傑作食漫画 食キングの続編
何もなかった高校生活と独りぼっちの応援団をやり直す
卒業式の日に階段から落ちて気がついたら三年前の入学式の朝にタイムリープしていた…というタイムリープもののコテコテな始まり方をする。 だいたい自分の人生を変えるか、誰かの人生を変えるのどちらかが多いと思うけど、「アゲイン」は主人公の今村が誰とも関わらずに高校生活を終えてしまっていたから、誰かと関わることで自分も変わって(成長して)いく 改めて読み返すと人生の分岐点っていうのは本当にたった一言だったりするんだなと思ったりもした。 潰れかけの応援団とニート一直線の今村くんの人生が復活と再生。鉄板ながら情熱的な展開に惹きつけられる漫画だった。
1巻を読めばきっとハマる
いつものメンバーで放課後遊んで満足している「そこそこ」な生活を送っている高校生たちのマンガかなと思ったら、1巻を最後まで読めばガラリと印象が変わる。 完結する9巻までずっと重たい調子が続いていくけど、最後の最後まで業の深さを味あわせてくれる。リアルな人間の汚さがどんどん癖になってくるのでオススメです。
小林まことの新人時代を描いている青春マンガ
「柔道部物語」など小林まことの描く青春は泥臭くもあり突き抜ける爽快感もあって大好きだが、この漫画は小林まことの新人漫画家時代の青春が描かれている。漫画家としてデビューして得た仲間たちと過ごした楽しい時間と、自殺したくなるほどの苦しさの両方が詰まっている。 アメトークでケンコバさんが取り上げたようだが、「JJM女子柔道部物語」などで興味を持ったらぜひこのマンガも読んでほしい。小林まことのエッセンスが詰まっている作品。
5巻くらいで終わる月刊少年漫画のもの寂しさが好き
いちご100%で知られる河下先生の新境地、というか 殺陣などのアクションにはそれほど見どころといえる箇所はないものの、さすがにキャラクターは魅力的。現代口調の主人公が浮いてて違和感を覚えるのも最初だけで、リアリティの線引きが分かりやすくはっきりしているので読んでてすぐ慣れる。 女剣士の里江にいちいちグッとくるというか、膝から下しか露出してないのになんでこんなにセクシーなのかと。てか3巻くらいからサービスカット増えた?テコ入れかな
素敵な恋とファンタジー
絵も物語も素敵で面白いです!『鋼の錬金術師』とか『Landreaall』が好きな人はハマるかも。講談社のデザートで『かわいいから許す』などを連載してた三月薫先生の新作。少年誌初挑戦。チェックしておいて損はないと思います!
一番堅くない将棋漫画!!
藤井四段(14歳)が激震をして、将棋にも注目が集まる中、三月のライオンが先日映画館で上映された。 あと、将棋の漫画といえば、月下の騎士や、ひらけ駒、天才羽生が恐れた男聖などがあるが、連載していた雑誌が、ヤングジャンプということもあり、お色気要素満載!!プロの将棋棋士のはなしではなく、真剣士のはなしである。男の葛藤も面白い!
ずっしりとした読後感の作品集
『銃座のウルナ』『エイス』『おんさのひびき』などの伊図透の作品集。 短編ながらどれもずっしりとした読み応えがあってとてもいい。全面に押し出しているわけではないんだけど、抑圧や不条理に押さえつけられている人間の姿が自然と描かれていて、じっくり読ませる力がある。 特に表題作にもなっている『辺境で』は重たい話が続いた最後に諦めに似た救いが用意されていてとても素晴らしいと思った。
誰にススメても爆笑してくれる
なんか面白い漫画ない?って言われたときにまずこれをススメるんだけどめっちゃ面白かったとしか言われない 一応、ウェブで1話だけ読めるんだけど、1巻の1話目、たぶん賞への投稿作か読み切り版なんだよね。あれが一番クセが強いと思ってて、毎回、何も言わずに2巻まで読んでくれ!ゴリラの先生の話が最高だ!って言って読んでもらってる。
pixivの絵発の絵本風サスペンス漫画(今の所は・・・)
※ネタバレを含むクチコミです。
思春期の性の矛先はクラスメートか兄貴の彼氏か、それとも…
※ネタバレを含むクチコミです。
恵本裕子氏をモデルにした本格柔道漫画
「柔道部物語」の小林まことがアトランタ五輪で金メダルを取った恵本裕子氏をモデルにした漫画。原作者として名を連ねている。 1巻の最初の方は柔道にとんと縁のなかったえもが高校に入って何をするか悩みながらグダグダしているが、後半からわりとしょうもない理由で柔道部に入り、2巻では早速試合も始まっている。 小林まことらしいギャグも「柔道部物語」に見られた迫力のある試合展開も健在で、柔道ファンだけでなくスポーツ漫画やスポーツ好きならきっとハマると漫画。前作の「柔道部物語」は「スラムダンク」並みに面白いので読んでほしい。
シリアス百合
シリアスなゾンビもの。設定を追及しない故モヤっとした部分もあるが1巻で綺麗にまとまっていて良作。
女性にオススメしたいすれ違うバッテリーを描いた野球漫画
誤解を恐れずにいうなら、野球漫画の皮を被ったドロドロ恋愛漫画だと思ってます。もちろん野球の試合や練習シーンもあるので野球漫画としても面白いんですが、それ以上にキャッチャーの修二とピッチャーの空の心のすれ違い具合が離婚寸前のドロドロカップルのようで面白いです。 スポーツ漫画といえば、友情・努力・勝利が鉄板ですが、友情が生まれるまでに多くの話が裂かれそうな感じです。すれ違いなどの心理描写が多いので、女性が楽しみやすく、野球漫画として斬新だと思います。 あと、桃栗みかん(=河下水希)の描く美少女には以前から定評がありますが、今回はあの画力で美少年を描いているので2度美味しいです。
夜明けを取り戻す冒険
森泉岳土先生の作品で初めて読んだ長編です。どの作品でも日常と空想世界の行き来がすごく素敵ですが、「夜よる傍に」もその行き来がすごくよかったです。 夜だけ視力が元に戻る女の子とトラウマ?で夜眠れない男が、絵本の世界を通じて夜明けを取り戻す話です。 絵に味わいがあるし、ストーリーもじんわりと染み入るものがあってオススメです。
カワイイの星を目指すんだよ!
