かつて村の上空を自由に飛びまわっていた美しい鳥・朱鷺。文明は進歩したが、自然は破壊され、野性の生命は奪われ、人間の心も失われてしまった…。今は名ばかりの朱鷺の村の村議会議員選挙に立候補した石橋堅次郎は、一人娘にトキと名をつけるほど、朱鷺博士で有名。その堅次郎が選挙演説中に血を吐いて倒れたという知らせが、トキのもとへ…!?
水の妖精といわれる岩魚に魅せられた青年は、山奥の渓流に岩魚を求めてやって来た。そこそこの釣果を得た青年は、さらにいいポイントを求めて上流へと向かい、そこで、蛇を丸飲みにする、背中に赤いホクロのような模様を持ち、体調1メートルはあるであろう巨大岩魚と遭遇する!その巨大岩魚は、土地の人間に赤星と呼ばれる川の主だと知った青年は、その後、赤星を狙い続ける老人、源じいさんと共に赤星を追うことに!(岩魚の帰る日)/ほか、大自然を背景に描かれる物語、全7作品を収録した傑作集!
時代を超えた不朽の名作が復刊!! 学名ニッポニア・ニッポン。動物分類学上珍しい一属一種の鳥。かつて大空を飛び回っていたトキは乱獲の為激減。そんなトキの美しさに魅せられた父は、自分の娘をトキと名付けた。父が病魔に侵されたと知った父娘は村人から笑われようと、佐渡に渡りトキ保護センターへと向かった。命がけのそんな父を尊敬し、ともにトキを愛し続ける父娘が見たものは… 父娘の愛情とトキ繁殖へのひたむきな思いを描いた珠玉の名作、期待の復刊。幻の名作、蝶を通して父と息子の愛を描いた、単行本未収録の「愛蝶記」を併録。
妻が男児を出産した当日、相馬組組長・相馬銀次郎は殺し屋によって暗殺された。老博徒・毘沙門源造は、銀治郎の遺児である富士男を連れ、寒村に住み移った。小学生になった富士男は、有名な悪童として村人や教師から疎まれていた……。さまざまな人との出会い、葛藤。知る人ぞ知る名作と言われる、重厚な読み応えのある長編です。梶原一騎の、作家としての深い魅力を味わえます。
【合本版…『マタギ列伝』1巻~3巻までの3冊分を収録した《プチ大人買い》シリーズ】《作品内容》厳しい大自然と、人間たちの強い意志が相争う東北地方。どこまでも連なる奥羽の山々に、今するどい銃声が響きわたった。使い込んだ銃を担ぎ、深い知識と技で獲物を仕留める彼らこそ、「マタギ」と呼ばれる狩人集団だ。うつろう季節と共に生きるこの者たちには、自然は好敵手であると同時に無二の友人。彼らの目をとおし語られる物語は、どれも豊潤な山野の香りに満ちている。「野いちご落とし」の異名をとる青年マタギ三四郎や、禁忌をおかした速射の達人・猿丸など、どの人物もつわもの揃い。名マタギたちの活躍をつづった感動の名作、合本版:第1巻(全2巻)! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
【大合本版…『マタギ』1巻~4巻までの全巻を収録した大ボリュームシリーズ】《作品内容》東北地方のど真ん中をはしる奥羽山脈。その山脈の襞深く、熊掌を求めて分け入る狩りの一団があった…。人はこの男たちを《マタギ》と呼んだ。マタギの里・阿仁にはレッチュウと呼ばれる狩り集団があり、その中でも《雷レッチュウ》を束ねる「転び射ちの辰五郎」の異名を持つ長・辰五郎は百戦錬磨のマタギであった。複数の異名を持つマタギのなかで、「野いちご落としの三四郎」の異名を持つ三四郎は最年少でありながらレッチュウの実力者として成長していた。そんな中、熊に襲われた村を救うため、阿仁から派遣させられたのは三四郎であった! 矢口高雄先生がお贈りする大自然の中に生きる人々、そして生命をテーマにした壮大な物語。第五回日本漫画家協会賞大賞受賞作、大合本版:全巻収録! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
【大合本版…『おらが村』1巻~4巻までの全巻を収録した大ボリュームシリーズ】《作品内容》奥羽山脈がそびえる東北地方の片隅に、その村はある。人口はわずかに四十戸たらず、店は雑貨屋が一軒っきりで、鉄道もなく医者もいない。おまけに冬になれば雪に閉ざされてしまう辺ぴな土地……。しかし、ここは「おらが村」。代々営んできた暮らしがあり、深みのある人生がある。都会人が忘れてしまった「故郷」の鼓動、そして生活……矢口高雄先生が描くライフワーク的作品であり極上のヒューマン・ドラマシリーズ、ここに堂々の開幕! 村会議員・高山政太郎とその家族を中心にすえ、大小さまざまな事件がつづられる。クマ撃ちの武勇伝や、キツネ憑き騒動、ハタハタ談義で解決するもめ事、等々。それぞれの局面で政太郎はおうように構え、ときにはジッと沈黙して「おらが村」の来し方行く末に思いをはせるのだった。大合本版:全巻収録! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
