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わたくしの母親は、島根県能義郡伯太町の出身ですし、舞台となった島根県松江市は、一人暮らしを始めた町、です。
「街」じゃなくて「町」って言うか、でも、大半の人にとっては、ほぼ「異世界」でしょうね…。
トレスであろう背景も、毎日通っていたところばかりですし、時々入る方言も、自然と脳内再生されますし、なんなら音読も可能ですね。
主人公が弁護士である以上、話には何らかの事件性を帯びるのですが、被害者も加害者も関係者も、ほぼ全て善性を持っています。それを優しく紐解く人情噺ばかりなので、読後感は、全く悪くないですね。
クライマックスは「主人公の最大の理解者である者が実はラスボス」と言う、よくある展開なのですが、やんわりした、良い話に落とし込まれます。まぁ、ぬるいとも言えますが…。
…でも、やっぱり思うのですが、あっちの人はもっと方言全開だし、訛った喋り方だよ、と言うことですかね。