わかばやしくんがねかせてくれない
あらすじ
いつも寝不足の高校教師、須住先生にって昼休みはパラダイス。昼寝がしたいっ… したいのに、いつも邪魔する存在が。それは生徒の若林くん。先生が大好き過ぎて、あの手この手で睡眠を妨害したりしなかったりする若林くんの魔の手を逃れ、須住先生に安眠の時は訪れるのか!? 前代未聞の睡眠ラブコメ!!
はなにとひたまへ
あらすじ
「僕が触れるところ、すべてそこが世界になる」。生まれつき目の見えない青年、一太郎はそのハンデにめげることなく、明るく穏やかに生きる。人生何をやってもうまくいかない、少々厭世気味の女の子、ちはやはある日、駅のエスカレーターで一太郎の白杖をあやまって蹴り落としてしまう。ふたりはやがて心のすき間を埋め合うような仲に…。見つめあえなくても確かな繋がりがそこにある。漫画界の名匠、さそうあきらが描く切ない恋愛物語。
えのもとなりこぷらすのびのびた
あらすじ
榎本ナリコが野火ノビタ名義で発表した商業誌作品と、同人誌で発表した「新世紀エヴァンゲリオン」のパロディなどを収録した短編集の第1弾。自分の毎日には意味がないと考えて生きる会社員の前にたびたび現れる少女。まるで痴女のように迫る少女の誘惑から逃げようとする会社員だったが、会社の屋上でついに少女とセックスを……!?(収録作品:本能の少女/DiePuppe/逢魔ヶ時の少年売春/Coppelia/美貌の青空/金星/第3新東京市天使の詩)※双葉社刊行のコミックス第1巻を分冊しております。
なのなふぉとごろー
あらすじ
食品工場勤めの独身男、谷師悟郎(たにしごろー)。日々はさえない。明日もイヤなコトしか起こらないだろう…。西荻窪的雑貨屋勤めの女の子、阿木七乃菜(あぎなのな)。日々、ぼんやりと生きている。心はけっこうすさんだりしている…。コドクな男とコドクな女の美しくはない奇妙な出会い。きっかけは「ナノナ~」と鳴くすごぶるかわいい猫。二人と一匹の一筋縄ではないハートフル森下劇場開演!
ちからのありか
あらすじ
榎本ナリコが人間の心のさらに深い奥の部分を描く超異色作。ひきこもり、緘黙児童、リストカッター、DV……現代社会ではじかれ、虐げられた弱者たちが「仲間」として集うとき、「特別な力」がうまれる!!
ばぐじーしんじゅくりあるぎゃんぶらー
あらすじ
ヤクザなどの依頼を受けて、アングラカジノの運営を取り仕切るカジノ経営のプロ集団、通称“ゲーム屋”。そんなゲーム屋の1人、大島アキラの目的は2年前に目の前で殺された兄貴分の復讐だった。日本最大の非合法カジノ街、新宿歌舞伎町を舞台にアキラの闘いが始まる!
らいふいずでっど
あらすじ
感染し極度のストレスを受けると動く死体ゾンビと化す恐怖のウイルスに侵されている、ニートの赤星逝雄。死への恐怖と闘いながらも残り少ない日々を変に趣味に生きる逝雄の青春を描いたゾンビ漫画の金字塔!!青春ゾンビホラーの大傑作!!
おっずばーさす
あらすじ
『OddsGP!』が新章に突入!!高校時代、ロードレースに燃えていた辻堂麟太郎は、父親が起こした不慮の事故で多額の治療費が必要になり、競輪の道を選んだ。いつしか競輪の魅力に取りつかれ、少しでも、誰よりも早くトップ選手になるべく、A級戦での三場所連続優勝を決め晴れてS級選手の仲間入りへ。しかし、S級の壁は想像以上に高く…!?より強くなるために、己を磨き天辺のその先へいくため、新たなリンタの競輪ストーリーが始まる!!
