名無し

まずこの作品は作者にとって初連載の作品にも関わらず、絵がめちゃくちゃ上手い。上手いと売り越して綺麗。一つ一つの描写が丁寧で、書かれる人物も一目で誰かわかりますし、女の子がみんなかわいいです。

この作品は「箏」を題材とした作品です。箏と聞くと静かなイメージがありますが、展開が熱いです!
練習→敗北→もっと練習→勝利のパターンは何度も見てるはずなのに熱くなります。紙から音が聞こえてきます!
それにラブコメが最高です。少女マンガを読んでる気になれるくらい最高です。かわいい女の子がもっとかわいくなるので見所です。
それに箏の情報に説得力あります。作者さんのお姉さんは実際に琴を弾いておられます。

最近あまりマンガ買っていない人にお勧めできる作品です。「箏ってよくわからない」と敬遠する前に一回試し読みでもいいから手に取ってほしいです。

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この音とまれ!

『凝縮された少女漫画』で最高のエンタメ!!

この音とまれ! アミュー
たか
たか

ブロッコリーのことを「凝縮された森」と呼んだ天才にならい、『この音とまれ!』のことは「凝縮された少女漫画」と呼びたい。この作品はジャンプSQ.で連載されていますが、コマ割りが少女漫画であるため勝手に少女漫画と呼ばせていただきます。 4月にアニメ化されるということで放送前に読んでみたのですが、まあ〜すごい作品でした。何がすごいって、**とにかく見所が多すぎる…!** **・主人公の過去が凄惨(不良に琴職人の祖父の家を焼かれる) ・琴の名家に生まれたヒロインのお家騒動がヤバイ ・顧問が実はめちゃくちゃすごい人 ・ライバル校のキャラがやたら濃い** 辛い過去、ハードな練習、美しい演奏描写、琴の知識、熱い友情、恋の予感と、とにかく注目すべき要素が多いんです。 **私が思う少女漫画の名作の条件の1つは、「ドラマチックな悲劇が起こりそれを愛・友情で乗り越えていく」こと。**『この音とまれ!』はその条件に当てはまる部分がすぎていて、**凝縮された少女漫画としかいいようがない。** まずそもそも**作者(とそのご家族)がお琴の経験者で、琴の演奏描写が非常に優れていて読み応えがある。**そこへさらに、先に挙げたようなヘビーな設定を次々持ってくるもんだから、ドラマが洪水のように襲ってきて読者は感情を付さぶられまくる。そして、思い出したようにヒロインといい感じの雰囲気になるシーンが挟まる。 んもう、最高にエンターテイメント…!! またテーマである**「琴」の演奏シーンの作画は常に大迫力**で、読み終わってソッコーで本物の演奏を比べてしまったほど。作中に登場した、アミュー先生の家族がこの作品のため書き下ろした楽曲はYouTubeで聴くことができます…! https://www.youtube.com/watch?v=Y_Db88Ef6FQ ちはやふるやナナマル サンバツなど、熱い文化部漫画が好きな人は間違いなくハマるので、ぜひ手にとってください!(※なおアニメはおすすめしません!)

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