SQ  君の名前から始まる

中国発本格百合マンガ到着!! #1巻応援

SQ  君の名前から始まる 壇九(TANJIU)
ANAGUMA
ANAGUMA

「絵ェかわい〜〜〜〜!!!キレェ〜〜〜〜!!!(美!!!)」っていうのが第一印象でした。とにかくいい百合に言葉は不要。まずは味わおうな。 ヤンチャ系のスンジンがおとなしいチウトンに一目惚れするというド真ん中のガール・ミーツ・ガール。青春の甘さやドキドキがかわいいエピソードを積み重ねて彩られていきます。 ふたりの関係を中心に、周囲の友人のキャラも少しずつ掘り下げられていく流れは『ホリミヤ』っぽさもあったりして、日本のWebコミック文化に親しんでる人ならかなり好きなのではないでしょうか。 ちなみに原作は縦読みコミックっぽいので、書籍では4コマみたいな読感になるのが話の雰囲気にもマッチしてると思います。 中国・百合という話になると、陸秋槎先生が日本の作品からの影響や、中国の百合事情、「重百合/軽百合」の概念などを語られていたのが記憶に新しいですね。本作は軽百合でしょうか。参考リンク貼っておきます。 http://yurinavi.com/2019/10/24/riku-syusa-interview/ いずれにしても海外の百合文化圏からこのようなマンガが届けられたのは大変喜ばしいことに思えます。もっと来てくれ〜〜〜!

映像研には手を出すな!

いざ、メカメカしい妄想の世界へ

映像研には手を出すな! 大童澄瞳
さいろく
さいろく

アニメ化の話題でもちきりだけどアニメ見てないのであった。 なぜなら私の家のHDDレコーダは多重録画が出来ず、その時間帯にはドロヘドロを先にセットしてしまっていたのである。無念。 そんなことよりまずは漫画を読んでもらいたい。 ジブリ(のメカ)が好き。 ガイナックス(というかエヴァでいい)が好き。 iPhone11をボトムズと呼ぶ。 そんな人はきっと現実世界での生活の中で妄想の世界が現実の上からフィルムを貼るように被さってくることがよくある、またはあったはず。 この作品は「それ」を上手く再現してくれていて、何より自分では出来ない「それ」は自分の中でも表現しきれないぐらいクオリティが高いものなのだが(妄想だから)その高いクオリティまでも再現するどころか上回って来てしまう。 そしてそういうシーンだけしかなかったら今敏のようなショートフィルムにはなるものの漫画として続かないので、もちろんちゃんと物語がある。 そこもまたとてもほっこりして良い。好き。 ともかく、漫画は「最初めっちゃ絵下手やんと思ったけど全然そんなことなかった、むしろ脳内で勝手にアニメーションするわ」ぐらい素晴らしいのでぜひ読んで欲しい。アニメを見るだけでは作者に続きを描いてもらうスタミナ回復に至らないのだ、多分。 そしてなんで今さらこれ書いてるかっていうと今週木曜(20年1月30日)に5巻が出るからです! 買って読む=蔵書に加えるという、自らが認めた証を作品に与えているという行為。皆様も認めた蔵書を増やす楽しみとそれを振り返る悦びを堪能しましょう。

さんかく窓の外側は夜

さんかく窓の外側は夜 8

さんかく窓の外側は夜 ヤマシタトモコ
じゃこ

いまさらながら気づいたけどこのシリーズの表紙、めちゃくちゃ気持ち悪いな。 もちろん褒めてます。 本編の背筋が寒くなる不快感を現実世界にまで侵食させてきている、物凄く凝られた表紙の意です。 物理本の触り心地の話なのですが、 まず表面が普通のツルツルの箇所とマット加工されているサラサラの箇所があるんですけども、ただこれを触るぶんには面白い触り心地だなとしか今までは思っていなかったんです。 だけど最新刊を読んでて気づいたんです。 表紙のフチ、折り返しの部分にも毛羽立つようなザラザラとした触り心地の加工がされてるんですよね。 なのでマンガを読んでる時にこのフチの部分が親指に当たって絶妙に不快感があるんです。 さらに表紙に触れている他の指の感触もツルツルであったりサラサラであったりと指ごとにチグハグなんですよ。 これがほんとにもう絶妙に気持ちが悪い。 見知ったものを触っているはずなのに、 何か得体の知れないものを触っている感覚。 それが本編の読み味とリンクして最高に気持ち悪い。いや、キモチイイ。 窓の向こうを覗き見してるつもりだったのにいつの間にかこちら側にきている。 これだから紙の本はやめられないんですよね。

