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「バタアシ金魚」の花井薫(ハナイ・カオル)が社会人になって帰ってきた!宇宙一愛してる苑子(ソノコ)君に贈る、バラ色の人生設計は完璧!?世間の荒波に立ち向かう結婚&お仕事マンガ!!ソノコと同棲生活を送るカオルは、大学を卒業し就職、デパートの販売促進部に配属された。相変わらずのマイペースぶりに、職場でも家庭でも嵐を巻き起こしまくり!!
「バタアシ金魚」の花井薫(ハナイ・カオル)が社会人になって帰ってきた!宇宙一愛してる苑子(ソノコ)君に贈る、バラ色の人生設計は完璧!?世間の荒波に立ち向かう結婚&お仕事マンガ!!ソノコと同棲生活を送るカオルは、大学を卒業し就職、デパートの販売促進部に配属された。相変わらずのマイペースぶりに、職場でも家庭でも嵐を巻き起こしまくり!!
バタアシ金魚の続編です。 バタアシ金魚の頃から一貫して描かれているのは「追う・追われる」⇔「追われる・追う」の関係性。これは男女関係におさまらず人生のあらゆる局面に露呈する公式のようなものではないでしょうか。 何はともあれ、追いかけたり追われたりしているあいだは人生はつづくのです、あるいは人生を描く物語にしても同様でしょう、追いかけたり追われたりしているあいだは物語はつづくのです。たとえば、どこまでも逃げつづけるルパンと、どこまでも追いつづける銭形、この二人の関係はほんとうに美しいですね、ときに愛のようなもの感じることすらあります。この美しさは二人が"どこまでも"「追う・追われる」ことからくる美しさに他ならないでしょう。 ところで、バタアシ金魚は完結というにはあまりに中途半端な終り方をして、お茶の間にいたっては堂々と未完としています。これは「追う・追われる」⇔「追われる・追う」の関係性が崩れ去れば物語が停滞してしまうことを作者が直観していたからではないでしょうか。名誉ある未完、あるいは未完であること運命づけられた作品というのは時々出てくるものですが、そういった作品は後世に読み継がれることが多いように思います。