傑作中の傑作
噂には聞いてましたがここまで凄まじいとは…。この作品、いきなりクライマックスという感じで、しょっぱなから第1巻のほとんど最後まで、ひたすらハードなアクションが続いているんです。マッド・ドッグの異名をとる傭兵・岩鬼将造は暴力団組長の息子。父の暗殺を知り帰国、落とし前をつけに黒幕の元へ――。ということで殴り込みになるのですが、そこは極道ならぬ極道兵器。ドスやチャカ程度の戦闘では収まらない。戦場土産のバズーカやミサイル、果ては核兵器まで飛び交うのですからもはや戦争。著者の真骨頂である狂気の演出と相まって、ハリウッド映画も真っ青のバイオレンス作品に仕上がっています。最初は極道物と思わせておいて、SF的な改造をされて名実ともに極道兵器になる、という設定なのですが、それはこの際どこかに置いといてほしい。許嫁の姐さんや、さらに凶悪な兄貴分もでてきますがそれもどうでもいい。とにかく主人公・将造の暴れっぷりを見て欲しいですね。ついでに、またしても広げた風呂敷を畳まない展開も忘れてほしい…。
最近マンバでこの作品を知りすごく気になってます。今まで石川賢作品を読んだことないのですが、極道兵器から読むのってどうなんでしょう?
「極道兵器」を短いし完結しているのではじめて石川賢作品の読むなら一番かどうかわかりませんがおすすめだと思います。
石川賢作品はSF/ロボット/時代劇/忍者/任侠/ゴルフ/ギャグ/将棋/原作付き作品/コミカライズを色々あるので面白いですよ
>SF/ロボット/時代劇/忍者/任侠/ゴルフ/ギャグ/将棋/
想像以上に様々なジャンルを描かれてて驚きました。まずは極道兵器読んでみます…!