あねおと
あらすじ
突然、姉と弟として暮らすことを余儀なくされた二人は、互いに悲しい過去を持つ者同士だった──。海辺の町に住む中学生、萌子の家庭は、ある事をきっかけにぎくしゃくした関係になっていく。そんな状況なのに(だから?)、父は知り合いの子を里子として引き取ることに。何も知らされていない萌子だが、浜辺でばったり弟となる喜一と出会い……。
えいえんのぜろ
あらすじ
司法浪人生、とはいうものの実質的にはニートの佐伯健太郎は、駆け出しライターの姉・慶子の補助という“アルバイト”の依頼を受け、つい最近までその存在さえ知らなかった“本当の祖父”宮部久蔵について調べることになる。終戦数日前に特攻で死んだという「その人」の像を結ぶための旅は驚きと感動に満ちたものだった――。
めしもりざむらい
あらすじ
時は戦国時代。九州の戦国大名・龍造寺の足軽・弥八は、兜の代わりに鉄鍋をかぶった飯盛り侍。戦場のコックだから、もちろん食材は現地調達!!「飯が人間を作る」を信条に、人を活かす料理を生み出していく、戦国グルメ立志伝!!
とみとちえり
あらすじ
ぽっちゃり主婦トミとメガネ主婦チエリの仁義なきご近所戦争物語! ……っていうか、主婦が平和にケンカする、ほのぼのサイレントコメディー。トミへのいたずらに命をかけるチエリは、トミがダイエットを始めるとケーキを差し入れしたり、水泳を始めようとすると、素敵なブタ柄の水着をプレゼントしたり。ちょこちょこイヤ~な攻撃をされても、トミは負けずに今日も主婦をやり抜く!
さーどぎあ
あらすじ
天空を飛ぶオートバイを見た若者達の、ポジティブに最加速する青春を描いた青春群像ドラマ。ドラムの演奏が先走りしすぎるとバンドのリーダーから注意されたカズキは、一生懸命練習しているのになかなか上達しない事に悶々となる。その翌日、バイト先のビル建設現場で崩落事故に巻き込まれてしまったカズキは、瀕死の出稼ぎ男性と自分の居場所を知らせるために、ドラムスティックでパイプ管に思いの限りを叩きつけて……!?
げどうがさ
あらすじ
殺しの腕はピカイチ。金次第でどんな卑怯な手段を用いても相手を仕留める「人斬り外道笠」。恐れを知らぬ彼に、いつしか人の心が芽生え始め…。善と悪、交差する二つの意識の間で揺れ動きながらも、刀一つで生き続ける!劇画界の新星が描く、渾身の本格時代劇!!
おれたちのらぶうぉーずそのごのしょうわのちゅうぼうたち
あらすじ
「漫画アクション」で、70年代後半の中学生の性の悩みを明るく描き好評を博した『昭和の中坊』の続編。バブル前夜の東京を舞台に、大学生になった元・昭和の中坊たちがオトナの恋を繰り広げる。ニゴシ、ひごクン、滝沢、丸木、モッチー、豆タンク改めアン、そして岩渕ら、お馴染みのメンバーのその後の物語。ケータイもPCも無い時代、貧乏にも負けず、彼女を作ろうと必死に努力するニゴシの姿に、あなたも胸を打たれるはず!!
たんぽぽさんのうた
あらすじ
イラストレーターのたんぽぽさんと、かけ出しのカメラマン慎平が、一人娘のスミレを伴って郊外の念願の一戸建の家へ引っ越して来た所から、この物語は始まる。メルヘンにも似たほのぼの家族の心あたたまる物語は、100%西岸良平の世界を堪能できる!!ファン待望の単行本化、第1巻。
しんしあわせのじかん
あらすじ
二年前に牧原ちづると運命的な出会いを果たし、婿養子となった牧原良介。良介は、ちづるの父親が社長を勤める牧原物産で精力的に働く。そして、ちづるの両親と二世帯住宅に同居し、暖かな家族に囲まれて過ごす、この上ない穏やかで幸せな日々。何もかも幸せだった。義妹の小夜子が現れるまでは。妻と妻の妹、そして美貌の部下。抑えられない欲望に全てがのみこまれ、禁断の愛に平穏な生活が脅かされてゆく……。
きゅうばんめのおとこ
あらすじ
橋本健一、23歳。九人姉弟で八人の姉を持つ、末っ子にして長男。九番目の男。健一は大学を中退し、流浪の果てに商社にもぐりこんでサラリーマン生活を送っていたが、元来落ち着いた生活はどうにも燃えない気質の持ち主―――。「オレの人生は自分で創る!」ふとしたきっかけで始めたボクシングだったが…… この男はすばらしい素質を秘めていた!
