安斎は偏った性格してるけど今まで何度も連中を救ってきたし、主人公よりちゃんと状況を判断する冷静さ、正義を貫く男らしさとか、見ていて気持ち良い部分もあったのになぁ。
薬害についてわざわざ自分から説明していたし、無関係っぽく見えたけど、
これも演出だったのかな〜
このクライマックスの無理矢理感、どうしても後から路線変更したように思える。

まぁ、ですから最初に「偏った性格してるけど」って言ったんですけどね...
別にファンって程じゃないけど、拷問するにしても本人なりの根拠と理由があったから
結局悪者側だったんだな〜とちょっと残念な気持ちになった。

元々安斉にとっての「公共の福祉のためには少々の危険(犠牲)はやむを得ない」って初期に早乙女が自分から毒見を申し出た時、他に策もないので止めずにその案を呑む、みたいなことだったんじゃ
氷室早乙女拷問とかやりだすまでは早乙女も宮田も安斉のこと社員の中でかなり信用できる部類の人と思って安斉にだけ重要な話を打ち明けたりもしてたし
大学時代のチームメイトとの揉め事やキャプテンとしてのふるまいも異常とまではいえない雰囲気、状況に見えたし

「大多数の人間のために少数の人間を犠牲にする」のは
安斉の正義では正しいのかもしれないけど今回みたいな緊急避難的な状況でもないのに「薬害被害者より会社の方が世の中にとって価値があるからクロの会社を守るために隠蔽工作する」のは安斉が重んじてた法律も正義も何もなくなるような…
安斉は昔から独善的なところはあれど基本的には正義感や倫理、常識に基づいて判断、行動してきた人間が極限状況で少しずつ狂いだしてきた、みたいなキャラだと思ってたけど
これでは元々派手に壊れてた、狂ってたキャラということになって今までの描き方から見てたしかに違和感を感じた

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