大正野郎
芥川龍之介をこよなく愛し、竹久夢二の絵を部屋に飾り、番茶よりもほうじ茶を好む、大正時代かぶれの青年・平徹(たいらてつ)。彼と、笑顔が素敵な由貴ちゃんら下宿先の住人たちの、ごく普通で、どこか普通じゃない日常を描く、山田芳裕デビュー作!
キリン
時代に生まれ、時代に消えてゆく――そんな宿命を背負った鋼鉄の生命たち――エンジンの鼓動が聞こえる。エキゾーストから熱い息吹が吐かれる。燃える、轟く、加速する……!!激走のバイク一家人生劇場。走り続ける男たちの永遠のモーターサイクルロマン!
お天気お姉さん
女神降臨そして昇天!時代が彼女を求めていたのか!?ニュース本番中、局内大パニックの衝撃映像で時代の寵児(ちょうじ)となったのは、新人アナのお天気お姉さん、仲代桂子(なかだい・けいこ)。人者アナの座を奪われた先輩アナ、河合倫子(かわい・みちこ)のイヤガラセに対しても完璧なまでに復讐を遂げ、ずんずんとゆく桂子。彼女の進む道をさえぎるものは何もない。今日も姉さんがゆく!
教科書にないッ!
冴えない高校教師・大楽に一目ぼれした美少女・綾ちゃん(ヤクザの娘)。大楽のクラスにムリヤリ転入した上、親の権力で押しかけ同棲生活をスタート!かねてからイイ感じだった大人の魅力満開の女教師・五月と綾、学園のアイドル2人から愛されることになった大楽は…!?期間限定・卒業までの三角関係、学園ラブコメ決定版!
部長島耕作
島耕作は、初芝電産という巨大組織の中で、部長となっても自分の意志に忠実に、最前線で闘い続ける!部長となって現場から離れると、少しはヒマになるかと思っていたが、とんでもない思い違いだった。毎日が目のまわるような忙しさだ。弘兼憲史が描くサラリーマン漫画の最高傑作!
【母を訪ねて妖怪上京】河太郎は、カッパの父と人間の母の間に生まれたハーフ妖怪。父の遺言に従い、母を探しに東京にやってきた彼は、妖怪研究家の少女・金剛寺舞と出会う。河太郎は寺院を営む舞の家に居候することになるが、妖怪は妖怪を呼ぶという性質から、舞の周囲では怪しい事件が頻発!? ユニークな視点が光る社会派妖怪ギャグ、第1巻。
ここは中華街。古今東西、ありとあらゆる世界の不思議の棲む魔都!! D伯爵のペットショップでは、手に入らないモノは何もありません。こわれた心のジグソーを埋める、最後の1片をさしあげましょう。 動物と人間たちが織りなすヒュ-マン・ミステリー!!
生誕25周年を超えた今も輝き続ける「美少女戦士セーラームーン」。全世界が注目する少女漫画の金字塔がついにデジタル版として登場。連載当時の扉絵も再現した「完全版」バージョンで、永遠の名作をいつまでもあなたのもとに。
誕生日プレゼントが恐竜!? 少年・修と恐竜の友情を描いた傑作、表題作『古代さん家の恐竜くん』他、『パートナー真児くん』『おやおや親父』『DATTE! 潮鐘』『Kの日記帳』『快傑豪くんマン』『Mr.愛NG』『教師のらいせんす』『ひまわり・ちゅーりっぷ』を収録。巻末には作品解説として、作者本人による製作ウラ話付き!
きらきらひかる2
医療マンガの名作!主人公・ひかるは、遺体を調べその死因を究明する「監察医」。大阪を舞台に人間ドラマと難事件の解決が描かれる。深津絵里主演でドラマ化もされた感動作品!「きらきらひかる」シリーズ続編!ひかるの新しい物語が始まる!
タロットウォーズ
タロット占いの天才たち VS 大食大公ベールゼブブの使い魔ヒュー タロット占いをやらせたら右に出る者なし!! の高校生・関雪乃は、悪魔崇拝の魔術結社を潰したことで占界で一躍有名になってしまう。そんな時、雪乃の同級生の身体に異変が起こっていた。悪魔に取り憑かれ身体がいびつに歪み、別の人格が現れたのだ。そして、占界のエリート五十嵐純が解決に乗り出すのだが――!? その他、霊媒タロット占い師・八角絵里香、魔術界フェミニズム教団代表・志摩拓也など、曲者が登場!! 高校生占い師たちによる悪魔祓いは始まる!! 大人気を博した「タロットロード」の続編。濃厚なオカルト知識が満載!!
久しぶりに山田芳裕のデビュー作を読み返してみました。う~ん、絵はおどろおどろしいですけど、気持ちのいい作品という印象に変わりはありませんね。主人公は大正時代を愛する大学生・平徹。変人で一般人とかなりズレた行動を取りますが、憎めない男で基本、イイ奴。脇には平の下宿先の娘でニコニコ顔の癒し系・由貴ちゃんや、平の隣の住人で典型的遊び人の佐山が控えており、彼らの生活する日常が、ほほえましく描かれています。人物にヘンな裏表はなし。そして一本気な男を肯定する目線がいいんですよね。賄いつきの下宿という設定も絶妙で、下宿のおじさんおばさんを交えた食卓シーンなどは、大正と昭和を融合させた、何とも言えない良い味を出していると思います。最終回も作品全体の雰囲気を凝縮した「平、よかったなあ」というお話。自然に平を応援してしまうと思いますよ。ちなみに3巻へ続くと最終頁にありますが、紙の単行本も出ておらずこの作品はここで完結。もう少し続きを読みたかったかなあ。