そばもんについてみんなで語ろう!!にコメントする

人気のコメント

そばもん ニッポン蕎麦行脚
読んでスッキリし味わってスッキリしたくなる蕎麦漫画
そばもん ニッポン蕎麦行脚 山本おさむ
名無し
蕎麦は和食の中での一料理として立場を確立はしている。 しかし和食について語り話題にする場では そこそこ以上の評価はあまりされていない気もする。 和食は美味しくてヘルシーで見た目も美しい、とか、 煮物や焼き物は素材の味を引き出している、とか、 天ぷら・寿司・鰻がいかに美味しいか、とか そういうことについて語ったものは多いが、 意外に蕎麦そのものについては熱く深くは 語られていない印象もある。 立ち食い店もあれば老舗名店もあるし、 家庭で普通に気軽に茹でたりもするし、 職人しか作れない手打ち蕎麦もあるし、 広くて深くて面白くて美味しい存在だと思うのだが、 一部の「通」と言われる人以外はあまり興味をひかないみたい。 それは多分、見た目に地味だとか、 脂肪分とか糖分とかの判りやすく刺激的な美味さよりも、 風味や旨味といった感覚的な美味しさを味わう存在 だからかもしれない。 インパクトに欠けるから、ともいえるかも。 しかし「そばもん」を読めば、蕎麦をもっと知りたくなる。 食いたくなる。味わいたくなる。 そして知って食ってスッキリとなれる。 蕎麦なんて嫌いだ美味しくないし、という人や、 蕎麦なんて立ち食いでサッと安く喰えりゃいい、という人や、 逆に、いや蕎麦は美味しいよ最高だよ、という考えの人や、 それぞれの人達に 「え、そういう食べ方って美味しそうだね」 「そうか今度はそうやって味わってみよう」 と思わせる面白い話が満載されている。 家で茹でて食べる蕎麦をより美味く味わう方法。 多数ある蕎麦屋の中から自分の好みの店を探し出す方法。 手打ちにも機械打ちにも良さ悪さがあり夫々が存在する意義。 蕎麦がいかに日本各地に根付き発展し様々な形態に至ったか。 読んだら 「今日は蕎麦を食おうかな」 となり、食ったら 「明日は、今日と違う蕎麦も試してみようかな」 と、なってしまう漫画(笑)。
女神の標的
戦後の金塊争奪サスペンス #1巻応援
女神の標的 小山ゆう
兎来栄寿
兎来栄寿
『がんばれ元気』、『お〜い!竜馬』、『あずみ』などでお馴染みの、小山ゆうさん最新作。『颯汰の国』を挟んで、『雄飛』と同じ昭和の物語が新たに紡がれています。 本作は1953年の戦後間もない時代が舞台。大衆演劇の花形役を務める主人公の春子が、日本軍の大佐であった父が隠した日本再建のための金塊を巡る争奪戦に巻き込まれていくサスペンスです。 男剣士を凛々しく演じる美しく強い春子は、恩義のある座長のもとで何も知らず暮らしていましたが、ある日を境にその日常が崩れていってしまいます。ただ、戦後という時代もあり、ただやられるばかりではなく暴力に対し時に立ち向かって反撃していく姿もあり痛快です。 鴻鵠の志で金塊を隠した春子の父に対して、本当に存在するのかどうかも解らない「女神」(作中で金塊の隠語と語られる)を巡って、多くの人々が醜悪な争いを起こしていくさまは何とも言えません。 そしてまた、もし金塊が時の総理の下に首尾よく回っていったとしてもそれが正しく使われるかどうかは別の問題として存在するのもまた無常感を覚えさせられます。仮に総理が高潔な志で差配を行おうとしても、さまざまな思惑や柵が絡んだ政界でどこまで理想通りに事を運べるのか。栓なきことと解りながらも、考えてしまいます。 ともあれ、さまざまな勢力が互いに画策し合い息もつかせぬ展開で、誰を信用できて誰が信用できないのかも解らない春子の緊迫感がそのまま伝わってくるようです。 小山ゆうさんももう76歳ですが、筆に翳りは見えません。池上遼一さんも今月で80歳を迎えますが、皆さんお元気でい続けて欲しいです。
神にホムラを ―最終定理の証明方法―
天才少女と解き明かす世紀の難問 #1巻応援
神にホムラを ―最終定理の証明方法―
兎来栄寿
兎来栄寿
『口移しの魔女たち』、『モナリザマニア』のヨシカゲさんが新たに描くのは数学マンガ。 300年以上もの長きにわたって誰も完全な証明はできなかった「フェルマーの最終定理」をテーマにした物語です。1話を読んだときからずっとワクワクして、毎回楽しんでいます。 フェルマーの最終定理の証明に取り憑かれた日系人のアンディ・ホムラが、9歳の孤児である女の子の天才的な数学の素養を見抜いて彼女を引き取り、力を合わせて数学史上屈指の難問に挑んでいこうとします。 数学上の未解決問題、人類の知の真髄がそこにあって心躍りますよね。謎は超大であればあるほどロマンがあります。フェルマーの最終定理も解かれるまでは、その最たるものでした。 ラマヌジャンから取ってラマと名付けられたその少女が、誰から学んだ訳でもなく自ら構築したであろう思考と理論に基づいた大量の記述から溢れ出る圧倒的天才性に、そしてその才気を使って超大な謎に挑んでいくさまにワクワクします。 数学というと理知的なイメージがあるかもしれませんが、ときに泥臭く、ときに狂気的な立ち居振る舞いがなされ、タイトルが回収されていく瞬間も熱いです。 1951年が舞台ですが、史実では1955年に谷村-志村予想が出てくるのでそこにどう繋がっていくのかという点も楽しみです。 メインのふたりを取り巻くサブキャラクターたちも立っていて、題材的には数学ではありますが数学にあまり興味がない人や得意ではない人でも楽しめるであろう内容です。
