ジャンク・ランク・ファミリー

文明が崩壊した世界で水・食料・ガソリンを奪い合うギャングたち

ジャンク・ランク・ファミリー
名無し
1年以上前

文明が崩壊した世界で水・食料・ガソリンを奪い合うギャング…まるでマッドマックスみたいな設定だなと思ったが、実際読んだ感想も和製マッドマックス。始まり方も近いものがあるしたぶん好きなんだと思う。 大地震の末戦争が勃発して地上は放射能まみれに…に加えて、ゾンビ的病気が蔓延している。この病気が物語的に鍵になるかもしれないかな。 たぶん、舞台は日本だと思うが、いくつものファミリーに別れているギャングが食料や資源を巡って縄張り争いをするという、高橋ヒロシらしい展開。ただ、サバイバル的な要素が入ってたり、荒野を旅したりする感じはFF15とかのあの感じに通じる爽快さがあってとても気持ちのいいシーン。 なかなか面白いので続きが楽しみ。

数寄です!

山下和美が数寄屋を建てるまでのエッセイコミック

数寄です!
リョーコ
1年以上前

山下和美初のエッセイコミック。建築家の蔵田さんと出会い数寄屋造りの家を建てるまでの話。 土地を選び値切りをして…っていうところから始まっているので数寄屋に限らずこれから家を建てようと思う人にもいいかも。毎話終わるごとに蔵田さんのコラムがあって家とかについて学べるのも嬉しい。 同時に山下和美の私生活とか漫画家生活が垣間見えるのでエッセイとしてもとても面白いし、中盤山下和美と蔵田さんの会話が「お金がないからコストダウンしてね!」っていうのが半分くらいを占めていたりして楽しい。

愛がなくても喰ってゆけます。

フィクションなのかノンフィクションなのかがわからないグルメ漫画

愛がなくても喰ってゆけます。
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

大奥の作者 よしながふみが書いたグルメ漫画 主人公が「YながFみ」となっており、「YながFみ」が実在の店にいって食事するのが漫画になっている。 料理は美味そうだし、何よりも作者が食事を大事にしているのがわかって面白い。 続きがあれば読みたい

不倫食堂

不倫×グルメ!

不倫食堂
まーくん
1年以上前

タイトルを見ただけでは、グルメ要素低めと思っていましたが、ほぼグルメ漫画、ときどき不倫です。主人公が出張先のグルメを食べるんですが、あまり東京住みでは知らないようなものを食べるので、こんなものが有名なんだと知れて、どこか旅行に行きたくなります。不倫するのも地方の女性なんですが、訛っている地方の女性もいいなぁ・・・と思っちゃいますね。

こぐまレンサ

散りばめられた伏線が見事に繋がっていく

こぐまレンサ
名無し
1年以上前

「こぐま」という謎の少女と、色々な人が出会い、不思議な出来事に巻き込まれていく物語。 ヤンマガで連載していたので、読んでいたはずなのだがまったく記憶がない…。 あらためて読み直してみたらストーリー構成の巧みさがキラリと光る良い作品だった。 各話に伏線や繋がりがあるので、一度読んだあともじっくり読み返すのも良い。

ワガランナァー

20年くらい前の作品なんだな。。

ワガランナァー
名無し
1年以上前

4人のホームレスが毎回くだらないことをする話。友達から借りて読んで面白かった記憶があったんだけど、改めて読むと当時を知らないと笑えないネタとか、今は陳腐化してしまったネタがあり、時の試練を感じた。まぁでもそんなことは気にせずに楽しめるし「わがらんなぁー」て言いたくなるよ。

池袋レインボー劇場

踊り子はうしろめたい職業じゃない

池袋レインボー劇場
ひろりんぬ
ひろりんぬ
1年以上前

ストリップ劇場の踊り子の話。世間的にはうしろめたいというか、大きな声で言えない仕事ではあるんだろうけど、そういうことがあまり気にならない。主人公の回りの人もふくめ、楽しんで踊り子やってるのがみててすがすがしいというかワクワクする。 とはいえそんな世間の目?みたいなのにぶつかったりすることもあり…まだ3巻なので続きが楽しみ。

花井沢町公民館便り

透明な膜で外界から隔離されてしまった町で閉じ込められながら生きていく人たちの話

花井沢町公民館便り
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

シェルターとか刑務所として使うために開発中だった技術の事故に巻き込まれて、生きているものを通さないようにする透明な膜で町が覆われてしまった。復旧のめどは立たず町から出られずに生きていく人々の話。短い短編がちょっとだけ繋がっている形で描かれている。 閉鎖された空間で生きていかなければいけない閉塞感や、色々な可能性(職業とか)を強引に閉ざされてしまった感じとか、その中でちょっとした生きがいを見つける感じの心理的なところをかなり緻密に描いていて、さすがヤマシタトモコと思った。 この漫画の主軸にもなっている希のストーリーだけど、外の世界に恋人がいてどうしても触れ合えない悲しみをそのまま描いているのでかなり心にきました。

セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》

壮大な近未来パンデミックファンタジー 未完だが読む価値はある

セラフィム 2億6661万3336の翼 《増補復刻版》
名無し
1年以上前

押井守原作、今敏作画の超ビッグタッグ。緻密な打ち合わせを元に描かれる壮大なストーリーが繰り広げられているが巨匠が2人いればやはり対立は起こってしまうようで休載になったまま今敏が急逝。未完のまま幕をおろしてしまった。 人に天使のような羽を生やす奇病「天使病」が蔓延した世界で、防疫をきっかけに世界的な紛争が発生。WHOのものと2人の研究員と1人の少女、そして犬が中国の奥部へ調査を命じられた。どうやらそこに「天使病」の秘密を解く鍵があったようだが、残念ながらそこまでストーリーは描かれていない。本当に惜しい。 ただ、壮大な世界観と漂う緊張感にはそれだけで一読の価値がある。2人で描いたものはやはり2人でなければ描けないのもわかるが押井守には続きをやってほしいなぁと心から思う。

ギフト±

最新生理学を含めたミステリーホラー

ギフト±
アーネスト佐藤
1年以上前

ひとりの謎多き女子高校生が、行きがかりに受けた依頼で社会のクズを解体し、臓器を取り出し、分配するミステリーホラー。実際にあった事件をモチーフにしたエピソードや闇ネット社会ネタがあり、キャラが美人やイケメンの為にそのギャップで鳥肌が立つ。物語の進行上、最新生理学技術も出てきて、生に対する倫理感を考えされられる。果たして人造人間を創り出そうとしている人類は、神を超えられるか!

ギフト±

ぐろいけど爽快

ギフト±
やむちゃ
やむちゃ
1年以上前

絵がとても綺麗なぶん、グロテスクな描写が引き立っていますので苦手な方は注意が必要です。私刑をどう捉えるかという問題にも繋がるかもしれませんが、私は悪人には裁きがあって当然だと常日頃から思っているので、この漫画はとても楽しめました。他の方も書いてらっしゃいますが、デスノートのキラ崇拝者は好きな方向性だと思います。

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

なんの偏見もなく読んでほしい!

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ
まーくん
1年以上前

東京で一人暮らししているとすごく忙しいですし、すごく寂しく感じる事ってありませんか?すごく毎日が忙しかったり、精神的に追い込まれている人に是非読んでほしい・・・。 そういう人が読んだら、きっと心が少し楽になると思います。私もそうでした。単純に誰かの優しさを求めていてんだなぁ。。。って実感すると思います。

おかみさん

読んで気分がよくなる王道な漫画

おかみさん
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

相撲部屋の若いおかみさんが主人公の漫画。ちょうど相撲がすごい流行った時期あたりに連載していた。 感動する話が多いんだが、それは無理矢理感動させようという感じでないのがいいけど相撲部屋での可愛がりが問題になる前に漫画なので、表現をきついところもある。 今連載している「七帝柔道記」も同じ感じで好き

少女、少女、少女なの。 佐藤ざくり短編集

自分を特別だと思っている女の子話

少女、少女、少女なの。 佐藤ざくり短編集
りょー1
1年以上前

タイトルに惹かれて購入した。「少女、少女、少女なの。」は表題作の短編で、これとその次に収録されている「天涯孤独系ガール」が好きだった。 「少女、少女、少女なの。」は遊ぶところと言ったらイオンっていうマイルドな田舎にいる「こんなに可愛い私は特別に違いない」と思っている女の子が主人公。将来の夢はモデルになって後々は女優に…という感じでややスレているが割と素直で可愛い女の子。 モデルのオーディションを受けて、自分の夢に向かって一歩踏み出すまでの葛藤とか地元を離れたい思いとか心残りとか不安とか決意があって面白かった。短編だが続きが読みたいような気になる。 「天涯孤独系ガール」は市川春子の「25時のバカンス」にかなり影響を受けたよう。コールドスリープから目が覚めたら人類は衰退していたというSFテイストの話。御都合主義的なスカッとした話ながら終わり方がいい感じで良かった。

