あらすじ

一か月後の全校生徒の前での演奏に向け、始動した新生筝曲部。弾く曲の候補があると言う、さとわが皆を連れて行ったのは、邦楽のイベントだった。鳳月会の小学生の演奏に圧倒される愛達…。しかし愛は友人達の練習用にある物を用意して…!?
この音とまれ!(1)
先輩が卒業して箏曲部ただ一人の部員になってしまった武蔵。四月になり新入部員の勧誘に励むのだが、部の存在自体を知らない人も居る状態。そんな彼の前に現れた、見るからに不良で箏とは縁の無さそうな新入生が入部したいと言い出して!?
この音とまれ!(2)
一か月後の全校生徒の前での演奏に向け、始動した新生筝曲部。弾く曲の候補があると言う、さとわが皆を連れて行ったのは、邦楽のイベントだった。鳳月会の小学生の演奏に圧倒される愛達…。しかし愛は友人達の練習用にある物を用意して…!?
この音とまれ!(3)
遂に筝曲部の存続が懸かった演奏の日を迎えた愛達。全く興味の無い様子の生徒達も演奏が始まると、その迫力に飲み込まれてゆく。亡き祖父の事を思いながら演奏する愛、そして部の存続を願う皆の調べは、全校生徒の心を掴めるのか──!?
この音とまれ!(4)
さとわの秘密を知った妃呂は、部員達に暴露しようとする。それに対してさとわは…!?一方、部員達も窮地に立たされる。定期テストで三つ以上の赤点があると、高校生関東邦楽祭へ出場出来ないと告げられ、皆で勉強会をするのだが…!?
この音とまれ!(5)
関東の強豪校である姫坂女学院と明陵高校の合同勉強会を見学する事になった愛たち。姫坂の完璧にそろった演奏に実力の差を見せつけられる。さらに受験の失敗を思い出し、マイナス思考になった武蔵は心配してくれる愛と衝突してしまい!?
この音とまれ!(6)
合宿中に突然、姿を消した光太。なかなか上達せず、怒られてばかりなのに嫌気が差して逃げ出してしまったのか…。懸命の捜索の末、愛が見つけた光太は──!?
この音とまれ!(7)
明陵高校の演奏に圧倒されてしまった愛達だが、全国一位となるには、その上を行かねばならないのだと気持ちを奮い立たせた。その後も姫坂女学院をはじめレベルの高い演奏が続く中、彼等は重圧と戦い続ける。そしていよいよ出番は目前に!
この音とまれ!(8)
右手の負傷で思うように弾けない愛に引きずられ、時瀬高の演奏はバラバラなものとなってしまう。しかし、お互いを信じる気持ちで持ち直し、聴く人の心を揺さぶった彼らの演奏の結果は!? そして大会後は学園祭に向けて動き出す愛達だが!?
この音とまれ!(9)
今のメンバーで全国に行くには、今年が最初で最後の機会。決意を新たにした愛達は、自主的に朝練へ集まっていた。そんな彼らに滝浪が曲を決めたと告げる。その曲は、過去にさとわが母へ自分の気持ちを伝えようとして弾いたもので…。さらに、時瀬高筝曲部に外部指導者が来る事になり!?
この音とまれ!(10)
技術の底上げのため、箏曲部の指導を任された堂島晶。無償での指導という事もあり、何か裏があるのではと勘繰る部員達…。だが彼女の実力は本物で、さとわが破門される原因になった大会で一位を取る程のもの。しかし彼女は、その大会でさとわの演奏を聴いて以来、心に深い闇を抱えていて!?
この音とまれ!(11)
愛達のひたむきな練習態度、箏を楽しむ姿を目にした晶は、忘れかけていた幼い頃の気持ちを思い出して…。一方で晶の祖母は、箏曲部を潰す計画が進まない事に業を煮やし、部員達の弱みを探ろうと動き始める。技術が底上げされ次のステップに進んだ箏曲部は、その悪意から逃れられるのか!?
