あらすじ太平洋の熱き焦点。それは、「大和」の艦内にて目覚めを待つ原子爆弾!!草加(くさか)の計画を阻止するため、角松(かどまつ)率いる強襲部隊は「大和」へ強襲着艦。あと数時間が、この大戦のヤマとなる……。強い、そして激しい予感が角松の胸を焦がしていた!!そして同じ頃――。“核”と「みらい」の存在を知ったホワイトハウスは揺れていた。環太平洋のすべての視線。それらはいま、「大和」、たったひとつに注がれる!!
数年後に迫る破局的な結末を知り歴史の改変に動く草加と、その考えを深層で理解しつつも歴史改変に抵抗感を覚え、仲間を守りつつ別の方策で解決を図らずを得ない角松のジレンマが見事に描写され、ストーリーに深みを与えています。いざ自分が同じ立場に立たされたとしたら、どう行動するだろうか…と深く考えさせられる作品です。