【合本版…『釣りバカたち』1巻~3巻までの3冊分を収録した《プチ大人買い》シリーズ】《作品内容》「グググッー!!」と竿に伝わる魚信、躍乱する銀鱗をこの手にするまでのわずかなプロセス。スポーツ、あるいはレジャーとして釣りを楽しむ人は1千万人とも言われ、そのプロセスには《特異な魅力》があるとされている。主人公の田中は地方銀行に勤める大の釣りバカ。自称《ヘラブナが恋人》というほどの釣りマニア。きっかけは地元の薬局で、釣りバカたちに釣りに勧誘されたことから始まる。…初めて竿をもった田中が感じた釣りの醍醐味、釣りのことがもう頭から離れない。だれが言おうとコレだけはやめられない! 全国の釣りバカたち必読!! 思わず、ウンウンと共感するストーリー、『釣りキチ三平』でおなじみの釣り漫画のカリスマ、矢口高雄先生が描く圧倒的ボリュームの合本版:第1巻(全2巻)! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※
奥羽山脈がそびえる東北地方の片隅に、その村はある。人口はわずかに四十戸たらず、店は雑貨屋が一軒っきりで、鉄道もなく医者もいない。おまけに冬になれば雪に閉ざされてしまう辺ぴな土地……。しかし、ここは「おらが村」。代々営んできた暮らしがあり、深みのある人生がある。都会人が忘れてしまった「故郷」の鼓動、そして生活……矢口高雄先生が描くライフワーク的作品であり極上のヒューマン・ドラマシリーズ、ここに堂々の開幕! 村会議員・高山政太郎とその家族を中心にすえ、大小さまざまな事件がつづられる。クマ撃ちの武勇伝や、キツネ憑き騒動、ハタハタ談義で解決するもめ事、等々。それぞれの局面で政太郎はおうように構え、ときにはジッと沈黙して「おらが村」の来し方行く末に思いをはせるのだった。全4巻。
厳しい大自然と、人間たちの強い意志が相争う東北地方。どこまでも連なる奥羽の山々に、今するどい銃声が響きわたった。使い込んだ銃を担ぎ、深い知識と技で獲物を仕留める彼らこそ、「マタギ」と呼ばれる狩人集団だ。うつろう季節と共に生きるこの者たちには、自然は好敵手であると同時に無二の友人。彼らの目をとおし語られる物語は、どれも豊潤な山野の香りに満ちている。「野いちご落とし」の異名をとる青年マタギ三四郎や、禁忌をおかした速射の達人・猿丸など、どの人物もつわもの揃い。名マタギたちの活躍をつづった感動の連作短編シリーズ・第1巻!!
この日の男鹿半島は絶好の釣り日和。杉村真のターゲットは、シーズンのウミタナゴ。絶好のポイント……のはずが、1匹ヒットしたきり、まったくアタリがなくなった。崖上に広がる牧場には牛が1頭も見当たらない。正午。そのとき大地が揺れた!! 長い長い揺れのあと、海面が2メートルは下がった。満潮は1時のはずなのに、潮がどんどん引いていく。水平線に広がる白い線と押し寄せてくる轟音。その刹那、杉村の目の前に巨大な波の壁が立ちはだかった!! 1983年5月26日正午。日本海中部沖地震。マグニチュード7.7、震度5。地震直後の大津波により104名もの尊い命が失われた。その中には12名の釣り人がいた。この物語は、被害者の綿密な調査を通し、釣り人であり漫画家の矢口高雄が、自然の厳しさと生命の尊さを真正面から描き出した鎮魂歌です。全4巻。
「グググッー!!」と竿に伝わる魚信、躍乱する銀鱗をこの手にするまでのわずかなプロセス。スポーツ、あるいはレジャーとして釣りを楽しむ人は1千万人とも言われ、そのプロセスには《特異な魅力》があるとされている。主人公の田中は地方銀行に勤める大の釣りバカ。自称《ヘラブナが恋人》というほどの釣りマニア。きっかけは地元の薬局で、釣りバカたちに釣りに勧誘されたことから始まる。…初めて竿をもった田中が感じた釣りの醍醐味、釣りのことがもう頭から離れない。だれが言おうとコレだけはやめられない! 全国の釣りバカたち必読!! 思わず、ウンウンと共感するストーリー、『釣りキチ三平』でおなじみの釣り漫画のカリスマ、矢口高雄先生が描く圧倒的ボリュームの第1巻(全5巻)!!
