落語へのリスペクトいっぱいの『パタリロ!』。本格的に落語を聴いてみたい人も、落語のネタやうんちくを知りたい人も、『パタリロ!』で笑いながら落語に詳しくなれる落語入門決定版!魔夜峰央描きおろし漫画&インタビュー、『パタリロ!』落語ネタ傑作選、寄席お出かけガイドも収録!
『ホタルのヒカリ』のひうらさとるが“落語”に挑戦!?涙あり!笑いあり!!ラブあり!!!こんな長屋に住んでみたい!――路地にたたずむ不思議な長屋『メゾンde長屋』。経歴不詳の大家さん・長屋(ながや)さん夫妻をはじめ、ツイッター中毒のフリープログラマーや毒舌カリスマエステティシャン、新宿No.1ホストや美人脚本家など、個性的な住人が織りなす人生の悲喜こもごもを、古典落語をベースに描く「ひうらくご」。はじまりはじまり~。
落語とは話し家が演じて聞かせるもので、聞く芸として完成している。はたして落語を漫画にしたらどうなるか。ジョージ秋山が挑戦した!名作落語33作を収録。読んで楽しむ落語をどうぞ。
この本をひとことでいうと「落語と漫画のおとぼけコラボレーション」。貧乏長屋の住人たちが大家に誘われて、喜々として花見に行くが、大家がもってきた重箱の中身は大根のカマボコに、タクワンの卵焼き、極めつけは酒のかわりに茶という具合に、やはり普通の花見とはいかなくて…おなじみの「長屋の花見」から「火焔太鼓」「文七元結」「芝浜」「品川心中」などの名作落語十六席を落語に造詣の深い著者が漫画化。漫画ならではの情景描写、登場人物のキャラクター設定が寄席やテレビ、ラジオで聴くのとはまた違った落語の魅力を引き出す。収録噺は以下十六席。「長屋の花見」「火焔太鼓」「文七元結」「岸柳島」「らくだ」「死神」「夢金」「首提灯」「芝浜」「鰍沢」「小言幸兵衛」「品川心中」「あくび指南」「二番煎じ」「猫の皿」「粗忽の使者」。
4人の少女たちが大学の落語研究会“おちけん”に集まった!爆笑&ためになる本格落語コミック!愛らしく美しく、そしてギャグもがっつり入った川島劇場は、読むと落語が好きになること間違いなし!
粋な年増に化けた狐をダマした男は、土産を持ってお詫びに行くが…。独特な絵と、東京は下町を愛し、その生活、風俗を再現したマンガ家・滝田ゆう。小さい頃から好きだった古典落語の世界をマンガ化し、『王子の狐』、『猫の災難』、『うどんや』、『死神』…など、魅力ある落語の世界を再現した作品集です。
▼第1幕/膝枕 ▼第2幕/長いトイレ ▼第3幕/春一番風速30M ▼第4幕/知らぬが放っとけ ▼第5幕/むすびの一番 ▼第6幕/あれよあれよとアルマーニ ▼第7話/福之家で汚職じを… ▼第8幕/菜っ葉苦いかしょっぱいか ▼第9幕/よッ、高砂やッ!! ▼第10幕/マイ・フェア・レディで夕食を ●登場人物/前田福(料亭「福之家」の3代目若女将。よく気が付き、心優しいので永田町界隈の政治家に絶大な人気がある)、角丸(「福之家」の常連客。自由党最大派閥「真政会」の会長) ●あらすじ/先ごろ更迭された通産大臣の後釜を選ぶため、自由党の最大派閥「真政会」の実力者“七奉行”が「福之家」に集まった。彼らは煮詰まると、決まって交互にこっそり福の部屋を訪ね、膝枕をしてもらうのだった(第1話)。 ▼「真政会」ホープ、小川元太郎会長代行が、福の部屋で倒れた。病気ということを知られ、政治生命を絶たれることを恐れた小川は、福に「誰にも言うな」と頼むが、一番知られたくない角丸にばれてしまう(第2話)。 ▼入院した小川は、福に「あと一ケ月の命」と嘘をつく。見舞いに行き、嘘であることを知って怒った福は、新聞記者にそのことを言ってしまい、たちまち“小川重病説”が永田町に広がって… (第3話)。 ●その他の登場キャラクター/角丸(第1、2、3、4、6、7、8、9、10話)、小川元太郎(第1、2、3、6、7、8、9、10話)、倉本武明(第1、2、3、4、6、7、8、9、10話)
無口で内気な坂井日菜子(さかい・ひなこ)と、才色兼備の転校生・有川真帆(ありかわ・まほ)。寄席でバッタリ出会ったふたりは、これからの高校生活を充実させるため「落語研究同好会(通称「落研(おちけん)」)」の創設を誓う!さっそく勧誘の声をかけたのは、イケメンで知られる梶浦悠太(かじうら・ゆうた)。実はこの男、理屈ガチガチの落語ヲタ。落語への愛情で負けてたまるか!私たちの思う“面白い”を伝えるため、全力の毎日が始まった!!学業より芸道のハイスクール落研コメディ!
お囃子(はやし)の軽妙な音に乗せられて、今日も今日とて真打ち海彦、破顔一笑、高座で一席!――山遊亭海彦は、日本落語協会ナンバー2のお師匠さん・彦八の一番弟子。噺(はなし)をやらせりゃ天下一品、だけど色気にムラッ気、シャレな話にゃめっぽう弱い!せっかく真打ちに上がれたものの、協会の機嫌を損ねて噺家人生はピンチの嵐!シャレは身を助けるのか?
『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描き続けた尾瀬あきらが、新境地にチャレンジした意欲作です。「寿限無」など子供でもおなじみの楽しい噺から、「子別れ」「文七元結(ぶんしちもっとい)」など人情噺も落語を知っていても、知らなくても楽しめる内容となっています。この作品の生命線・落語の監修についているのは、落語愛好家にはもうおなじみ、柳家三三師匠です。当代きっての名人・柳家小三治師匠の弟子として修業を積み真打となり、落語界トップクラスの評価をされている実力者です。落語家の世界では30歳代はまだまだ若手なのですが、柳家三三師匠は人気・実力ともに「今おもしろい落語家」としてもっとも注目を集めている次代のホープです。落語って何?古臭い江戸時代の話でしょ?という方でも落語の世界に引き込むコミックです。もちろん落語好きの方も、数十人の現役噺家から取材した修業逸話が随所にちりばめられているから楽しめます。「平成の落語ブーム」として注目度抜群の落語の世界を『どうらく息子』から覗いてみてください。
これを読んでから落語の動画を観ると、情景が想像できて楽しい。さらに演目にまつわる歴史や形式の違い、噺家のことを調べているとどんどん沼にはまっていく。浅草周辺の土地勘もあるとより感慨深いと思う(吉原に向かう人たちが追剝に遭う辺りに住んでいたことがある)。昔話というほど遠い昔でなく、今も少し感じられるくらいの距離感が良い。 『青菜』がとても面白く、風情もあって好き。