じゃんくぼーい
あらすじ
オレは、日本一のスケベだ!オレのスケベは、いつだってマジだぜっ!!どんな弾圧にも耐えて、スケベに生きるんだーっ!出版界を舞台に暴れ廻るジャンク・ボーイ・ストーリー!!
ぼくたちのしっそう
あらすじ
ストーリーマンガ家・山本おさむが描く、80年代青春バイブル。友情、恋愛、進学、死など、十代後半の抱える様々な悩みにぶつかり、成長していく主人公と、その周りの人々のストーリー。
もとかのしょくどう
あらすじ
宇宙に出た人々が大切な記憶に想いを馳せる時、ふらりと立ち寄る場所があった――。不思議な女主人・もとかの酒と料理に癒される店、「もとかの食堂」。そこは木星の衛星にひっそりと佇む、彷徨い人の心のとまり木。星の海で綴られる、ちょっと不思議なグルメ漫画の始まりです。
しろがねのにーな
あらすじ
東京で職を失い田舎へ戻ることになった志摩崎修太郎。不本意な気持ちで開けた実家の扉の向こうには、美しい銀の髪と蒼い瞳を持つ少女・ニーナが待っていた。無職独身27歳の叔父と、銀髪碧眼10歳の姪。高原の街を舞台に、疲れ気味の青年と日本大好きハーフ美少女のゆるやかな生活が始まる――。
るぱんさんせいえむ
あらすじ
「ルパン三世マガジン」でおなじみの新生・ルパンがいよいよ待望の単行本化!ストーリー展開とスリリングな描写は、他のルパンにひけをとりません。深山雪男の描く新たなルパンワールドを存分に味わうことができます。
るぱんさんせいえむねお
あらすじ
ルパン三世officialマガジンで連載されていた、ルパン三世のコミックスがリニューアル。A5判からB6判へと買いやすくなって登場。もちろん中身は、オール単行本未収録作品! 深山版ルパンの面白さ満載です!!
「ここは何もないところさ でもね 何があっても水が流してくれるのさーーー」 多摩川近郊の町を舞台に、視覚障害者の青年・一太郎と、生活に困窮する女性・ちはやの、二人の心の交流を描いた物語。 ヒロインである「ちはや」を通し、視覚障害者の現実を知ることができると同時に、ちはやが抱える生活環境の苦しさにも直面させられる。 ちはやの家は、母親が居なくなり父子家庭でアル中となった父親をちはやが世話をして、家計を支えるため、ひたすらに働けども貧しい状態から抜け出せない。心が荒みきって、他人を助ける余裕など全くない状況から物語が始まることからも、この『花に問ひたまへ』が視覚障害者側の綺麗事だけで描こうとしていないことが伺える。 1話目での一太郎と出会いは、非常に気まずいシーンとなっている。早朝、急いで仕事に向かうちはやが、鬼のような形相でエスカレーターを駆け上がって、一太郎の持つ白杖を蹴り落としてしまうのだ。罪悪感を感じながらも、何もせずに立ち去ってしまうちはや。その後、町中のコンビニで一太郎に”発見“されてしまい、彼の優しさによって、ちはやの心は徐々に変わり始める…。 私たちは、障害者の物語と言えば、助けられるのは障害者の役割だと決めつけがちだが、この物語において本質的に手を差し伸べられているのは、ヒロインのちはやの方である。視覚障害者である一太郎が、ちはやにとってのヒーローのような存在となっている事が、人は目だけでモノを見るわけではない、ということを体現しているように思う。 視覚障害者にしかわからないことも、綺麗事抜きで読者に伝わりやすいように描かれていて、リアリティを持って伝わってくる。ヒューマンドラマとしても、ラブストーリーとしても上質な作品でありながら、障害を持つ人たちの日常を考えるきっかけを与えてくれる作品でもある。 ※ちなみに、冒頭でアリの巣を覗いてるお婆さんは、さそうあきら珠玉短編集「子供の情景」に登場する人物だったりする