人生で一番、騙された漫画にコメントする
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名無し
1年以上前
極真空手が「空手バカ一代」のヒットで 注目を集め、多くの門下生を集めたのは事実。 だが空バカ連載開始時には既に極真会館は 本部道場も創設し、オープントーナメントでの 全日本選手権も開催している。 自分は空バカがそこそこヒットしてからの 読者で、読み始めた頃はイメージとして 「無名の空手道場が漫画のヒットで  一躍、世に知られ大人気になった」 と思っていた。 だが、実際には極真会館は 自力で流派を確立し、ある程度、 世に出てきたあとに空バカの連載が始まり、 注目を集め人気や知名度に拍車がかかったようだ。 漫画がヒットする前に既に 漫画に登場する猛者達が極真に 在籍し(漫画ほど派手ではなくとも) 空手家として大成していたわけだし、 漫画連載開始後の入門者も格闘技界での 他流試合などで実績をあげている。 なので極真の強さはけしてフィクションな だけではないわけだし、 格闘技界でもそう評価されていると思う。 今では梶原作品に虚実が入り混じって いることはごく普通に知られており、 その上で、梶原作品の面白さも 評価は緩んでいないと思う。 そして私としては 極真空手、空手バカ一代については、 梶原一騎先生にとって極真空手という存在が、 あんな話こんなシーンと面白いストーリーを 次から次へと思いつかせるほどに 魅力溢れる存在で、偶然にも若かりし頃から 梶原先生が極真に出会えた事から生まれた 奇跡の名作だったのだろうなあ、と思っている。

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名無し
1年以上前
まだ子供で、ウソをつくことは悪いことであり 大人はウソをつかないと思っていたころに読んだ。 ノンフィクションはノンフィクションであり、 フィクションはフィクションだと思っていた。 それで極真空手に入門したわけではないが、 極真空手こそ史上最強だと思っていた。 マス・オオヤマは世界中でリングでも 私闘でも戦いまくったのだと思っていた。 サファーデはコマのように回転し続け、 カポエラは逆立ちし続けるものと思っていた。 李青鵬こそ最強の敵であり決闘の後には わかりあえて良かったなあと思っていた。 芦原英幸は山狩りを跳ね除け、 添野義二は減量苦を跳ね除けたと思っていた。 猪木vsウィリー戦はウィリーが勝つと思っていた。 もっとも大きな衝撃を受けたのは 極真空手は正拳や肘での顔面攻撃アリだと 思っていて、それが禁じ手だと知ったときだった。 初めて空手バカ一代をよんでから、 それが分かったのは20年以上はたってからだ。 そうだといわれて、 え、あれ、でも漫画では使っていたし、と困惑した。 そして漫画の中では正拳や肘打ちでの 顔面攻撃が、試合ではなく私闘でしか 繰り出されていないことを確認して思った。 「なんて上手い漫画なんだ!」と(笑)。 あいかわらず空手の実体験は無く、 漫画や文献、動画でみることしかない 格闘技オタクではあるが、 今は、極真空手も他のフルコン系も、 いわゆる寸止めだったり形重視の空手も それぞれ、分かったようなつもりで それぞれを見させてもらっている。 信じていた、ならそれゆえに 裏切られた、という心の傷を負うかもしれない。 私は信じたわけではない、思った、だ。 なので驚いたけれど傷ついてはいない。 だから空手バカ一代を読んで 「上手いこと騙された」とは思うが、 傷ついたり恨んでやるとは思っていない。 充分すぎるほど楽しんで興奮させてもらったから。 そして騙されたと思いつつも、まだ 極真は最強かもと思わせてくれているから。
名無し
1年以上前
極真空手が「空手バカ一代」のヒットで 注目を集め、多くの門下生を集めたのは事実。 だが空バカ連載開始時には既に極真会館は 本部道場も創設し、オープントーナメントでの 全日本選手権も開催している。 自分は空バカがそこそこヒットしてからの 読者で、読み始めた頃はイメージとして 「無名の空手道場が漫画のヒットで  一躍、世に知られ大人気になった」 と思っていた。 だが、実際には極真会館は 自力で流派を確立し、ある程度、 世に出てきたあとに空バカの連載が始まり、 注目を集め人気や知名度に拍車がかかったようだ。 漫画がヒットする前に既に 漫画に登場する猛者達が極真に 在籍し(漫画ほど派手ではなくとも) 空手家として大成していたわけだし、 漫画連載開始後の入門者も格闘技界での 他流試合などで実績をあげている。 なので極真の強さはけしてフィクションな だけではないわけだし、 格闘技界でもそう評価されていると思う。 今では梶原作品に虚実が入り混じって いることはごく普通に知られており、 その上で、梶原作品の面白さも 評価は緩んでいないと思う。 そして私としては 極真空手、空手バカ一代については、 梶原一騎先生にとって極真空手という存在が、 あんな話こんなシーンと面白いストーリーを 次から次へと思いつかせるほどに 魅力溢れる存在で、偶然にも若かりし頃から 梶原先生が極真に出会えた事から生まれた 奇跡の名作だったのだろうなあ、と思っている。
不揃いの連理

タイトルから見る"伴侶"の形

不揃いの連理
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

ここではタイトル『不揃いの連理』の語義と内容をリンクさせながら、(6巻までで)四組の女性ペアの関係を追う本作の魅力を書いてみたいと思います。 「連理木(れんりぼく・れんりぎ)」というのは、隣りあった木々の接触した枝や幹が一つにくっつき、木目まで混ざり合った状態のこと。そこから「連理」という言葉は二人の深い契りを表すのだそうです。 幸せな予感のある「連理」という言葉。では「不揃いの」という言葉はどうでしょう? 登場するペアは、いずれも全然タイプの違う二人。そしてどちらか片方、もしくは両方とも「ダメな人」だったりもします。 まっとうな会社員×元不良は見た目に反して、ダメなのは会社員の方。いかにも悪そうな人と優等生のJKコンビは、優等生が意外と暴力的etc……。でもそんな二人が何故か寄り添う。 ではそこにどんな心があるのか。 ある人に惹かれる理由を、言葉で言い表すのは難しい。でも、なぜある人の側にいるかは、理由を言える場合もある。 この作品でそれが分かりやすいのは、ダメな漫画家に接する生真面目な編集者。彼女は恋愛的惹かれの他に、ダメな漫画家を支える動機としての「ある気持ち」を持っている。そして同じようなものは、他の三組にも見て取れる。「ある気持ち」はおそらく頼りない人に対する普遍的な心情なので、納得する人は多いと思います。 「ある気持ち」で支え合い、接するうち、彼女たちはいつのまにか離れ難くなっていく。そこには理屈ではなく、もはや必然として一つになった連理木が生まれている。 伴侶って、こういうことだよな……大きな安心感とエモーションが同居する感じ。実はかなり暴力描写・しんどい内容も多いのにそれはとても不思議な感覚で、いつまでもこの物語を追う動機となってゆくのです。 ダメな人に対する、共通する「ある気持ち」......どんなものか、ぜひ本作から探してみてください。 さあ、まだ不穏な堅物教師×生徒の物語はどうなるかな? (6巻までの感想) (追記:実はマンバ読書会でリアルタイムで書いたものから、細かく改稿しています。どんなふうに変化しているか、ぜひ配信と比較してみてください! https://www.youtube.com/watch?v=FgBPuVvUHFI) #マンバ読書会 #クチコミを書く回

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