こんにちは、マンバ通信編集部です。
2007年に急性心不全でこの世を去ったマンガ家、三山のぼるさんをご存じでしょうか。
1981年に少年ジャンプ『男!文太』でデビュー以降、『ブリキ細工のトタン屋根』『メフィスト』『ゴドー』『燃える秋』『カンブリアン』など、青年誌向けの作品中心に活躍されたマンガ家さんです。また、「マンガ家にファンが多いマンガ家」として知られており、彼の描く女性に憧れる作家も多かったそうです。
で、今回、その三山のぼるさんの原画展が神保町のブックカフェ二十世紀で開催されます。
ここで注目したいのが、「三山のぼる一家(丸ごと)原画展」というタイトルですよね。えっ? 一家?? どういうこと????って。
実は三山さんのご家族の方々もマンガ家・イラストレーターとして活躍されているんです。
まず、三山さんの妻である雲田月子さんは、なんと2013年にミステリアスボニータ(秋田書店)から『好奇心は青髯を殺すか?』という作品で55歳の新人マンガ家としてデビューされています。
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◆ミステリーボニータ8月号発売◆話題沸騰の「MB新人マンガ大賞」で今回もデビューが決定! 大器晩成の大型新人、現る! 雲田月子先生の「好奇心は青髭を殺すか?」はミステリーボニータ11月号に掲載予定ですのでお楽しみに♥ 次の締切は8月6日です。皆さんのご応募お待ちしております〜
三山夫妻の長男であるギョムゲバさんは、自身のブログで2年連載していた4コママンガ『今日のキョムちゃん』が、第14回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出。
そんでもって、ギョムゲバさんの妻であるヨコミさんは、姑の月子さんと一緒に創作同人漫画サークル「こたつ漫研」で活躍中。
……というわけで、三山のぼるさん亡き後も、家族みんなでマンガ活動を行っているのです。
今回は、三山のぼるさんを含む家族全員での展示。原画展示はもちろんですが、一部の原画とグッズの販売もあるそうです。以前、マンバ通信でインタビューを行った『ロッタレイン』の松本剛さんも自身のブログでこの展示と三山さんについて触れていました。マンガ家も注目する原画展……これは、見とくべき展示ではないでしょうか〜〜!!!!
【イベント情報】
「三山のぼる一家(丸ごと)原画展」
会場 神保町 @ワンダー2階 ブックカフェ二十世紀(千代田区神田神保町2-5-4 開拓社ビル2F)
会期 2019年5月18日(土)~5月31日(金)
開場時間 月~土 11:00~19:00/日・祝 11:00~18:00
※会場の都合により5月25日(土)は14時以降観覧不可となります。
入場料 無料
問い合わせ先 くだん書房 藤下真潮 03-3233-2020 boss@kudan.jp