球詠

魔球も、百合も、あるんだよ。

球詠 マウンテンプクイチ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ

カラーボール野球で「魔球」を開発した二人の少女。別々のチームで、一人は投手として硬球で魔球を完成させ、もう一人は捕手として全国レベルの実力をつける。 二人は高校で再び出会う。不祥事で廃れた野球部に十人の仲間が集った時、一人が言う。 「一緒に全国を目指して欲しい」 ……可愛い女子高生達が主役の、この「きらら系」作品だが、野球漫画としてかなり力が入っている。本気だ。 個性的なチームメイトも対戦相手にも、設定が沢山あり面白い。 例えば主人公の「魔球」は、ストレートと同じ球速で大きく縦に割れるカーブっぽい球。鋭い変化の割に球速が落ちない魔球で、県内の強豪校と渡り合う。 他にも人のプレイのコピーが上手い選手のトリッキーな作戦や、試合自体をクイックに進める相手に翻弄されるなど、実際に出来るかどうかのギリギリの発想が楽しい。 水島新司先生のロマンもある一方、試合の緻密な駆け引き・戦略などは『おおきく振りかぶって』を思わせる。更に洗練されたプレイを大胆に魅せる絵で『ダイヤのA』のように興奮させる。 様々な野球漫画の楽しみを「女子」で魅せてくれる、贅沢な作品。バッテリーや上級生のロマンシスや、進行形の百合的関係性も生まれ、これからが楽しみ。(ロマンシス=女子の強固な友情、バディ関係。恋愛に近い程の親しい関係。日本人による造語) 大会序盤、早速優勝候補に挑む彼女達。ジャイアントキリングなるか!?

狩猟のユメカ(読切)

考察しがいのある謎の世界

狩猟のユメカ(読切) 古部亮
名無し

作品を読み好奇心をくすぐられ関連情報を検索していると 著者のツイッターアカウントを見つけた。 そこで見た過去の告知映像からハッと気づく事があり、 どうしても考察をしたくなったのでここに書かせて頂く。 告知映像内のレコードが2005年11月30日8時34分に動き出したこと、 読み切り内での時計の時刻が猟期内の30日8時33分53秒であること、 この後すぐにシュジャーというレイヨウに遭遇することから この異変のトリガーは【11月30日8時34分】であることが推測される。 では2005年とは何を意味するのか、 初めはこの劇中の舞台が2005年なのかと思ったがこの年の11月30日は 腕時計の示す木曜日(TH)ではなかった。 さらに夢歌が使用しているスマートフォンが 2014年発売のSONY XperiaZ3らしきことからそれ以降のその日付を調べると 2017年が該当することが分かった。 よってこの作品の舞台は2017年であるという結論に至る。 ではこの2005年のレコードの上を回る赤子は何を意味するのか、 これは本当に推測の域を出ないが逆算し12歳程であることから 開幕に現れた意味深な少女であると推測した。 やはりあの少女がこの物語の黒幕、鍵を握っているのか。 告知動画の曲の歌詞と少女の火傷を覆ったような包帯の関係性も気になるところだ。 だからといってこれ以上何も分かってはいないが この作品が現段階でかなり作り込まれているという、 これから考察しがいのある作品だという事は間違いないという感想に至った。 是非とも連載してほしい、更なる甘美な謎を期待しております。

ワンダンス

超期待の新連載!鬱屈した世界で自由にダンス!!

ワンダンス 珈琲
たか
たか

アフタヌーンでたまたま読んでめっっっちゃ良かった作品。 昴 MOON―昴 ソリチュード スタンディング― ボールルームへようこそ Sweep over the Dance hall. 絢爛たるグランドセーヌ ダンス・ダンス・ダンスール う〜〜ん! ダンス漫画にハズレ無し!! そしてまだ1話ですが、個人的にはこれらの作品と肩を並べる名作になる予感がする…! 中学校の頃の思い出が原因で人のダンスを直視できない主人公・カボと、スレンダー美人でまだ人と踊ったことがないという湾田さん。 ガラスの前で1人で踊る湾田さんの、振りの迫力にもうメロメロ…!!2人が部活に入ってどんなふうに踊るのか、今から超楽しみです。     **【ワンダンスに登場した楽曲リスト】** (最終更新: 2020/06/25) https://apple.co/30FsVxN >第17話「反響」 ♪: A Tribe Called Quest - Jazz (We've Got) ♪: Blackstreet - Deep >第16話「ワンムーヴ」 ♪: Pete Rock and CL Smooth - The creator >第15話「ヒット」 ♪: 24K - We have No Enemies >第14話「ジャンルの壁」 ♪: Outlines - Just A Lil' Lovin' ♪: Sharam Jey - Feel Nobody ♪: Michael Jackson - Heartbreaker >第13話「恩 vs. 花木」 ♪: Billie Eilish - bad guy ♪: Dax Riders - You are the sunshine of my life >第12話「恩 vs. 伊折」 ♪: Fingadelic - Beat Ya 2 Def (Don't Stop) ♪: Freddie Gibbs - How We Do ('93 Til Infinity) >第10話「初コンテスト 中編」 ♪: Prof - Andre The Giant ♪: Shawn Mendes, Zedd - Lost In Japan (Original + Remix) >第9話「初コンテスト 前編」 ♪: Nas - I Can ♪: Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars >第8話「世界」 ♪: Ne-Yo - Because Of You(恩ちゃんが好き) ♪: Michel Jackson - Black Or White (湾田さんが好き) >第7話「イオリ VS カボ」 ♪: Kendrick Lamar - HUMBLE. ♪: 2Pac - Changes ft. Talent >第6話「マサム VS イオリ」 ♪: Samurai - Jazztronik >第5話 ♪: Shawn Mendes, Zedd - Lost In Japan (Original + Remix) >第4話 ♪: The Weeknd - I Feel It Coming ft. Daft Punk ♪: Drake - Fake Love ♪: Khalid - Talk ♪: Michael Jackson - Break Of Dawn >第3話 ♪: Shawn Mendes, Zedd - Lost In Japan (Original + Remix) >第2話 ♪: Bruno Mars - Finesse ♪: Ed Sheeran - Shape of You ♪: Ed Sheeran - Don’t