津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村雪(さわむら・せつ)。師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人と出逢いながら今、自らの音を探す旅を始める。――「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」羅川真里茂(らがわ・まりも)が贈る、今一番アツい津軽三味線×青春ストーリー!!
先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?
イチゴパンツの少女・なずなの津軽三味線の音に魅かれたギター少年伊賀。学校で味線部をつくろうと奔走するのだが、なずなの心は複雑で…!?
卒業文集で不名誉な三冠を獲得する地味な中学時代を送ってきた音古間美弥。高校でイメチェンを図り“変わりたい”と願う美弥は、竹海陽夜との出会いをきっかけに和楽器という未知の世界へと踏み出す――!! 注目の和楽器ガールズバンドストーリー第1巻!!
※本作はmatchの個人誌作品の電子書籍版となります。【41ページ】幼いころに聞いた異国の音が忘れられないユリア。数年後日本に訪れた際、ユリアは偶然それがこの国の音だと知る。ユリアは感激のあまり、三味線演奏者の千江子に弟子入りを申し込む。持ち前の明るさと前向きさですぐに周囲と打ち解けていくユリアだったが……
女子高生×和楽器×バンド!? 目立ちたがりの高校生・亜子が出会ったのは「和楽器」!? 友達を巻き込んでバンド活動を始めたものの、右も左もわからない状態!箏[そう]・三味線[しゃみせん]・ドラム、異色の組み合わせで若さあふれる音楽4コマスタート!
日本の里の原風景。目の見えない少女・ゴゼはその運命を一身に背負い、三味線を手に、強く生きる。少女と、彼女と交わる人々との旅路はどこへ――。胸に響く紡ぎを切り取り集めた連作短編集。
音楽を扱った作品で、更に題材として珍しい三味線を扱っているのですが、 ちゃんと登場人物たちの凄さや個性が伝わってきて、音が聞こえるように感じました。 元々三味線をやっていたのですが、「ましろのおと」を読んで更に三味線に興味を持ちましたし、 読んだ方もきっと三味線に憧れると思います。 三味線のことしか考えていなかった一匹狼気質の主人公が、 三味線を通して人と関わり変わっていく様子も見ていて楽しいです。 羅川真里茂先生の作品は昔から好きなのですが、 「ましろのおと」は特にみなさんにおすすめしたい大好きな作品です。