蕎麦に特化した名作 「そばもん
蕎麦の違いや、出前の歴史の話がわかって好き。これ読むと蕎麦がすげー食いたくなる

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いつの間にか18巻もでてた...
こういう一点特化型で18巻も出るってのはやっぱりすごいな。

4巻にある「通」とは何かという話すげー好き
「通」る人
「通」う人
「通じてる」人の分け方がすごいわかりやすい

そこそこの年齢になるまで恥ずかしながら
「蕎麦なんて、細くて黒いだけのウドン」
くらいにしか認識していなかった。
そういうふうに不味い食べ物と思っていたから、
わざわざ美味しい店に足を運ぶ気にまるでならなかった。
それでも何度か美味しい蕎麦を食べる機会にも
恵まれて
「あれ、蕎麦っておいしいのもあるのか?」
とは思うようになった。
だが自分が食べて美味いと思う蕎麦を、
自分で探す術がなく、美味い蕎麦に出会うには
偶然にまかせるしかなかった。

そばもん」を読んで、
蕎麦にもいろいろなスタイルがあり、
どういう蕎麦や店が自分に合いそうかとか
少しづつわかる(つもりに)なっていった。
それこそ「そばもん」に出てくる
色々と蕎麦を誤解したり知ったかぶりをしている
人たちみたいに
「あ、俺、蕎麦についてこれも誤解してたわ」
「あ、この蕎麦にはツユを漬けすぎてもだめなんだ」
とか驚きながら。
自分は死ぬまで「通」にはなれそうもないけれど、
蕎麦が美味しいものだと楽しく判らせてくれた
「そばもん」
には感謝しております。

外国人(イタリアから来た元シェフ)に
蕎麦について解説する回が面白かったし
勉強になった。
と同時に寿司だ天ぷらだ鰻重だ、に比べて
蕎麦を外国の方々に理解してもらうのは
物凄く大変だよな、と思った。
あそこまで準備して詳しく解説しないと
理解するのは難しいだろうし、
そもそも箸が上手く使えないと、
それだけで教えるのも難しいわけだし。
ツユは蕎麦に三分の一くらいだけつけてすする、
とか外国の人からしたら相当に
ハードルが高そう。
出来れば「そばもん」は外国語に訳して
多くの国の人たちに読んでもらって
感想を聞いてみたい(笑)。

そばもん ニッポン蕎麦行脚

読んでスッキリし味わってスッキリしたくなる蕎麦漫画

そばもん ニッポン蕎麦行脚 山本おさむ
名無し

蕎麦は和食の中での一料理として立場を確立はしている。 しかし和食について語り話題にする場では そこそこ以上の評価はあまりされていない気もする。 和食は美味しくてヘルシーで見た目も美しい、とか、 煮物や焼き物は素材の味を引き出している、とか、 天ぷら・寿司・鰻がいかに美味しいか、とか そういうことについて語ったものは多いが、 意外に蕎麦そのものについては熱く深くは 語られていない印象もある。 立ち食い店もあれば老舗名店もあるし、 家庭で普通に気軽に茹でたりもするし、 職人しか作れない手打ち蕎麦もあるし、 広くて深くて面白くて美味しい存在だと思うのだが、 一部の「通」と言われる人以外はあまり興味をひかないみたい。 それは多分、見た目に地味だとか、 脂肪分とか糖分とかの判りやすく刺激的な美味さよりも、 風味や旨味といった感覚的な美味しさを味わう存在 だからかもしれない。 インパクトに欠けるから、ともいえるかも。 しかし「そばもん」を読めば、蕎麦をもっと知りたくなる。 食いたくなる。味わいたくなる。 そして知って食ってスッキリとなれる。 蕎麦なんて嫌いだ美味しくないし、という人や、 蕎麦なんて立ち食いでサッと安く喰えりゃいい、という人や、 逆に、いや蕎麦は美味しいよ最高だよ、という考えの人や、 それぞれの人達に 「え、そういう食べ方って美味しそうだね」 「そうか今度はそうやって味わってみよう」 と思わせる面白い話が満載されている。 家で茹でて食べる蕎麦をより美味く味わう方法。 多数ある蕎麦屋の中から自分の好みの店を探し出す方法。 手打ちにも機械打ちにも良さ悪さがあり夫々が存在する意義。 蕎麦がいかに日本各地に根付き発展し様々な形態に至ったか。 読んだら 「今日は蕎麦を食おうかな」 となり、食ったら 「明日は、今日と違う蕎麦も試してみようかな」 と、なってしまう漫画(笑)。

そばもんにっぽんそばあんぎゃ
そばもん ニッポン蕎麦行脚 1巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚 2巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚 3巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚 4巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚(5)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(6)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(7)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(8)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(9)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(10)
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