の祖父と孫娘。 このふたりの関係性だけでも一本物語として成立していてそのまま読みたいくらいですが、そこは石山り〜ちさん。 本作はそこからタイトル通り「終末」が襲ってきます。突如襲来した謎の宇宙人によって人類は大規模な攻撃を受け、地上は大変なことに。 ハートフル家族ドラマ×音楽×ポストアポカリプス。 贅沢な三色丼のような作品です。 ポイントは、雷蔵が孫の光の夢を壊してしまわぬよう地上の惨状には気付かせないようにして、何事もなかったかのように振る舞い続けるところです。元気で奔放ですがギターにひたむきな光は守ってあげたい魅力があり、雷蔵の気持ちにも共感します。不器用な性格でありながら、孫愛溢れる雷蔵の姿にも心が和みます。 一方で、襲来する宇宙人たちのえげつない攻撃能力の高さからサスペンス性の強さもあり、しかし彼らにもどうやら弱点はあるようで、そこを突きながら上手く切り抜けていこうとするシーンも見ものです。 徐々に尽きていくであろう水や食料やその他ライフラインをどのように確保し、どのようにわたり合っていくのか。 他の生存者との関わりや、彼らに待ち受ける最終的な運命など目が離せない作品です。願わくば、終わった世界であっても、最後の瞬間には最高の音色を光が奏でて欲しいなと。
池沢という男子は、女子の胸をからかってニヤニヤして、怒られると「褒めてるのに」と返すような典型的なカス…なんだけど、からかわれていた女子・江口さんも池沢くんを「そういう目」で見ていることがわかり池沢くんがびっくりして怒ると、「褒めてるのに…」と真顔で返す、というどっちもどっちなラブコメ。見られる側の気持ちがわかってよかったね。
スネに傷があるような囚人たちが、年に1度の「おせち料理」をかけて自慢の飯バナをする。 そして、一番美味しそうな話をした人が、他の人のおせち料理を1つもらえるという飯バナバトル漫画。 設定がとにかく面白い。 まず、囚人というところ。 本作にも記載あるが、とにかく彼らは食事以外に楽しみがない。 別に、刑務所の料理が特段美味しいわけでもなく、なんなら白米100%ではなく麦が入ったり、貧相なものだったりする。 そんな極限状態で、昔シャバで食べ、塀の中ではなかなか食べれない料理を情感たっぷりに伝える様が、滑稽だったりする。 そして、その語る料理が、ありふれた平凡な料理なのに、心ときめく様が非常に共感できる。 たぶん、地球最後の日に食べたい料理は? と言われて、きっと多くの人が馴染みのあるものを選択すると思うが、それに近しい感じ。 読んでて、あーこういうのでいいんだよって気分になる。 何より男くさい感じが、読んでて惹かれる。 ご飯というより、飯!って感じ。 グルメ漫画の巨匠と呼ばれるだけのパワーある作品です。
前の巻で旅に出て終わったような気がもするが出来立てのラーメンのように熱い男万吉の年齢が2歳あがってるから一応二年後が舞台だと思う。内容はまたギアが上がってより展開が無茶苦茶になっていた。ヒロインのあややが一番やばそう
最初の一話で違う人物をとりあげているからどういうふうに進むのかな楽しみにしていたがやはり小林まことのマンガは面白すぎるの一言しかないね。 柔道マンガ、人間模様マンガとして素晴らしいが長年小林まことのマンガを読んでる俺とてしては、小林まことのギャグが随所にありたまらない。教習所のあたりは初めて読む人には全くわからんと思うし説明するセリフもない。ただあの教習所の教官の顔見たらそうだよなとか、1巻の最後の方に新聞を読んでる男のシーンは2巻への期待を盛り上げすぎだろと思いながら読み終えた
めっちゃ良いお話です
週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位、MRC大賞2022第1位、 2023年本屋大賞 7位受賞など、高い評価を受ける夕木春央さんの『方舟』。 そのコミカライズを『誰かを呪わずにいられないこの世界で』の木場健介さんが構成、「5人の内、誰が死ぬか」の悠木星人さんが作画という形で行なっている作品です。 私は『方舟』は原作既読で楽しんでいたので原作との違いを楽しむ方向性で読んでいますが、「5人の内、誰が死ぬか」も良い短編サスペンスだったのでマンガ化にはぴったりだなと思いました。 『方舟』はいわゆるクローズドサークルで、若い男女が閉鎖空間の中から脱出できない状況に陥り、その中で事件が起こっていくタイプのミステリです。 この手の作品は大学生グループが多いのですが、本作の主人公たちは大学で繋がりを持った社会人です。