海堂 尊(かいどう たける、本名非公開である。1961年 -)は、日本の作家、医師、博士(医学)(千葉大学)。外科医、病理医を経て、現在は国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所・放射線医学総合研究所病院勤務。
「バチスタ・スキャンダル」を解決に導いた(と思われている)東城大学付属病院の神経内科の万年講師・田口公平は、その功績を認められ現在、リスクマネジメント委員会委員長に任じられていた。そんな田口の元に、一通の告発文書が届く。『救命救急センター速水晃一部長は、医療代理店と癒着している。ICUの花房看護師長は共犯だ』救命救急センター(ICU)部長の速水は、15年前の研修医時代に発生した火災事故の救急対応指揮をきっかけに、“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”の異名をとった切れ者医師。一方で、非情かつ冷徹と囁かれる彼にはよからぬ噂も多かった。速水の収賄疑惑は果たして事実なのか。そして告発文書の送り主は――。厚生労働省官僚、別名“ロジカルモンスター”白鳥と、“昼行灯”田口の凸凹コンビが、院内の複雑な人間関係を徐々に明らかにする中、浮かび上がってきた速水のある秘めたる思いとは……。
成功率100%のチーム・バチスタに突如、立て続けに3例の術中死が発生。原因を調査すべく「外科オンチ」の田口に白羽の矢が立てられた。事故か?殺人か!?待望のコミック化。