それ、すっごい分かります。友達のお父さんを殺すシーンは本当に怖かった。人を殺すということは、本来のひとのDNAに組み込まれているものではないから、それを続けていくとどんなふうに人が狂っていくのかを本当に上手に描いていると思いました。

それを根底に据えて改めて手塚先生作品を読み直したくなりました。可愛らしい作品の中にも、どこか人の残酷さが見え隠れするような、はかないような、手塚作品には何かあると感じてましたが…もう一度手塚世界にどっぷり浸ってみたいと思います。

私は手塚治虫を超える漫画家はまだ現れていないと思っています。読んだあとに、しっかり考えることができるのは彼の作品だけですね。人の狂気にしっかりフォーカスをあてたからこそできた作品だと思います。

そうですね。私も、やっぱり漫画の神様は手塚先生だなと思っています(^_^)手塚先生がいてくれなかったら、今の漫画の形はないでしょうし…。「アドルフに告ぐ」の凄いところは語りきれませんが、フィクションとノンフィクションを織り交ぜて話を作ったところなんてもう最先端の技術ですよね、話作りの。そしてフィクションが混じっているにもかかわらず生々しすぎる人間の狂気、もはや完成度が高すぎて惚れ惚れしますね…。

私は、アニメなんですが、たぶん連続アニメか映画の再放送のどちらかで「ジャングル大帝」を初めて見たのが最初でした。壮大な音楽に、ジャングルの深い緑の中をレオが駆け抜けてくシーンが今でも印象に残ってます。たぶん連続アニメではなく、偶然映画の再放送を見たんだと思いますが…先ほどウィキペディアで制作された年など調べてみて、たぶん5歳くらいの頃だったようです。そのあと、早熟な友だちが(笑)小学校3、4年の時に図書室に置いてあった(漫画だけどはだしのゲンブラックジャックは置いてありました)ブラックジャックを読んでるのを横目に見たところ、ちょうど手術シーンで気持ち悪くて衝撃的で、「今後絶対見ない!」と心に決めたのですが、少ししてまたアニメのブラックジャックが放送されると(主題歌はジャンヌダルクの月光花、エンディングは大塚愛でした)、あまりに面白くそこから自分でもブラックジャックを少し読んでみた感じです。ちゃんと読んだのは大学入ってからですね…!長くなってしまいすみません!

>>ジャングル大帝どっちだろう!私は劇場版ジャングル大帝(1997)を見たことがありますが、本当に言葉にできませんでした。最後、パンジャが自らの命を犠牲にして人間を救うシーン「これでいいのです。」の台詞がずっと頭に残っていました。愛、父と子そして生命の尊厳。すべてを描き切った本当に素晴らしい物語だと思いました。手塚治虫作品は、あまり白黒つけない作品が多いですね。何が正解なのか提示しないところがいいです。

>>ブラック・ジャック
私もブラック・ジャック大好きなんですけど、読売テレビで放送してたあのBJはどうも好きになれませんでした。対象年齢が低めに設定されており、時間帯も時間帯でしたので患者が全員助かってしまうんですよ。BJの良さである「医者ってなんなんだ」という苦悩が描かれてないのが残念でした。私は、OVA版(出崎監督)のBJをオススメします。BJがセクシーに描かれています(笑)私は、もうBJが本当に大好きすぎて、秋田書店版、小学館版、文庫、豪華版とかいろいろ持ってるんです。未収録作品や、収録順番など手塚先生本人がいじくりまわしてるので、ファンとしては集めるのが本当に大変です!!

たぶん、1997年の映画のテレビ放映を観たんだと思います。大体テレビ放映って1〜2年後とかだと思うので、それだと計算が合います。子どもながらに、映像と内容がなにか素晴らしかったことははっきり覚えているのです。ぴっぴさんのお言葉で、もう一度映画観たいと今強く思ってます…!
白黒つけない、本当にそうですよね。曖昧だったり、その先を想像できるように終わらせてくれたり、そういう意味でとても誠実な作品ばかりだと思います。

ぴっぴさんのブラックジャック愛に、勝手ににやついてます。本当にお好きなんですね…!!いつまでも、いつまでも熱狂的なファンを生み続けるブラックジャックという漫画はとにかく凄いと思います。読売テレビのアニメ、そう言われてみるとなんか面白かったかな、くらいでピノコのきゅるるんとした可愛さしか印象に残ってないですね(苦笑)OVA版のブラックジャック、超絶観たいんですが…ぴっぴさんに情報もらえてよかったです…セクシーさが出てるなんて…もう…観たい(真剣)!!!色んなバージョンのブラックジャック本をお持ちとは相当なファンですね。ブラックジャックには私は一時期恋したことはあります。原作を読んで。あんなに強いのに、どうにかしてそばにいてあげたいような脆さを持った男性もいない…と思っています。

おおー!同い年のうえに、初恋がブラックジャックというところまで一緒です!!!きゃー!!小学校4年生でBJファンになったんですけど、BJって気持ち悪いよね、あのツギハギが。とか言われて、あまり共感してもらえず、孤独な思いをしました。
読売テレビBJは、のちに監督だった手塚眞さんも(手塚治虫の息子さん)BJを商業アニメにしたくなかったと悔やんでいましたね。まぁ、アニメって数字だから、いろいろ難しいんだろうなと思いました。
OVAのBJ絶対見てください!!!そして、見たら一緒に語りましょう!!!!(笑)いやーなんか、シャワー浴びるシーンで髪の毛が水で滴ってたりとか胸板が厚かったりとか、、、、イイんですよ!!(笑) ちーずさんは、BJの原作は今でもお持ちなんですか?もし、お持ちだったら、どのエピソードが一番好きですか?

ぴっぴさんのOVA版BJの解説を読ませていただきニヤニヤしていた1993年生まれの現在22歳(♀️)は、私です。うわ〜こんなに盛り上がれるとは…嬉しい限りです(泣)もしかしなくてもぴっぴさんの方が1つ年下ですかね?私、今までのお話しの中で20代後半くらいの方だと思ってました(笑)人のこと言えませんけど、その年齢でBJが初恋って結構他の子と話し合わないですよね…全く、みんなちゃんと読んでよ。私の場合、20歳くらいのときにちゃんと原作買って読み直して(とはいえまだ最初の10巻くらいしか集めきってないかな…?)そのとき恋に落ちましたね(初恋をBJに捧げたかったです)。全エピソードをおさらいできてないんですが、今のところ強烈に印象に残ってるのは鳥人間のお話とかですね。あれはなんか…読んでる最中はそうでもなかったんですけど、ずっと頭に引っかかってる作品です。鳥になった女の子にとっての幸せが何だったのか?を今日も車運転しながらふと考えてました…答え出なかったですけど。ぴっぴさんのもよろしければぜひお聞かせ願いたいのですが、これBJのトピに行った方がいいですかね?笑 長くてすみません…

た、たしかに(笑)BJのトピに行った方がいいですね。もうアドルフあんまり関係なくなっちゃいましたね(笑)でもいま、ちーずさんとお話してアドルフを読んでるので、またこっちに戻ってくるかもです!
BJのトピ立てましたので、こちらで話しませんか?http://manba.co/topics/10928

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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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アドルフに告ぐ 【手塚治虫文庫全集】(1)
アドルフに告ぐ 【手塚治虫文庫全集】(2)
アドルフに告ぐ 【手塚治虫文庫全集】(3)
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