ネコと鴎の王冠(クローネ)
大麦、ホップ、水。3つの材料から豊かな文化を築き上げてきたビール作りの物語、それが『ネコと鴎の王冠(クローネ)』。一風変わった題名の作品ですが、「ネコ」と「鴎」は主人公の男女をイメージしたもの。そして、少し高い位置からビールを注ぐと、美しい泡の王冠(クローネ)が生まれます。物語の舞台はダッハカンマー醸造所。見習い(アツビ)として働くクロウ・アイダは幼なじみのアンナ・ヴィンターとともに、職人(ゲゼレ)、そして親方(マイスター)になるべく、ビール作りを学び始めました。空港のビアホール、巨大なビール釜、純粋令、民族衣装(ディアンドル)、旧式の打栓機や麦芽の買い付けにいたるまで――。クロウとアンナといっしょに、ビールにまつわる大きな文化をひとつひとつ学んでいきましょう。そして、意外なことに、ふたりのお話はこの1冊でひとまずおしまい。物語は新しい主人公を迎えた続編『キツネと熊の王冠(クローネ)』へと続いていきます。そう、この連載には『王冠(クローネ)』シリーズとして主人公が移り変わりながら、さまざまな醸造所、さまざまな時代、さまざまなビール作りを描き連ねていく、連作形式となる計画があるのです。
碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-
現代から約3500年前、古代エジプト。男性が王座につくことが当たり前だった時代に、女ファラオとして国を治めたハトシェプストという人物がいた。“男装の女王”と謳われるほど、強く気高く生きた彼女の激動の生涯、その幕が、いま上がる! 新鋭・犬童千絵が鮮やかに描き出す、古代エジプトの風景とそこに暮らす人々、そして自ら運命を切りひらいたひとりの女性。漫画誌ハルタで連載中のヒストリカル・ロマン、待望の第1巻!
王の獣~掩蔽のアルカナ~
男装の獣人少女×皇子 皇宮ファンタジー! 大ヒット作『黎明のアルカナ』の世界を受け継ぐ―― 新たなる物語! 半人半獣の希少種―― 亜人。彼らは人間に虐げられ、支配されていた。亜人の少女・藍月は男と偽り第四皇子・天耀の“従獣”として皇宮に参内する。すべては弟の敵… 天耀を暗殺するために。「この地獄のような世界で…まだ喜びに震えることができる。この男を殺せる… 待ち望んだ機会に――!」しかし藍月が見たのは、天耀の意外な素顔で…! 美しき獣が世界に挑む、新幻想叙事詩、開幕!! 巻末には前作『水神の生贄』の最終回のその後を描いた特別編も収録。
KING BOTTOM
体操界の神に愛されつつ、存在をすっかり忘れられてた男、体操界に参上!!!生粋のいじめられっ子黒羽ハネルの生きがいは女子体操部の練習をのぞき見すること!罪悪感はあるけどヤメられない。そんなダサい日々がこれからも続くはずだった―――。