平成敗残兵すみれちゃん
男子高生、クズ従姉妹をプロデュース #1巻応援
平成敗残兵すみれちゃん
兎来栄寿
兎来栄寿
『八雲さんは餌づけがしたい。』、『マリア先生は妹ガチ勢!』に続く里見Uさんの「お姉さんと少年」系最新作です。 前連載の『八雲さん』の1話を読んだときには里見Uさんの覚醒を感じ、実際に長期連載の人気作品となりましたが、この『平成敗残兵すみれちゃん』の読切版を読んだときもまた別ベクトルで里見さんのポテンシャルを感じました。 そして、そのポテンシャルは現在の連載部分で最高潮に発揮されています。『八雲さん』では作品内容的に描けなかったことを、この『すみれちゃん』の方で思う存分解き放っているように感じます。 31歳の元グラビアアイドルのいとこ・すみれを、同人アイドルのコスプレイヤーとしてプロデュースして売っていこうとする高校生の雄星。実に『ヤンマガ』らしいと思うのは、里見さんの魅力的な絵で描かれるすみれちゃんの恵体もさることながら、その性格のクズっぷりです。酒・タバコ・ギャンブルに溺れ、金遣いも壊滅的。時折、人としてのモラルの低さを露呈していくところが逆に魅力的です。 『ヤニねこ』などとの親和性の高さを感じさせますが、里見さんは『ヤンマガ』という媒体に的確にアジャストしたのか、それとも本質的にマッチしているのか。その回答は、おまけマンガに如実に表れています。 サブキャラクターも魅力的で、芸能プロダクション社長のファムファタ任三郎は登場から強烈ですし、雄星に好意を寄せるオタク女子のひよりの想いの行く末も見所のひとつです。 そして、基本的に破天荒に進んでいく中でも ″信頼ってのは勝手にできるものではなく  急造でも作ろうとする事が大事なのだよ″ といった名言がたまに飛び出すのが里見さんの作家性の良さが出ているところで好きです。1話の最後を見れば、この物語に期待せずにはいられません。 すみれちゃんと雄星は、果たしてどこまで駆け上がれるのか。道中のドタバタも楽しみながら、追っていきたい作品です。
そばもんにっぽんそばあんぎゃ
そばもん ニッポン蕎麦行脚 1巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚 2巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚 3巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚 4巻
そばもん ニッポン蕎麦行脚(5)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(6)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(7)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(8)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(9)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(10)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(11)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(12)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(13)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(14)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(15)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(16)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(17)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(18)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(19)
そばもん ニッポン蕎麦行脚(20)
ストアに行く
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい