昭和30年7月。水上真理雄をはじめ、凶悪犯とされる6人の少年たちが、湘南特別少年院に送られてきた。教官から虫ケラのように扱われ、屈辱的な身体検査を受けた後、彼らは二舎六房という部屋に入れられる。そこには桜木六郎太という年長者がいて…。俺たちは生き残る。いつか必ず外(シャバ)に出る!昭和30年、湘南特別少年院の二舎六房に入れられた7人の少年たちを描く、壮絶な時代の青春群像!!
少年刑務所出身の松田天はとあるコーヒー屋に腕貸しの広告をはって3日めになるものの、依頼がなく困っていた。そんなとき、ストーカー男に困っているというべっぴんな女性から依頼が来る。相手は自分の嫌いな裁判官ときき、恨みのある天は大いに燃える。周りはこの依頼者には裏がありそうで怪しいと言うが、天は「先に頼んできたほうの味方や。どっちが良い悪いかなど関係ない」と言い捨てる。そしていよいよ指定されたホテルに潜入し、成功するが…。
仕事も恋も上手くいかない平凡なサラリーマン・鈴森一郎は魔女イスメラルダから秘術を授けられる。「球を棒で自由自在に思った所に打つ術」を得た一郎は、今までの生活から一変、プロ野球の世界へ足を踏み入れる――!
殺人という無実の罪を着せられ、「逃亡者」となって戦うことを決意した男。複雑な人間関係とスリリングな展開が織り成す、新感覚ヒーロードラマ!!永遠の名作!!
昭和三十年代、新宿に愚連隊の神様と呼ばれる男がいた。彼の名は万寿十一。鹿十の直こと矢部直也は万寿のもとで任侠道を学ぶこととなった。――俺たち任侠は最初から命を捨てている…。だからいちいち覚悟なんか決める必要はないんだ―――。
17年前、託児所の前に男の子が捨てられていた。その小さな手に握られていたのは、2の目に1匹の虎が坐る古びた賽(さい)。遥か昔のインドで祈りをこめて造られた、摩訶不思議な象牙の賽である。現在高校生になった翔は、放課後、託児所「ニコニコ園」で働いている。ある日、その「ニコニコ園」で小さなトラブルが起こり…!?賭博の女神・アプサラスの名を冠した幸運のサイコロを持つ翔の、正義のための闘いが始まる!!