冬季五輪ばりのスルメ的面白さで気づくとズブズブにハマってるスゲー漫画

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周囲の漫画好きに勧められて読んだけど、全くとんでもねぇもん読ませてくれたなと思う。この漫画を読む楽しさというのは、冬季オリンピック期間中に日本が善戦しているマイナー競技にハマる現象に似てるかもしれない。カーリングとか。

最初は何やってんだか全然わからなくて、「いったい何を見せられているんだ」って感じなんだけど、見てるうちにだんだんルールが理解できてきて、お茶の間お茶の間で「いや〜あそこはあっちでダブルダブルテイクアウト狙うべきだったよ」って、覚えたての専門用語使って語っちゃう感じ。

それと同じでこの漫画もわかるとスゲー楽しい。メチャクチャ楽しい…!!
ということは逆もまた然りで、「埴輪土」について右も左もわからぬ状態で読む1巻はメチャクチャ大変。

それでも登場人物たちがガンガン使いまくる専門用語を1つずつ覚えて、埴輪土について自分の力で読み解いていくのが本っっっ当に楽しいので、これから読む人は1話で挫折しそうになっても最初の大きな戦いが終わる第1部(4巻)まで読みつづけてほしい…! 絶対ハマるから。


(△『古代戦士ハニワット古代戦士ハニワット武富健治武富健治 1巻1話より)

とりあえず1話は

「長野に光撃型か剣技型か不明の謎のドグーンが現れ、仮具土の埴輪徒である主人公・仁は、幼馴染の主巫女・クマリとともに蚩尤収めに臨む」

っていう感じなんだけど、わかるように説明すると

「長野に突然ちょっと大きい人間くらい(2m大)の土偶が現れて怪力や超能力で街を破壊したり人を殺し始めた。それを止めるには巫女の舞や祈り、そして戦いでおもてなしをして土偶の魂を鎮めて帰っていただくしかない。巨大土偶と戦うため、霊力の高い青年は巫女とシンクロシンクロすることで土でできた鎧にその魂を憑依させ、遠隔操作型の仮面ライダー仮面ライダー的な戦士となる」

という感じ。

【用語解説】
「蚩尤(しゆう)」…2m大の土偶のこと。一般にはドグーンとして知られている。
「特殊祭祀」…土偶に帰ってもらうための儀式。蚩尤収め、魂鎮めとも言う。
「埴輪徒(はにわと)」…埴輪土を操る強い霊力を持った男性。
「主巫女(あちめ)」…埴輪徒が埴輪土に憑依する際、ともにシンクロして力を貸す霊力の高い女性のこと。

第1部(4巻)を読み終わるころには、あのさっきのわけわからんあらすじが全部問題なく理解できるようになっているので安心してください。
(もはや完全に理解しきった今となっては、序盤のわけのわからぬまま置いてけぼりにされる感じがある意味心地よかったなとすら思う)

ちなみに自分が作中で一番好きシーンは、3巻で真具土の埴輪徒である凛の戦いを警官隊が警備しているとこ。

「神主も…正面のドグーンに向かって祈っている…!」
「前のときと違うぞ…!!」

という警官のセリフに「だよな〜〜!?!!!」 と激しく共感してしまう。
気持ちメチャメチャわかる。だって昨日の人たちはドグーン(敵)じゃなくて味方側に向いてお祈りしてたし。「えっ!えっ!? 前のときと違う…!」ってなったわ。


(△『古代戦士ハニワット』武富健治 3巻22話より)

いきなりわけわからん状況に放り込まれた警官そして読者が、現場でただじーっと儀式を見守り続けた結果、いつの間にか「埴輪土」について学習して理解し始めているっていう、この感じが最高に冬季五輪観戦で好き。

ここまで専門用語が難しい的なことを散々書いてきたけど、もちろんただ難解なだけでなく

・変身ヒーロー×神道の面白さ
・シン・ゴジラを始めとする様々な特撮映像作品からの影響
・緊急事態なんだけど神事なので準備に時間がかかるシュールさ
・車社会の地方都市を自家用車で移動しまくる実家のような安心感
(「あっ 鶴ちゃんとこのリーフだ!!」って子供が当たり前のように知り合いの車種把握してるとこ最高に実家)

という感じで、マジで魅力にあふれている作品なので漫画好きなら絶対一度は読むべき…そしてこの感覚を味わうべき。

2021年、鬼滅の刃鬼滅呪術廻戦呪術のあとに古代戦士ハニワットブーム来てほしい…!

マンバ通信の記事最高でした…前田さんの記事好きです🥺

先日、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督の庵野秀明が『プロフェッショナル仕事の流儀』でこう言っていた。 「謎 […]

そして昼に記事公開されてから古代戦士ハニワットハニワットの「買いに行った人」通知がすごい!(今日だけで13→21人)マジみんなそのまま4巻まで買って読んでくれ〜!

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