モンキーピークについて語ろうにコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。

前のコメント

名無し
1年以上前
着グルミ猿や、そうでない魔猿の設定って、 作者のほうでも最終的に確定したのは 水口さなえが入っている着グルミ猿と そうじゃないらしい魔猿の二種類がいるらしい、と なった回じゃないかと思う。 魔猿は、後で登場させようとは 考えていたキャラかも知れないが、 作者としても細かい設定を決めて 始めて作中に登場させたのは 八木さんを殺しに現れたときだと推測する。 着グルミではない「魔猿」の設定って、 ・夜目が利かない ・武器は使わない ・トオルの言うことしか聞かない だと思う。それらはすべて「そうみたい」という レベルで、作中でも絶対とはされてはいないが。 で、水口回になってからそうと決めて登場させた。 そうしたら、今までのシーンでの矛盾点が 出てきたけれど、 作者が気づいていないか無視しているかで、 読者側が困惑している状態だと思う。 「矢野口落とし下で猿が崖を駆け下りて逃げて、  超人的だと思わせたとき」 これは着グルミ猿。多分、水口さなえ。 作者としては、 「素人が見たら人間業じゃない、と思うが  実力派登山家なら出来る技」 くらいに考えて描いたと思う。 少なくともトオルがコントロールしてやらせられる 行動では無いと思うし。 「三つ倉小屋でフード男と一緒に登場した槍猿」 多分、着グルミ猿。 単に「あれは長谷川なのでは」と疑われる男を 登場させたかった、猿と一緒に出さなきゃ 猿の仲間だとわかりにくい、 ってことで猿を登場させただけで、 この時点ではいずれは魔猿を出すけれども、 ここではまだ登場させる気もなかったし、 深く考えずに武器を使う着グルミ猿のつもりで トオルの横に登場させただけだと思う。 トオルが魔猿をおとなしくさせて武器を持たせて 横にいさせた、ではないと思う。 この時点で魔猿をどこで登場させるかとか、 魔猿はトオルしか制御できないみたいとか 武器は使わないみたいとかは 決めていなかったのでは、と思う。 「ロープウェイ付近でトオルと猿が救助隊を惨殺」 多分、着グルミ猿。 両手に鉈を持って二本鉈で殺しまくっている。 トオルとのペアで暴れているのであとになってみれば あれは魔猿なのか、とも考えられて紛らわしい。 だが、魔猿が武器を使わない設定なら、魔猿ではない。 しかし、着グルミ猿だとしたら 「殺人趣味のトオルと凶暴な魔猿以外は  藤谷社員以外は殺すべきでないと思っていた」 という設定と矛盾してしまう。 なので紛らわしいし確証も無いが、これは 「魔猿は武器を使わない(みたい)」 「トオルと魔猿以外は一般人を殺すきがない(みたい)」 と後付で設定を決めたために生じた矛盾で、 作者は気づいていないか無視しているのだと思う。
着グルミ猿や、そうでない魔猿の設定って、
作者のほうでも最終的に確定したのは
水口さなえが...

人気のコメント

COBRA THE SPACE PIRATE

夢と呼ぶにはあまりに厳しく余りに哀しい影に向かってのオデッセイ

COBRA THE SPACE PIRATE
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)
阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)

著者のライフワークなので一言で括れない幅がある作品で、私は 1.手塚治虫的なタッチが残り奇想展開なアイディアの楽しい「少年ジャンプ初期」(「コブラ復活」~「ラグボール」) 2.線がややソリッドになりシニカルな描写の増えた「少年ジャンプ中期」(「二人の軍曹」~「黄金の扉」) 3.ヒロイックな描写の光る「少年ジャンプ後期」(「神の瞳」~「リターンコブラ」) 4.「聖なる騎士伝説」 5.CGフルカラー期 で分けている。どの期間も見るべき所のある漫画であるが、4.の「聖なる騎士伝説」について書きたい。  「聖なる騎士伝説」は青年誌に掲載された長編で他の話より暗く、いつもよりシリアスでアダルトな展開や描写が多い異色のエピソード(何てったって、レディーさえ出てこない) だ。ここでは新世界の興奮は悪鬼に蹂躙され、コブラのいつもの剽軽な態度やヒロイックな勇気は鳴りを潜め、笑みは嘗て見られなかった暗い影を忍ばせている。絵の線もどの辺よりも細く、陰影もまた濃く、混沌とした悪意蔓延る世界をこれでもかと描き出す。筋も宝や冒険ではなく悪鬼の暗殺と言う剣呑な代物で、終盤に明かされる種も周到に張られた伏線もあり陰惨な世界観を補強する。  今までのスペースオペラと比べると余りにもノワールであり、退廃的でもあるが、それだけに強烈であり、私はこのエピソードが一番好きだ。けだし、このノワールが単なる露悪に終わらず、コブラが常に世を儚むようなニヒルな皮肉を呟きながら銃をぶっ放しながらもどこか善や正義を諦めきれていないからではないかと思う。有名なコマでもある様にコブラは終盤、実際には何の利益を齎さなかった教会を批判し「神か……最初に罪を考え出したつまらん男さ」と呟いてみせたが、これはやはり神や正義についてどこか夢を持っている証拠に他ならないと思う。さもなくばこんなセリフは決して言わないだろう。  コブラの海賊としてのアウトローな性格や享楽主義は上記の理想主義的な思想やストイックさに支えられている。寺沢武一は彼の初期作品を「思弁的」と批評していた記憶があるが、そういった性格が彼の作品から消えた事は一度も無かったことは確かだろう、そしてそれこそがこの漫画をいつまでも輝かせているのだろう。海賊と言う自由とギルドに対抗する高潔な戦士の顔を持つあの男のとこしえの旅に祝福を。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)