あらすじ我、「大和(やまと)」に潜入せり。――あまたの犠牲を乗り越え、単艦航行を続ける「大和」に乗艦した「みらい」クルー。目的はただひとつ、《草加(くさか)の原爆を葬ること》!!一方、大統領の直命により、事実上の指揮官として戦線に復帰したカーネル。彼は「みらい」の弱点を看破し、勝負に出るが……!?
数年後に迫る破局的な結末を知り歴史の改変に動く草加と、その考えを深層で理解しつつも歴史改変に抵抗感を覚え、仲間を守りつつ別の方策で解決を図らずを得ない角松のジレンマが見事に描写され、ストーリーに深みを与えています。いざ自分が同じ立場に立たされたとしたら、どう行動するだろうか…と深く考えさせられる作品です。