高橋 三千綱(たかはし みちつな、1948年1月5日 - 2021年8月17日)は、日本の作家。大阪府豊中市出身。
高校時代からノーコンだが球は速かった安田。プロを目指し何とか入団はするが悪癖は直らずに二軍暮らしが長い間続き、遂に自由契約となり、ユニフォームを脱ぐ事に。しかし、ある事故をきっかけに野球界へカムバックする事になる。他「親父のテーマソング」収録。
人生の封印から解き放たれた最強のアマチュアゴルファーが、プロゴルフ界へ飛び込んで栄光を勝ち取るサクセスストーリー。アマチュアでありながら関東オープンで優勝を決めた青江信一郎(あおえ・しんいちろう)。プロをも凌ぐ実力を持つ信一郎は、プロゴルフの世界へ誘われるのだが、かたくなに拒絶する。信一郎がプロにならない理由とは……!?
橋本健一、23歳。九人姉弟で八人の姉を持つ、末っ子にして長男。九番目の男。健一は大学を中退し、流浪の果てに商社にもぐりこんでサラリーマン生活を送っていたが、元来落ち着いた生活はどうにも燃えない気質の持ち主―――。「オレの人生は自分で創る!」ふとしたきっかけで始めたボクシングだったが…… この男はすばらしい素質を秘めていた!
テレビディレクター・朝日奈譲二、38歳。スポンサーに見せる企画書とプロットを手に、東京から大阪へ向かうが…。――JR山手線・池袋駅、ラッシュアワーの真っ只中、彼は美しい女性と出会う。彼女にもう一度会いたいと日に日に思いを募らせる譲二は…。複雑で微妙な女心を巧みに描いた名作。
売れっ子作家の三島英一郎は、ゴルフの腕前も玄人はだし。ゴルフの聖地、セントアンドリュースに旅立つ日、英一郎の荷物の中にはボロボロでほとんど使い物にならなそうな7番アイアンが入っていた。それを見つけた出版社の担当編集者が修理しようとすると、その手を英一郎は振り払った。空港に向かう車の中、晩年の父親の姿が英一郎の瞼の裏に浮かぶ。父は年老いてからバイクの免許を取り、ダンス教室に通い、一度もやったことがないゴルフに挑戦した一風変わった人だった。しかし英一郎はそんな父を尊敬し、遺言を叶えるために、父の7番アイアンをセントアンドリュースへと連れて行くのだった…。内山まもると高橋三千綱の名コンビが贈る、珠玉の連作短編集!
黎明学園に新任教師として赴任した岬浩太郎は、とぼけた外見ながら実はかつて大学野球で活躍した神宮のヒーロー。学園内を案内されている最中、同好会から部に昇格したばかりだという野球部の練習中のグラウンドを通りかかった浩太郎は、ある生徒が投げたボールに目を引かれる。その生徒・北村大志は生活態度にやや難ありの問題児だが、中学時代は東京都内で一・二を争う投手でその実力は折り紙つき。「甲子園に行く」と宣言し野球部の顧問となった浩太郎だが、その矢先、女子マネージャーの明美と加世が他校の野球部員たちにレイプされて…。マネージャーの無念を晴らすために団結した浩太郎と野球部員たちの活躍を描く、ちょっと変化球気味の痛快青春野球マンガ!
栄光を背に、プロ・ゴルファーを引退したタイフーンはその後……。チリのラス・カンパナス天文台で学究生活を経て、さらにロンドンへ。一方、フロリダでは、息子と弟子のフレッシュ・コンビが劇的な出会いを……!!
アマチュアNO.1になった青江信一郎。皆の期待を背負いプロへ転向するが、プロの厚い壁に阻まれてしまう。しかし、苦しんだ末に初勝利をあげると、二週連続優勝を飾る。するとついに念願のマスターズからの招待状が青江の手元に届く。自分と父の夢だったオーガスタへ。
生涯童貞をモットーにした都立英知高校剣道部1年の宮本浩介。年相応に女の子にも興味はあるが、心を占めるのは剣であった。16歳の誕生日に浩介は、ひょんなことから元主将で三年の南真太郎と団体戦レギュラーを賭けて戦い、敗北してしまう。しかし、全国でも屈指の実力者である南は浩介の中に剣の才能を感じ、試合に出すことを決めたのだった。
北川家の三代目、透は大の女嫌い。周囲の人間は何とか女嫌いを克服させようと試みるが? 思春期の葛藤を鮮やかに描く名作。