この音とまれ!(12)
全国大会神奈川予選。参加する14の高校の内、全国へ進めるのは、たったの1校のみ。絶対に勝つと意気込む愛達だが、姫坂をはじめとする他校の生徒達もそれぞれの思いを胸に、大会に臨んでいるのだった。これまで積み重ねてきたものをぶつけ合う、熱い戦いの幕が開く!!
この音とまれ!(13)
極限まで“揃う”事にこだわり、完璧な演奏を果たした姫坂は出場校の中で群を抜いていた。そして、その姫坂を関東邦楽祭で破った拍音(はくと)の演奏順を迎える。演奏するのは拍音の顧問・山本によるオリジナル曲。それは澪の音を引き立たせる事だけを計算して作られているという。それだけの扱いを受ける澪の実力とは――!?
この音とまれ!(14)
それぞれが持てる力の全てを発揮した愛(ちか)たちの素晴らしい演奏に、観客達は完全に引き込まれていた。彼らの音色は会場へ来ていた、さとわの母にも届いたのだろうか…。そして遂に、全国大会へ駒を進める一校が発表される!!
この音とまれ!(15)
新春コンサートに向けて練習を開始した愛(ちか)達。「久遠」を弾いてみると自分達が着実に上達している事を実感する。特に妃呂は武蔵への想いが演奏にも表れ、さとわから音に艶が出るようになったと褒められるが…!?
この音とまれ!(16)
新年度を迎え、期待に胸を膨らます新入生達で賑わう時瀬高校。箏曲部には新入部員獲得に向けた秘策があった! その効果もあってか、部室は入部希望者で溢れかえっていた。しかし滝浪の告げたハードな活動内容に、最終的に残ったのは、たったの二人に…。新たな音を奏でる新章開幕!!
この音とまれ!(17)
二人の新入部員の指導を任された愛(ちか)と光太。名都(なつ)の質問に全く答える事ができなかった光太は晶に相談し、正しい演奏法を伝えるが、彼は部活に顔を出さなくなり…。一方の侑(あつむ)は愛の中学時代の噂を聞き、愛からは教わりたくないと告げる。しかし侑は愛から渡された演奏の基本が書かれたノートを見て、愛の音色の優しさを思い出して…!?
この音とまれ!(18)
さとわからおひろめ会での演奏を聴きにきて欲しいと言われ、行くと即答した愛(ちか)。翌日、二人は意識し合ってギクシャクしてしまい…。その後さとわは他の部員達にもおひろめ会の事を伝え、皆から祝福を受ける。当日、衣咲によって粧し込まされた愛は、さとわのために自分にできる精一杯の贈り物を用意する――!! 【同時収録】ミリオンスマイルズ
この音とまれ!(19)
愛(ちか)たちは全国大会で演奏する「和(あい)」の練習に取り組むため、部員全員でGW合宿を行う事に! しかし初めて4パートで合わせてみたところ、難解なフレーズに全く揃わず、疲労困憊に。名都はパートの振り分けに疑問を感じたようで…!?
この音とまれ!(20)
合宿の最終日に過去5年間、全国1位になり続けている一英高校の演奏を聴きに行く事になった愛(ちか)たち。さとわも進学する予定だったその高校は、音楽のエリートが集い、今回の奏者たちも様々な受賞歴のある実力者だった。彼らはどのような音色を奏でるのか…!? 【同時収録】5×100
この音とまれ!(21)
愛(ちか)たちは一英高校の演奏に刺激を受け、練習の質を上げる取り組みを始める。しかし、練習中に通孝(みちたか)の母が骨折したとの一報が!? 五人兄弟の長男である通孝は母の具合が良くなるまで、妹の杏と分担して家事を全て行う事になり、練習に割ける時間がなくなってしまい…!?
この音とまれ!(22)【ebookjapan限定特典付】
【ebookjapan限定特典付】通孝は楽譜を手直ししてもらい、限られた時間の中で一人前の音を目指すことに切り替えた。名都も退部を思いとどまり、時瀬は全国大会に向けて再始動するのだった。更に放課後に通孝の家へ行って一緒に練習すると提案するさとわに、晶は自分に良い案があると切り出して…!?
