モンキーピークについて語ろうにコメントする
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名無し
1年以上前
早乙女が長谷川に対して、 憎みきれないみたいな感情を抱いていて ほぼ協力している心情ってのも よくわからんのだが、 長谷川・林側からしても 早乙女をどう思っているんだろうね? 早乙女って間接的にではあるが 薬害被害者仲間の弓猿を殺した男でしょ? 早乙女って弓猿に深手を負わせて (トドメは岡嶋が刺した形だが) 死んだと思っていたらカニ歩きに現れて、 それで弓猿は死んだわけで。 長谷川・林からしてみたら 仲間を間接的に殺した男でしょ。 しかもカニ歩きでの林は、どれがどこまで 演技だったか本気だったか判りにくいが 宮田や岡島を励まし協力し、 弓猿殺しに加勢したともいえる。 少なくとも林は早乙女と岡島による 仲間(弓猿)殺しを防げなかった。 仲間を、むざむざ死なせてしまった。 それでいて早乙女に 「お帰りなさい」とか微笑んでるし。 長谷川にしたって弓猿が死んだことに 関しては 「仲間死んだからトオル呼んだわ」 程度にしか言葉にしていないし。 早乙女の二人に対する心情もよくわからんが、 二人のほうの早乙女にたいする心情も理解しがたい。 このあたりは、良い方向に解釈して あの場面とかこの場面とか、 それぞれの人の心中は、自分が推測していた内容とは 全然違って複雑な想いを抱いていたんだろうな、 と考えたほうが物語を楽しめるかも知れないけれど。
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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