ネタバレただの単純なBLじゃなかった

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マンバの新連載&読切情報トピックで知った、11/29(金)に掲載された漫画ゴラクゴラクの読切。タイトルがどう見てもBLなのに、掲載誌が漫画ゴラク漫画ゴラクだったので

「え…!!? は?? ゴラクでBL…?? いくら日本文芸社にMeltMelty Bullet(※BLレーベル)があるからって、んな馬鹿な…!? 『本物の漢のバイブル』青年劇画誌漫画ゴラクにBL載ってたら急激に時代の先端を行きすぎてるよ…!! 読者のおじさんたち置いてけぼりだよ!!? まあタイトルから推測するに、ありそうなのは、会社の上司に『君付け』で呼ばれてる新人OLとかかな…?」と、一瞬でいろんなことが頭の中を駆け巡りました。

ともかく真偽を確かめるために読んでみたら、オッサンに君付けで呼ばれてるOLでも、普通のBLでもなくてたまげました。

小説の編集をやっている地味な男・水野は、街でたまたま中学のころの同級生シリーズ同級生・村井と再開する。どっからどう見ても立派なホストに変わってしまった村井だったが「彼」は昔、ちょっとそこらで見かけないレベルの「美少女」だった…というあらすじ。

ここでタイトルをもう一度見てみましょう。
「村井くん(元美少女)は水野くん(地味男)を抱きたい」
というお話なんです。


(『村井くんは水野くんを抱きたい村井くんは水野くんを抱きたい高遠るい高遠るい)

大局的に見れば、「憧れの女の子との再会」という使い古され手垢のついた展開なのに、そこへ彼女がオナベになっていたという捻りが加えられていて、ものすごく新鮮!!

しかも何より最高だったのが、主人公の水野の性格…!!
もうめっちゃ良いヤツ…!!ゴラクの主人公とは思えない!

水野の良いところは、村井を気持ち悪がったり面白がったりしないどころか、最初から「男」だと認識しているところ。そして行為の最中に自分の欲望を抑え、「女だった頃のお前に欲情している」と、黙っていればバレない心の内を明かして誠実であろうと努める姿勢…!


(『村井くんは水野くんを抱きたい』高遠るい)

現実でも創作でも、いわゆるマイノリティとされる人に対して、過剰に反応したりする人物が多い中で、こんなに自然に当たり前のように受け止め振る舞う青年誌の男性主人公は初めて見ました(素晴らしい)

いや、水野もうほんとビックリするぐらい良いヤツ…120点だよ。

外ではヒールの高い革靴を履いていたり、洗面台にヒゲ剃りがあったり、腹筋がバキバキだったり。絵から村井くんが日頃どう過ごしているのかが垣間見えてすごく好きです。

今後の2人の行方がメチャクチャ気になります…どうなっちゃうんだ…!!!

【高遠るい先生のTwitter】

(週刊漫画ゴラク2019年No.2688掲載)

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