菜~ふたたび~
総天然色(オールカラー)で堪能する、彩(いろ)あざやかな日本の四季<美麗保存版>。世界で一番愛しい妻との恋の物語。「菜に会いたい。もう一度、『菜』を描いていきたいと思った」わたせせいぞう完全新作!!夫婦で恋愛してますか。耕平と菜を主人公に、日本の美しい風物をちりばめながら、家族の情景を鮮やかに描き出す物語。これは彼らと、新しく生まれた娘との歳時記であり、もしくは妻時記、そして菜時記である。
どんぐりの家
田崎夫婦に圭子という女の子が誕生した。しかし発育が悪く、言葉らしい言葉を喋らない圭子に不安を抱いた母親は、2歳3か月になった圭子を医者に連れていくことにする。そこで圭子には知的障害と聴覚障害があると診断され……(第1話)。▼4歳になった圭子は、両親と共にろう学校の幼稚部に通い始める。同じクラスに清という少年がいたのだが、ある日ぱったりと登校しなくなってしまった。そして一週間後、再び幼稚部に現れた清と母親は……(第2話)。▼自分でスプーンを使って食事ができるようになった圭子。一方、清の家では、清を施設にいれようという話が持ち上がる。しかし夕焼けを見ようとしている清を見た母親は、もっと清と話をしてみたいという気持ちになる。その夜、家族で話し合い、清を施設には入れないと宣言する(第3話)。
しばいたろか
ヤクザ顔、イカツい体型、威圧感、ケンカの腕は超一流!!そんな転校生・薬田大吾、自称「やっくん」。その風貌とは裏腹に、ファンシーな世界を愛し、同級生に想いを寄せる青年であった。彼の優しさは見た目に左右され、他人には誤解を生むばかり。転校早々、学校のボス・刈屋に目をつけられたやっくん。ケンカと花壇、その関係とはいったい……!?
駅員ジョニー
元・高校球児の主人公「ジョニー」こと松田丈二が、野球に未練を残しながら、高卒後、「神急電鉄」に就職し、さまざまな経験を経て、鉄道員として生きていく決意をする。普段知りえない鉄道内部の出来事を克明に描く、鉄道員になりたい、鉄道のことを知りたいあなた必見!!リアル鉄道漫画。
かんとく
校長から家を借りたばかりに、乗り気のしないまま野球部の監督になることになってしまった、スーさんこと鈴木先生。甲子園とは全く無縁、ごく普通の球児たちと、彼らに一喜一憂させられる監督、そして高校野球を取り巻く人間模様を描く!!
ヤングマン
明治17年、富士山麓。霊明寺の予言者・お仙は、水晶玉の中に比類なき魔物の姿を見た!!しかし、その水晶玉は魔物を我がものとせんと目論む道士・権助の手に落ちてしまう。一方、お仙の弟子・五郎は、その魔物の正体を明らかにしようと欲望渦巻く明治の横浜へ旅立つ。横浜の町にたどり着いた五郎は、生まれてから17年間山篭りをしていたため、見るもの全てにカルチャーショックを受け…!?六田登が科学文明と人間の関わりを描いた意欲作!!
DO-P-KAN
青春ロケット発射!!『バリバリ伝説』『頭文字D』などのビッグヒットを放ちつづける“青春クリエイター”しげの秀一が描き出す、高校アスリート&ラブストーリー!南陵(なんりょう)高校陸上部の北村高志(たかし)は、同じ陸上部の親友・池田典明(=ノリ)のカノジョ・工藤晶(しょう)のことをひそかに想っていた。しかしその美少女が、「実はほかに好きな人がいる」と打ち明けてきて……!?恋に部活に、誰よりマジな陸上部員たちの青春物語――ハッシャ!!
花冠のマドンナ
没落貴族の娘・レオノーラは、剣術が得意な銀髪の少女。レオノーラは町の権力者と結婚することになるが、この結婚にはイタリアの古い伝説にまつわる陰謀が隠されていた…。「エメラルドの獅子と名づけられた宝剣を手にしたものが、イタリアの王になる」。ルネッサンスの天才や野心家たちが、宝剣を求め奔走する傑作歴史ファンタジー!!
4番サード
“ミスタージャイアンツ”長嶋茂雄と同姓同名というだけで、野球下手なのに4番バッターにまつりあげられてしまった長島茂雄。彼は偶然見つけたスポーツ用品店で、どんなボールでも打てる「神様のバット」を手に入れるが……どんな球でも打てる“神様のバット”を手に入れた野球少年は?手のひらサイズの名探偵はどんな難問に挑むのか?など、日常生活から外れた不思議なできごとを描いた作品を集めたアンソロジー。
KIRARA
さあ、始めよう!!世界に1つしかない恋のお話。この恋のお話には、資格がいるんです。それは、「自分が好きッ」っていうこと。自分が好きだから、相手をもっと好きになれる。そんな想いをきららとこんぺーと一緒に体験してみてください!この世でたった一人の大切な相手に気が付くまで…。時には、ちょっとエッチな雰囲気でドキドキするかも。ほら、ウェデイングベルが聞こえるでしょう?でも、結婚式の当日、二人を引き裂く出来事が…。唯登詩樹が贈るラブ&ファンタジーの傑作!!
小学生のとき、教室に置いてあったことが強く記憶に残っています。ただ内容については、印象的なシーンを断片的に覚えているというだけでした。 いま読むと、確かにこれは平凡な小学生が読むには少々ハードルが高いかと思う。しかし、そこ(教室)にあったというだけで強烈な印象を私の記憶に残したのも事実。そしてこうして大人になってからちゃんと読んでみようと思えたこと、当時の担任の先生には感謝したい。 身体的・精神的に関わらず、障害を持つ人に対して、彼らは生きてくうえで何が“出来ない”のかに焦点を当てがちである。しかし本書では、彼らには何が“出来る”かを一緒に考えることが大事であると教えてくれます。 そして何より、著者の山本おさむ先生も実際にどんぐりの家を立ち上げる支援者の1人であり、当事者に近い目線で描いているからこその圧倒的リアリティ。 一文字も見逃さずにとは言わない。パラ見でもいいから、若い人がこの本に触れる機会が増えると良いなと思います。