見かけの二重星

ひょんなことから分裂しちゃった女子高生がもう1人の自分と向き合ったり救われたりする話

見かけの二重星
くるみ割り人魚
1年以上前

「第七女子会彷徨」「ホブゴブリン」のつばなの漫画。おなじみのドタバタ感は健在で、ある日通学途中に落ちていた一万円札に釣られて(フィッシングされて)謎の天才の科学実験に付き合わされる羽目になる。ワープの実験だったんだがミスで体が分裂し、もう1人の自分が誕生してしまうという話。 どこか抜けているけど根が素直でいい子なことが幸いしてもう1人の自分と初めはうまくやるんだけど、好きな男を取り合ったりして徐々に亀裂が走ったり、本物と偽物のの区別とかでまた諍いみたいなものが生まれそうになったりして、ちょっとシリアスなところもあるが、本物と偽物が別々の仕方で相手のことを大切な存在だと確かめた結果、見事な大団円のフィナーレを迎える。 1巻完結で読みやすいし、ふんわりとしたSF要素が読んでいて楽しいし読後感も良かった。

彼女がいなくなった

ろびこ最初のコミックス。王道なラブコメだけど作りが上手い

彼女がいなくなった
渚ブルー
1年以上前

「となりの怪物くん」のろびこの最初のコミックス。「僕と君の大切な話」もそうだけどちょっとずれたヒロインが上手いなって感じがするけど、この「彼女がいなくなった」は割と王道ラブコメという感じでちょっと新鮮だった。 同棲している彼女がいきなりいなくなったりした話とか、ずっと片思いをしている演劇部の部長が退学の危機に陥ってしまった話とかなんだけど、最後の最後でキュンとするっていうか「おお、そういうことか!」ってちょっと謎が解けるような驚きがあるラブコメで作りが上手いなぁと思った。 なので「彼女がいなくなった」「カラクリ演劇堂」が特に好きかな。あと、あとがきの丸文字がかわいかった。

ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました

ダメを直すより認めてしまうという新手法

ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました
ふとやまでぶごろう
1年以上前

片付けの魔法とかそもそも10着しか持たないとか、なんとかしてオシャレな生活をしようとする本が多い中、「なぜ自分は片付けができないのか…?」という自問自答を繰り返し続ける姿が泥臭くて良かった。絵は可愛いけれど「自分の欠点を忘れるために物を買ってるみたい…」などわりとディープなところまで踏み込んでいて共感してしまう…。

砂漠のハレム

カルム王子とかいうパーフェクト王子

砂漠のハレム
mampuku
mampuku
1年以上前

カルム王子とかいうパーフェクト王子がとにかくカッコイイんですが、何より面白いのが一国の王子とは思えない程ぶっ飛んだ行動力。 女装して後宮に忍び込む、下水に落ちた側妻を泳いで助ける、ライバルの結婚式から花嫁を強奪する、馬車で攫われた妻を馬で追いかける・・・etc ミーシェはラブコメヒロインとしてはちょっと古臭い感じがするけど表情豊かでかわいい。 あとマウントの取り合いみたいなストレスフル要素があまり無いところが好き。仲良く喧嘩しな的な

不滅のあなたへ

不滅のあなたへについて語ろう

不滅のあなたへ
ハリネズミモモンガ
1年以上前

2巻までは結構激しい戦いが多かったけど、3巻では比較的日常の話が多かった印象(それでもやっぱり戦いはあったけど) 徐々にフシの意志がはっきりとしてきたようで、4巻の予告ではちょっと驚きの展開そうだからかなり楽しみ。 1巻からずっと面白くてすごいマンガだと思う。

とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話

新人漫画家のブラック労働暴露本

とある新人漫画家に、本当に起こったコワイ話
名無し
1年以上前

漫画家としてデビューして2年目の新人漫画家が不幸なことに遭遇してしまったブラック労働を暴露した漫画。事の顛末はネットでも話題になったようなので、それを作者側から整理した感じかな。 週刊連載は過酷とか、原稿を取り立てる鬼編集者とかの漫画家風物詩的な話ではなく、読者プレゼントの色紙が最初100枚という話だったのにいつのまにか1000枚以上描くことになっているとか(キャラ指定ありフルカラー)っていう編集者があまりにも無茶な要求を平然としてきて疲弊するという類の、ブラック企業の暴露本に近い内容。 当時問題があった企業や雑誌、メディアは全て実名で描かれている(個人名は伏せているが)ので、事のあらましがよくわかる。漫画家に限らずフリーランスの人とかは読むと「大手だからってしっかりしているわけじゃない。気をつけよう」って思えて漫画の内容に止まらない得るものがあるのかもと思った。

もっとみる