大日自動車総務部総務課の山口六平太は一見、うだつの上がらないサラリーマン。だが、本当はどんな難問も解決するスーパーマンだ。とぼけた顔とたばこクルッの秘技を持つ六平太。今日も何でも引き受けます!総務という会社の要に所属する六平太の姿を通し、どこにでもある日本の会社社会の姿を描いた、サラリーマン傑作マンガ!!
▼第1話/ぶらんこの夜 ▼第2話/激動の始まり ▼第3話/新たな胎動 ▼第4話/静かな転換 ▼第5話/第3の男 ▼第6話/山、動く ▼第7話/資質と器 ▼第8話/労働意欲と志 ▼第9話/コンペは踊る ▼第10話/一面の花畑 ▼第11話/ありがとう。 ●登場人物/小池幸太郎(大江戸食品の窓際社員)、花輪(大江戸食品の宣伝課社員)、俵堂社長(大江戸食品のワンマン社長)、俵堂美波(社長夫人)、神田しの(宣伝課の女性社員)、俵堂俊作(社長の息子)、麦岡(副社長) ●あらすじ/大江戸食品の宣伝課で、いつものように課長の小池さんいびりが始まった。窓際とはいえ、際限のない陰険ないじめに同じ課の花輪は怒りをあらわにするが、誰も気に留めない。見かねた花輪は小池さんを飲みに誘い、なぜ何も言い返さないのかと憤りをぶつける。しかし、その後小池さんの口から語られた話に、花輪は度肝を抜かれるのだった!(第1話)
下町の脇田ゴルフ練習場に、トーナメントに出場しているプロゴルファーがレッスンプロとしてやってきた。といっても、その男、織部金次郎は17年間で1勝もできないまま。だが思いやりにあふれ、練習場で腰を痛めた勝田の背中に、他人に見られなくない入れ墨があることを知るや、自分で背負って自宅まで送っていくほどだった──。中年プロゴルファー、織金こと織部金次郎が、周囲の人々に支えられながらトーナメントに挑戦していく姿を描くペーソスあふれる物語。原作者・武田鉄矢自身の監督・主演で映画化もされた。
映画「男はつらいよ」がコミックでよみがえる! テキ屋稼業の寅さん、可愛い妹のさくら、おいちゃん、おばちゃん、みんなみんな大集合!
戦争を知らない世代にむけて、1945年8月15日を18名の漫画家の記憶で振り返る。「この本は、その時代を生き、戦争を肌で感じた我々仲間達の、昭和二十年八月十五日の記録である。戦う日本が平和な日本に生まれ変わったその日、その時、それぞれが何処に居て何を考え、何をしていたか。戦禍をくぐって今日まで生き延びた人々のそれぞれのドラマティックな一日を描いた作品は、その一つ一つが平和な世界への道標のような気がする。我々の趣旨に賛同し、それぞれ、絵や文章を寄せて下さった戦後生まれの方々の作品も加えて、重みのある一冊となったこの「私の八月十五日」。一人でも多くの方に見て頂き、戦争について平和について、あらためて考えて頂ければ幸いだと思う。」(森田拳次、まえがきより)収録作家:小島功、赤塚不二夫、一峰大二、さいとう・たかを、高井研一郎、古谷三敏、花村えい子、牧美也子、北見けんいち、武田京子、ちばてつや、牧野圭一、松本零士、水野英子、森田拳次、里中満智子、バロン吉元、村野守美 ※本書は『昭和二十年の絵手紙 私の八月十五日』(ミナトレナトス刊)に収録された作品から18名の漫画家の作品を収録しています。
家では煙草を吸うのも、飯をくうのも、テレビを見るのもすべて妻にしてもらっている不精な夫に、たとえ強盗にゆすられていても決してテレビから目を離さない妻、レコードばかりにお金を使てしまう夫まで、描かれるのは、どっちもどっちな夫婦の関係。ヒューマンドラマの名手、高井研一郎が描く、夫婦ナンセンスギャグ漫画。
弁護士の真野論平は、ビンボー劇団「天津甘栗」の劇団員。役者だけでは食べていけないので、法律事務所に勤めているというちょっと変わり者の弁護士だ。渡瀬法律事務所で居候弁護士として働いている論平。見かけは少々頼りなくても、人々の悩みをズバッと解決!!
1941年、上海の本屋の子どもケンちゃんは、“極楽とんぼ”なお父さんと美人のお母さん、優しい店員の王さんに囲まれて、毎日が発見の連続。そんな楽しい毎日にも、やがて戦争の暗い影が差してきて……。笑いと郷愁に満ちた、高井研一郎の自伝的作品。
カメちゃんこと亀和田進は、ごく普通の平凡なサラリーマン。しかし、あるきっかけで連戦連敗中のプロ野球チーム・パイレーツの新監督に就任することとなった!!
竹中健太郎は、家業の葬儀屋を継ぐのが嫌だった。デートの最中、急な仕事で呼び出された健太郎は、知り合いの桑田平吉じいさんが亡くなり、遺言に「ソーギはケンちゃんに頼む」と書いてあった…。
学歴ナシ、就職先ナシ、恋人ナシの本多学は、故郷に帰ることもできず自殺を試みるが、ひょんなことから酒屋の住みこみのアルバイト広告を見つける。酒好きの学は酒屋「三河屋」に向かうが、そこの店主はとんだグータラの道楽親父で――?すずなり横丁で起こる道楽下町コメディ!
