これを読んでから落語の動画を観ると、情景が想像できて楽しい。さらに演目にまつわる歴史や形式の違い、噺家のことを調べているとどんどん沼にはまっていく。浅草周辺の土地勘もあるとより感慨深いと思う(吉原に向かう人たちが追剝に遭う辺りに住んでいたことがある)。昔話というほど遠い昔でなく、今も少し感じられるくらいの距離感が良い。

『青菜』がとても面白く、風情もあって好き。

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戦争×漫画 1970-2020

戦争×漫画 1970-2020

漫画家たちの「戦争」アンソロジー 漫画家の感性が「未来の戦争」の予感を、戦時への想像力で捉えた作品を集め話題を呼んだ「ビッグコミックオリジナル戦後70周年増刊号」を底本に再編集し、追加原稿も多数収録した増補愛蔵版アンソロジー。排外主義と非寛容。世界全体を覆うきな臭さは、すでに新しい「質」の戦争が起きているとも考えられる。漫画家の想像力は果たして「戦争」をどう表現するのか。水木しげる、山上たつひこから浅野いにおまで異才・鬼才・天才……日本を代表する漫画界の傑物たちの描く「戦争」。小説家等の寄稿も多数収録。角田光代の「漫画の自由さと豊富さ」と題する書き下ろしも収録。

寺島町奇譚

寺島町奇譚

戦前の東京にあった私娼街・玉の井を舞台に、活発な少年・キヨシの日常を情緒豊かに描いた作者・滝田ゆうの自伝的漫画。友達と路地で遊んでいたキヨシは、歩いてきた馬車の荷台に乗って楽しむ。その時、馬車のおじさんから叱られたキヨシ達は、次々と荷台から飛び降りていく。そして最後に降りたキヨシは、前のめりに転んで、馬車の馬が落とした糞に手を突っ込んでしまい……!?

泥鰌庵閑話

泥鰌庵閑話

仕事場であるあばらやを舞台に、作者・滝田ゆうのリアルな日常を描いたエッセイ的私漫画。仕事場の縁側でタバコを吸っていた作者は、訪ねてきた編集者に玄関横に生えた“お化けあざみ”の話をする。その時、近所のハックンおばさんから消毒液を分けてもらった作者は、編集者が去った後、風に吹かれて部屋に入ってきたお化けアザミの綿毛が気になって……!?

滝田ゆう短篇劇場

滝田ゆう短篇劇場

長年の願いであった仕官が叶った浪人は、良妻のおかげで裃をあつらえ登城するが、何やら場内が慌ただしくて…!?『長い道』/ある裁判で死刑宣告を受けた男は、刑務所に収監されるも、弁護士は上告させたがるわ、神父は説教しに来るわで、なかなか刑が執行されず…?『死に急ぎの記録』/ほか、鬼才・滝田ゆうの不思議な世界観を堪能できる全9編を収録した短編集・第1巻。

銃後の花ちゃん

銃後の花ちゃん

戦中・戦後の東京下町を舞台に、さまざまな男女の悲喜こもごもな人生を描いた個性派作家・滝田ゆうの下町人情ストーリー。空襲に備えた防火訓練に張り切る女性・花江(はなえ)は、その後、燈火管制で暗い私娼街を通りかかる男性に声をかける。そんな花江の誘いに乗った予科練に入る予定の青年は、服を脱いでいる途中で鳴り響いた空襲警報に動揺する花江を、無我夢中で押し倒すのだが……!?

ネコ右衛門太平記

ネコ右衛門太平記

独り者の貧乏侍・ネコ右衛門(ねこえもん)が、さまざまな女性達に心揺れる日々を描いた個性派作家・滝田ゆうの江戸漫画。木枯らしの中、釣りをしていたネコ右衛門は、恥じらいながら小走りする武家の妻らしき女性が気になって後をつける。そしてその女性と待ち合わせていた男性が、大明神の御堂でセックスするのを目撃したネコ右衛門は、女性が浮気していると考えるが、その二人はれっきとした夫婦で……!?

カックン親父

カックン親父

神田の生まれで江戸っ子のカックン親父。お人好しで。おっちょこちょいで、涙もろいカックン親父の日常を描いたギャグ風家庭マンガ。少女マンガを中心に描いていた滝田ゆうが、ヒョンなきっかけで描いた『カックン親父』。当時刊行された、全巻50巻余りから選り抜かれた作品をお楽しみください!

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