石ノ森萬画館がある宮城県石巻市は、東日本大震災による日本最大の被災地となった。あれから10年…、当時の様子や復興に向かう人々の姿をマンガで紹介!!
ボク、太平とミズナとパパがこの村へ越してきたのは2年前のこと。それまでは東京で暮らしてたんだけど、とつぜんパパが「田舎に帰って農業をやる」なんて言いだして、こんなことになってしまったわけで…。秋田県日暮村でかつて盛んに作られていた《日暮れカブ》。いまや作り手もいなくなり絶滅してしまった!? 太平の父・良平とその友・政信は、幻の《日暮れカブ》復活に挑戦を始めた。まずは《種》だが…誰も持っていない!? 幻の《日暮れカブ》の復活の前途は多難であった…。矢口高雄先生ご自身の経験を元に描かれた自然とそこに住む人々、そして現代の農村が抱える問題をもクローズアップしたヒューマンドラマ《おらが村》の新シリーズ、第1巻(全4巻)!
釣りマンガの金字塔『釣りキチ三平』が連載開始45周年をむかえ、スピンオフ企画『バーサス魚紳さん!』が新連載開始! それを記念して、『バーサス魚紳さん!』第一話目を収録した『釣りキチ三平 魚紳セレクション』を発売! 鮎川魚紳が登場した「三日月湖の野鯉」が再び読める! 立沢克美による新・魚紳さんも楽しめるぞ!
奥羽山脈のマタギの里・阿仁に、遅い春が到来。長い冬の間、眠り続けていた熊が目覚め、熊狩りの季節の開幕である。米俵のようなコブが肩にあることから、コブダワラと呼ばれる大熊も冬眠から目覚め、マタギたちが追いつめるが、マタギ犬がボロ切れ同然に殺されてしまう…。その翌朝、コブダワラを追い続ける老マタギ・源じいが山の様子を見に行くと、コブダワラと睨み合う身重のマタギ犬・姫の姿が!?
東北地方を縦に走る雄大な奥羽山脈。ここの冬は早く、まだ11月だというのに、鳥海山の頂は雪化粧をしていた。鳥海山の麓に住む源太郎少年は、祖父の跡を継いで鷹匠になるため、日々、祖父から教えを受けていた。その祖父は源太郎のために、金色に輝く瞳、カギ状に鋭く研ぎすまされたクチバシ、頑丈そうな爪を持つ、角鷹の子を源太郎に与えようとするが…。
二人の子供、太平とミズナを連れ、東京から生まれ育った北国の寒村、戸数50戸の日暮村で農業をやる決心をした良平。レストランも喫茶店も映画館もないが、自然がいっぱいの村で太平とミズナの驚きに満ちた生活が始まる。今まで経験したことのない北国の大雪と猛吹雪に、寒村の生活の厳しさを知った太平とミズナだったが、その厳しさも、移り住んで二年も経つ頃には楽しさに変わっていた!良平・太平・ミズナ親子と、高山家の面々を始めとした村の人々の日常、そして農家が抱える問題を、矢口高雄が代表作『ふるさと』の後日談として描く、新たなおらが村の物語!
1983年5月26日。絶好の釣り日和りの男鹿半島へとやって来た杉村真。だが…釣りに夢中の杉村を、突然の地震が襲った!前代未聞の大津波に巻き込まれてしまうが、九死に一生を得た。死者26人、行方不明者64人もの被害をだした大地震と津波…。杉村は、実態調査をすることを決意するが、調査や取材を重ねる内に、釣り人や沿岸住民が、いかに津波に対して無防備だったかを知ることになる…。
30年前、大熊を追っていたマタギが食材確保のため、滝の上流に岩魚を放流したと言う。その移し岩魚は現在…。『移し岩魚』/釣り歴50年以上という72歳の源さんが、数年前から腕と技と頭脳のすべてを懸け、三尺近くある巨大な岩魚を釣り上げようとするが…。『源さんの谷間』/会社の慰安旅行には必ず釣り道具を持っていくサラリーマンは、早起きして朝釣りへと向かい…。『毛バリの元祖』/など、「山女魚」や「岩魚」に魅せられた釣りバカたちの物語・全十二編を収録した第一巻!