しみじみ飲んで、美味しく食べよう♪ 美味しいお酒におつまみ、親愛なる人々。尽きぬ思い出と酌み交わす人生の盃。今夜も、あの店で。
横浜の下町・妻三郎橋商店街の創業百年食堂の人々が繰り広げる、人情溢れる暖かい食事が盛りだくさん!
郷愁を誘い、懐かしい昭和の匂いがする下町には、年齢不詳のヨッちゃん、大工の熊さん、こうるさいジィさんバァさんや、遊び好きな若い衆など、まるで落語の世界から抜け出たような人々が住んでいた。ある日、そんな下町のアパートの一室にコソ泥が忍び込む。だが、その部屋には借金取りから逃げ回る一文なしの住人がいて、盗みに入ったはずが、メシや酒をたかられてしまい…。
ヒューマンドラマ『総務部総務課山口六平太』で著名な高井研一郎のナンセンスユーモア作品が登場!見た目が大工の、よろず治療院の万さんとその古女房に御隠居さん、そこに若旦那夫婦が加わって、毎回引き起こるのは、ちょっとエッチな事件ばかり。万さんにかかれば鳩時計も淫靡な鳴き声をあげる。これぞ艶笑話の真打ちなり!
“クワアングリコ”とはカラス語で、カラスから見ても開いた口が塞がらない、最低の人間の行為を意味する。誰も見ていないのをいいことにボールを黙って動かしてしまう“社長”や、人の良さそうな老夫婦から賭け金をふんだくろうとするプロの賭けゴルファー。人間たちの“クワアングリコ”ぶりを樹上でシニカルに見つめているのはカラス……じゃない、哲人パスカルと妖精クリオ。やまさき十三と高井研一郎の超人気コンビがお届けする、おもしろ哀しゴルフマンガ第1弾!!
おれ、竹中健太郎(たけなか・けんたろう)、23歳。家業は葬儀屋、でも2代目を継ぐ気なんか全然ありません。だってこの商売、休みはないし、イメージ悪いし、いいことなんか1つもないんだから。だから彼女にも自分の仕事については、何も言ってない。そんな久しぶりのデートも、迷子になった平吉(へいきち)じいさんに声をかけられたものだから、ついついじいさんの自宅まで送り届けることになってしまって。おれって、お人好し?おかげで待ち合わせに1時間遅刻して、カンカンの彼女をなだめたところに、ポケベルが鳴りはじめて……。ええっ、さっき送った平吉じいさんが逝っちゃった!?遺言でおれに葬儀を取り仕切ってほしいって!?そんなこと言われたって、ねえ……。人情味いっぱいの葬儀屋のケンちゃんが繰り広げる悲喜こもごもの人間ドラマ!
東京の東の端の端。もうちょっとで端から落っこちそうなところで踏ん張っているこの街に、新しいスナックができた。「あほう鳥」というこのスナック、ちょいと器量よしのママ・沢井藍(さわい・あい)ちゃんに、とにかく興味津々の商店街の面々。開店と同時に喜び勇んで覗いてみれば、むくつけき鬼瓦が厨房に!まさに美女と野獣。しかも、その鬼瓦、名を沢井貘(さわい・ばく)というプロゴルファー!!はたして気になる2人の関係は?ヒ卜とゴルフに恋をした、愛すベき人々のハートウォーミング・ゴルフ・ストーリー!
三流大卒の22歳、本多学(ほんだ・まなぶ)はまともな就職先を見つけることができず、親の仕送りが途絶えたこともあり、アパートから追い出されてしまう。中学で同級になって以来、憧れ続けた藍(あい)ちゃんが兄貴のお嫁さんになっている実家に戻りたくない学は、電車に飛び込もうと踏切の前に立つが……。その時、三河屋酒店アルバイト募集のチラシが!!「酒は飲み放題!」という条件に惹かれた学がお店に行くと、娘の結婚式より阪神タイガースという熱狂的なトラキチの道楽亭主・オヤッさんがいて……!?中原まことの原作を高井研一郎が描き上げた、すずなり横町商店街で巻き起こる涙と笑いのドタバタ人情喜劇!
トーナメントで優勝争いを演じながら、突然のイップスによって5打差を引っ繰り返された沢井貘(さわい・ばく)。ただいま、イップス克服のための修業中だが、見かけるのは競輪競馬にオートレース……。スッテンテンになった貘は、ひょんなことから出会ったうら若き乙女とゴルフ勝負をすることに。強面のボディガードから“お嬢”と呼ばれる彼女の正体は?憎みきれないのらくら男、ブ口ゴルファー貘は人生逆転となるか!?
平凡な中年サラリーマンが弱小プロ野球チームの監督に突然任命され、チームを優勝させるために奮闘していく、笑いあり人情あり感動ありの「男の夢コミック」。万年最下位のプロ野球チーム「日暮里パイレーツ」のオーナー会社・王手食品で働く窓際サラリーマン・亀和田進は、王手食品のワンマンオーナー・安倍の鶴の一声によってパイレーツの新監督になることに……!?