戦いはまだこれからだ!打ち切り決定から奇跡の連載続行、「古代戦士ハニワット」を愛した人々の161日間 - コミックナタリー 特集・インタビュー
natalie.mu
「鈴木先生」で知られる武富健治が漫画アクション(双葉社)で連載中の「古代戦士ハニワット」は、突如長野に現れ町を破壊し始めた謎の土偶(コードネーム・ドグーン)と、太古より荒ぶる土偶の魂を鎮めてきたヒーロー・ハニワットの戦いを描くバトルアクション。2018年に連載がスタートし、これまで単行本7巻が発売されたが、今年5月25日に作者である武富が自ら、単行本の売り上げ不振により「古代戦士ハニワット」の打ち切りが決定したことを告白し、ファンに動揺と悲しみが広がった。しかし武富のそのツイートをきっかけに連載継続を望む声が多数上がったほか、原画展や書店でのフェアが開催されるなど、大反響が巻き起こる。結果として、書店での売上増加と品切れなどにより、全巻の重版決定、11月2日に連載が無事継続されることが決定した。
再開発に失敗した離島に赴任した若い医師が村の因習に巻き込まれるサスペンスです。「武富健治実話作品集 狐筋の一族」を読んでから、武富健治先生は容赦なく恐ろしい絵を描かれる人という信頼があります。村の因習モノってだけでも確実に面白いのに、タイトルに「残虐」が付くなんて最高にヤバいです。全2巻とは思えない内容の濃さなので、期待値を上げて読んでもガッカリしないことを保証します。ぜひネタバレをしないで読んで欲しいので詳細は避けますが、どんな残虐なシーンよりもクライマックスのキスシーンが頭から離れません。読んだ人にはこの気持ちを分かってもらえるはず…。