独り言広場谷崎潤一郎マンガアンソロジー」という企画に参加してた時に唯一谷崎の小説でなくエッセイを選んでて それが 引用にイラストをサンドイッチした感じだったので、 その可能性は否めない...... https://www.chuko.co.jp/special/tanizaki_mangekyo/no9.html
文学の名作をマンガ化した作品を教えてください谷崎潤一郎マンガアンソロジー」 榎本俊二/今日マチ子/久世番子/近藤聡乃/しりあがり寿/高野文子/中村明日美子/西村ツチカ/古屋兎丸/山口晃/山田参助 11人の漫画家が谷崎文学を題材に漫画を描いています。電子書籍化もして欲しいです。 https://www.chuko.co.jp/special/tanizaki_mangekyo/
日本の文学史上でも最も変態的でフェティシズムに溢れた作品を描く作家の一人である谷崎潤一郎。その代表作である『春琴抄』を見事な筆致でコミカライズしたのが本作です。 何と言っても、主人公・琴の幼い頃から漂う妖艶で危うい魅力が笹倉綾人さんの美麗な絵で見事に表現されているのが素晴らしいです。美しく金色に彩られた装丁の表紙に描かれた琴の眼力に惹かれるものを感じたならば、その勢いのまま手に取ってみて間違いありません。 蠱惑的なあのシーンも、背徳的なあの描写も、マンガという媒体のパワーを十全に発揮して描かれており、原作を好きな方も知らない方も楽しめる内容になっています。この作品を読んで原著へ向かう切っ掛けとなる方も数多くいるでしょう。中学生や高校生が文学史を学ぶ際の副読本としてもぜひお薦めしたい作品です。