2話目、最後のコマがすごく象徴的だった。
自分がやってきたことは間違ってなかった、伝わっていたんだ、と。
それまでの自分に、自分の仕事に自信が持てていなかったが、同日に出会ったルーブル学芸員のアランは自分の仕事に熱い想いと確かな誇りを持って働いていたこともあるだろう。
ハーフの翻訳者シモーヌ・菊池・ジュベールさんも、自分が日本とのハーフであること、日本人の母の元に生まれたことを誇りにしたいと言う。
自分を肯定して誇りに思って生きるのは難しいが、フランスで出会う人たちはみな胸を張って生きている。
仕事や出生に誇りを持っている。
そして、ラストのコマだ。
何か言いたげなメリナの目線も気になった。
若き漫画家青年、移民大国フランスで何を思う
※ネタバレを含むクチコミです。