この音とまれ!(23)
【電子版限定! カラーイラストギャラリーを巻末に収録!】さとわから避けられた愛(ちか)は、手を振り払ったのは彼女に手を出さないためだったと本心を口にしてしまう。お互いに謝罪した2人だが、さとわは自分の気持ちをしまい込む事に決めて…。そんな中、全国大会の順番と曲が告知される。愛はさとわの家で各校の曲を聴かせて欲しいと頼むが…!?
この音とまれ!(24)
侑(あつむ)の音が生きるように、自分の爪を替えた名都(なつ)。確認のための演奏では、浮いていた侑の音が全体に深みを出し、今までとは全く違うものとなる。4パートのかけあいも完璧に決まり「和(あい)」の完成に一歩近づくが、不穏な影が時瀬箏曲部に差し始め…。愛(ちか)と哲生(てつき)の出会いを描いた番外編も収録!!
この音とまれ! 25巻
愛(ちか)を取り戻そうと箏曲部に接近する宇月。彼は何故、愛に対して歪んだ愛情を向けるのか…。一方、宇月との関係について哲生(てつき)から問い詰められた名都(なつ)。愛の祖父の家を襲わせたのが宇月だと知らされた名都は、自分が宇月の弟である事を愛に打ち明けるべきか思い悩み――!?
この音とまれ! 26巻
【デジタル版限定!「ジャンプSQ.」掲載時のカラーページを完全収録!!】周りに被害が及ぶのを防ぐために、1人で宇月の許へ向かった愛(ちか)。自分からは決して手を出そうとしない愛を見てとっさに飛び出したさとわは、その身を挺して彼を守ろうとするのだが…。現場へ急ぐ部員達は、宇月の凶行を止められるのか!? そして、全国出場への道は――!?
この音とまれ! 27巻
【デジタル版限定!「ジャンプSQ.」掲載時のカラーページを完全収録!!】愛(ちか)たちは『和(あい)』についての解釈がまとまり、どう弾くかの方向性が見えた事でこれまでに比べ格段に良い演奏ができるようになった。しかし名都(なつ)はFill In(フィルイン)を入れる事ができないでいた。演奏に迷いがあるのは、自分に何か言いかけて飲み込んだ事があるからではないかと愛から問われた名都は…!? そしていよいよ、全国大会が始まる!!
この音とまれ! 28巻
【デジタル版限定!「ジャンプSQ.」掲載時のカラーページを完全収録!!】全国大会初日の7番目に演奏する明陵高校。昨年は一英に敗れ、2位に終わった彼らだが今年は桐生を中心にリベンジに燃えていた。しかし予選での時瀬の演奏を聴き、桐生は今のままでは時瀬にも負けてしまうと危惧する。そんな彼が導き出した、自分たちの演奏の最適解とは――!?
この音とまれ!(29)【ebookjapan限定特典付】
【ebookjapan限定特典付】【デジタル版限定!「ジャンプSQ.」掲載時のカラーページを完全収録!!】千太朗と晴の二人で予選を突破し、全国への切符を手にした永大附属高校箏曲部。そんな永大の唯一の新入部員・小早川明里が入部したきっかけはジャンケンの罰ゲームというものだった。しかし、次第にお箏にのめり込んでいった明里は初心者には難しい『瀬音』を弾けるようになるまでの成長を遂げるが…!?
この音とまれ! 30巻
【デジタル版限定!「ジャンプSQ.」掲載時のカラーページを完全収録!!】全国大会の初日を終え、最後の全体練習に臨んだ愛(ちか)たち。本番へ向けて気持ちが高まる一方、武蔵たちとの別れの時も近づいている寂しさに、練習を終わりにしようと誰も言い出せず…。そんな時、滝浪から部員たちに思いがけない言葉が掛けられる。そして迎えた大会二日目、会場へ向かおうとする衣咲の前に現れたのは!? 愛と衣咲の出会いを描いた番外編も収録!!