あらすじ

母が隠し続けた過去とは!?水穂に衝撃の真実が迫る!!25年前に起きた薬害事件に検事として関わった母・秀子。事件の被害者の一人が秀子宛に書いた手紙を預かった水穂は、その内容から母の過去に繋がる重大な事実を読み取る…。そして水穂はついに、母が自分を捨て出て行った真相を知ることに…!!
島根の弁護士(1)

新米弁護士・水穂の依頼人は、本心をひた隠す常習窃盗犯―小泉八雲に憧れて、島根県松江市に着任した新人弁護士・山崎水穂。初仕事の相手は、67歳で前科17犯、穏やかな笑顔の持ち主・大塚孝輔だった。情状酌量の道を探る水穂だが、頑なに隠された、その本心は見通せない。彼を常習窃盗犯に駆り立てた原因は…!?熱き情熱を傾ける水穂の挑戦が、今始まる!!

島根の弁護士(2)

情状証人、突然の出廷拒否!!水穂の体を張った説得は…!?ケンカの仲裁で、傷害の罪に問われた山口。情状酌量による減刑を得るため、かつての友人・木村に証人としての出廷を取り付けた水穂。だが、十三年ぶりの友人との再会を拒む木村。実は木村はリストラされ、苦境に追い込まれていた。そして木村は、一転、証人を拒否…!!裁判は明朝、水穂は説得を続けるが!?

島根の弁護士(3)

行き場のない怒りを抱えた水穂、弁護士として初めての試練が!!死んだと思っていた母が生きていた!?行きつけの小料理屋『虫の音』の女将から自分が実の母親であると告白された水穂は衝撃の真実に激しく動揺!仕事中も冷静な判断を欠き、秋田所長から激しく叱責される…。そんな水穂を試すように、秋田は子供を車内に置き去りにした母親の弁護を命じるが…!!

島根の弁護士(4)

無実を証明したい水穂、形勢不利を打破する道は!?湯川林造は、得意先の藤田に怪我を負わせた罪で逮捕された。無実だと主張する湯川の言葉を信じ、潔白を証明しようと奔走する水穂。一方、示談解決に持ち込みたい被害者と検察側は、共に強行な態度で迫る!弱気になった湯川は、裁判を避け罪を認める判断をするが…!?

島根の弁護士(5)

同じ法律の世界に生きた母。再び姿を消した理由は…!?久々に横浜の実家に帰ってきた水穂。その手には1枚の写真があった…。母が元検察官だったことを告白しながらも、家族と仕事を捨てた母の真意を、決して語ろうとしなかった父…。水穂は複雑な思いを封じ込め、改めて仕事への意欲を奮い立たせる。だが、出雲へ戻ってきた水穂の前に、辛辣な新任弁護士・島津茜が現れた!!

島根の弁護士(6)

水穂と瓜二つの依頼人・水江!弁護士・秋田、最大のピンチ!?水穂の勤める法律事務所のボス、秋田良市は、頼りになるベテラン弁護士。だが秋田は、出張先で会った依頼人が水穂とそっくりな人妻と知り動揺する!夫の浮気癖に悩む水江の姿が、水穂と重なり、混乱を来す秋田…。その上、思わせぶりな水江の態度に、秋田の理性は崩壊寸前…!!依頼人の真意とは…!?

島根の弁護士(7)

初めての外国人弁護!水穂の熱意は届かず…!?オーバーステイで逮捕されたタイ人女性・ガオの弁護を引き受けることになった水穂。通訳を介しての接見となるが、彼女に反省の態度は無く、逆に通報した人物を調べてほしいと言う…。意志の疎通が図れず、戸惑う水穂。さらに驚く事実が判明するが…!?

島根の弁護士(8)

“なぜ私を捨てたのか”…。母・秀子の無情な答えとは!?かつて幼い水穂を捨てた母・秀子。だが、検察官から小料理屋のおかみ、そして弁護士と、再び法律家の道を歩み始めた母の生き方に戸惑う水穂…。割り切れない思いを払拭するため、母の暮らす広島を訪れるが、秀子は、母として弁護士として水穂に衝撃の一言を投げつけた…!?

島根の弁護士(9)

“前科”にまつわる新事実で裁判に自信を抱く水穂だが!?造り酒屋の娘・香奈枝が慕う男性・雪村が、傷害事件で起訴された。弁護を引き受けた水穂は、彼が頑に口を閉ざす“前科”に注目し、再調査に乗り出す。また、実刑を免れるために、雪村の過去を香奈枝に明かし、協力を仰ぐ作戦を立てた水穂だが…!?

島根の弁護士(10)

秀子と水穂、弁護士として母娘初対決の行方は!?不当な懲戒解雇を突きつけられた細井の弁護を引き受けることになった水穂。だが、水穂は、会社側の顧問弁護士が、母・秀子であることに戸惑いを覚える。さらに、細井から知らされていなかった重大な事実を秀子から告げられ、衝撃を受ける!秀子の弁護士としての手腕と姿勢を目の当たりにした水穂は…!?

島根の弁護士(11)

母・秀子と炎樹の過去に新事実が発覚!?逮捕拘留中の炎樹から、彼の顧客への届け物を託された水穂。その見返りとして、炎樹は、水穂が知りたいと願う、母・秀子に関する情報を教えると約束する。水穂を捨てた母の過去に何があったのか…?やがて炎樹の依頼を無事務めた水穂の許に、送られてきた意外なものとは…!?

島根の弁護士(12)

母が隠し続けた過去とは!?水穂に衝撃の真実が迫る!!25年前に起きた薬害事件に検事として関わった母・秀子。事件の被害者の一人が秀子宛に書いた手紙を預かった水穂は、その内容から母の過去に繋がる重大な事実を読み取る…。そして水穂はついに、母が自分を捨て出て行った真相を知ることに…!!

島根の弁護士(13)

水穂が、死刑判決もあり得る重大事件の弁護人に…!!放火殺人事件の担当に抜擢された水穂。積極的に死刑を望む犯人・田所に疑問を抱いた水穂は、やがて真実の告白を聞く。無実主張の道を決断するが、そこには、大きな壁が待ち受けていた…。そんな時、予想外の協力者が現れた!歩み寄る母と娘に新たなる絆が…!?涙と感動に溢れた最終巻!!