それによって特徴となっているのが、主人公が大学時代から好意を抱いていたヒロイン的ポジションの女性が既に別の人物の人妻になっているという点。いわゆるBSS的な要素も入っており、そこもある種他の同系統の作品とは異なる見所となっています。 たくさんの名作が書かれてきたジャンルですが、そこでこの評価を受けるだけの理由はしっかりと存在する作品です。連載部分では遂に犯人が明かされるところまで描かれており、単行本を読んで続きが気になってもマンガUP!で読むことができるので親切です。 エンターテインメント性の強い設定なのでマンガにしても面白いだろうなと思いながら読んでいましたが、キャラクター含めおおよそイメージしていた通りにコミカライズされています。 普段小説は読まないという人も、推理系やサスペンス系のマンガが好きな方であれば間違いなく楽しめるでしょう。ぜひ、最後まで見届けて欲しいです。
仕事の描写が結構あって恋愛とのバランスが良いなと思った。 遊び人の朝倉がなんで同期の山下に同性でも関係ないほど惹かれたのかよく分からなかった。 山下の元カレは無いわー。元カノも浮気して子供までデキるって相当だけど。 そんな過去があれば朝倉に応えるのも覚悟が必要だよなー。 ただ、音楽やって商社マンで元遊び人、これだけ揃ってたら 現実なら終わりが見えていると思うからこれは素敵なファンタジーだった😅 あと2人ともちゃんと男性だった。ナヨッとしてない、というか。
お父さんに、天藍(てんらん)と言う名の小3の男の子と1ヶ月一緒に住んでくれと言われた娘の誠。 天藍くん、小学生で影のある男の子だなぁ〜 そして誠と天藍の、会話が相性良さそうで読んでいて楽しい。 まだ小さい天藍くん、口調も考えも大人びてて(無理してる感もあるのか)小さな騎士の様でかっ こいいなと思ってしまうけど。。 この1ヶ月、何が起きて、何を感じて、どんな夏になるのだろう。 切なさ悲しさを抱えて見える天藍くんが楽しい日々で溢れると良いな。
兄弟のように育ってきたユノとキリエが結婚することに。 同性婚できるし長男でもないからとにかく平和な世界で2人の間に邪魔が入らないのが良い。 (ユノの同郷の人たちが突然現れたけど、深刻にならずに退散したし) ユノはずっとキリエに片思いしていたけど、キリエがその気持ちに追いつくまで、気づくまで、の微妙なすれ違いもイライラせずに読めた。 両思いになってからの新婚旅行もラブラブだしすれ違いも相手を思うが故。 異国風の設定も良かったしイラストもキレイ、楽しく読めました。
生前の遺産相続に突然巻き込まれる受験生の透。 突然叔父だと現れた塾講師の月谷は講師の時とは違って破天荒。 同居することになったけど、めちゃくちゃな中にも人間愛があって 他の親族と違って金で態度を変えない。 そんな2人が惹かれあっていく様子と赤掛家の過去がちょっとサスペンス風味で面白かった。 流石はこん炉先生、月谷が色っぽい😍
可愛い女の子が底辺おじさんがハマるような趣味をやってるという、最近の流行である作風なのだが 「食」という生活に密着してハードルの低い分野で、注意書きも一切無いので正直恐怖の方が勝る。 自分も結構食べる方だが、30越えてからは多少なりとも控えめになったが、21で運動量も少ない女性がこんなん10年後に一気に来るというのが容易に想像できてしまう。 ハッキリ言えばもちづきさんがやっているのは「緩やかな自殺」レベルの暴食なので、ここまで来てるとむしろ中年男性がやってる方が遠慮なく笑える。 ひでえ事言ってるけど、「中年男性の自殺姿は笑えても、かわいい女の子の自殺姿を見て笑うことはできない」のだ。 とはいえ暴食に心を囚われ不健康な生活を送ってる人にとって、ここまでではないにしても己を顧みる切っ掛けになりえる狂った生活描写は見事で、逆説的に食事に対する節制や再考を推奨していると言えなくもない。 そういう方向性ならむしろ吾妻ひでお氏のアル中病棟のように、数年後に作者が死亡するか、もちづきさんが入院して暴食を強制的に楽しめない終わりが似合うだろうけど、流石にそんなもん見たくないので、どういう終わりを迎えるのかすごく気になってる。
面白かった! でも藤野さんが文倉くんに自分の作品についてファンを装って話してたのはドキドキしたし、これバレたら(単に感想聞きたかっただけなのかと)傷つくというか恥ずか死ぬからやめてあげてって思った。 そしてまさにそんなカミングアウトのとこで1巻終了。