1億円手に入れた少年が女装して可愛さを追求するっていう話ですげーくだらないんだけど名言が多い。 3話まで試し読みできるから読んでみて欲しい〜! http://tonarinoyj.jp/manga/yj_mj/premax-1/
『Ride Your Dream』大島司 協力/ノボ ノルディクス ファーマ株式会社 週刊少年マガジン2017年第30号
『シュート!』の大島司の読切。 実在のロードバイクチーム「ノボ ノルディクス ファーマ」が登場する。 通常の自転車マンガと異なるのは、1型糖尿病という病を扱っている点だろうか。 啓蒙的な部分に加え、同じ病気に苦しむ人を勇気付けてくれるような内容だった。 http://www.shonenmagazine.com/special/rideyourdream/
すき
読む前は手を出しにくいタイトルだなぁと思ってました。 いやほんとに手を出して良かったですね。ネタバレしたくないのであまり書けないですが、しいて言うなら世界観でしょうか。もうね~こんな漫画は他にないです。かっこよくてかわいくて気持ち悪くて、シュールだけどたまに泣かせてくるようなところもいいんです。センスがいいんです。 新しい世界を探している人に是非読んでほしいんです!
夢枕獏のSF時代アクション
この漫画、前半のドライブ感がすごい良かった。後半はアレだけど。 主人公の源九郎と、忍者の佐助の邂逅するシーンが特に好きで、何度も読み返した覚えがある。 2人の殺陣が格好良すぎて痺れた
中華ロマンみたいなあおりで毛嫌いしてたけどめっちゃおもしろい
なんか自分の国で冷遇されてた姫が、強くなって母国で母親の仇を討つためにいろいろ頑張る話なんだけど、うまく説明できないから読んでほしい。 亜姫がかっこよすぎる。
もしあなたが死んでも、残されたみんなで「町は廻っていく」
「それでも町は廻っている」 みんな仲良く手をとって生きているんだね、という意味だと思っていたが、違っていた。 ラストは、これまでにも何度か出てきたSF的シチュエーション。 「もしも自分がこの世に存在していなかったら」 もし自分が存在しなくても「それでも町は廻っている」 もし自分が死んでも、残されたみんなによって「町は廻っていく」 自分がいなくても、みんなほかの家族と、友人と、楽しく生活できる。その事実が怖い。自分は不要なのか、と考えることが怖い。怖くて面白い。 だから何度か似た話が出てくる。 タイトルに含まれた怖さに、最終巻にして気づいた。
才能あるインディーズバンドのデビュー作みたいな一冊
両親の評価がほしくて生きていた。「自分」は無かった。 「性」を心の奥に封印して、私は無垢なままだよ、こんなに傷だらけだよ、と自傷することで親の愛を求めた作者が、 「本当の自分は違う」「本当にしたいことは何だ」と考え、行動に移すまでの物語。 レズ風俗に行くけど、レズビアンとも違う。鬱で過食で拒食。母親の裸を見たくなってしまう。 超・少数派の作者が、図解と言葉と絵柄でなんとか「多数派」の読者たちに、自分をわかってもらおうとする。 細部のリアリティや、隙あらば入ってくる笑いにまで凄みを感じる。 投稿サイト出身のマンガに、こんなものがあったのか!
グラフィックとドラッグ要素が話題になりがちだけど
近未来SFとしても十分面白い。複数人で共同幻想を作り出す共感覚トランスとかはVRの先の世界だし、スピリチュアルな要素が多いのも好み。現実なのか妄想の中なのかわからなくなる感覚はマンガならでは。
マンガの可能性に挑戦してる
こういうメタなやつ、あると言えばあるけど、楽しめた。メガ澤が可愛い。スマホ向けの作品も挑戦して欲しい〜。
主人公が潰れかけた店の主人に料理と全く関係ないトレーニングで再建させる豪腕漫画の続編 食キングの続編だけあって、ラーメン店の再建にパチンコ屋で働くなどのパターンを踏襲しているけど、食キングに比べてダジャレが多くなっているのが気になる。 最終回直前のお笑いライブの出場の回は何か知らんが胸が熱くなるね...