「ばりごく麺」をネタ漫画として読むか、「ラーメンを通じて男たちの人生」を書いている漫画として読むかで全然楽しさが違う。 おっさんの良い顔が無茶苦茶うまいし、他の料理漫画とは全く違って、料理のうんちくはほとんど出ないで「湯切り」が勝負のほとんどを決まる 台詞周りはいつもの独特の言い回しで、「まずいが・・・最後の一滴まで変わらぬまずさが痛快だ!! 名付けて痛快ラーメン」など名言が多い やはり料理漫画はこういう荒唐無稽な無茶苦茶な方が好き 「榊原麺太」このセンスの名前は昔読んだラーメンの特集本に掲載されていた、ビッグ錠の「免馬麺平」以来だね。
13歳のメイドシャーリーと、カフェを営む女主人ベネットのお話。 ほのぼのとした日常を描いた漫画ですが、二人の掛け合いが自然で読みやすいです。 主人の身の回りのこと。炊事洗濯掃除庭の手入れ…仕事は同じように聞こえますが、メイドと家政婦は違うみたいですね。 最近英国貴族のドラマや古い洋画をよく見るのもあって、メイドや執事という職業について興味がわきました。人生ごと主人に捧げているというか、あえて自分以外を最優先にして生きるのも選択肢の一つなのかなぁと視野が広がりました。
円周率をどれだけ書けるかを競うスポーツ漫画。わりと意味がわからないと思うけど、1番シンプルなこの作品の要約がこれ。マガジン新人賞の入選作で選評をしていた日向武史が「よくこんな設定を思いついた」とコメントをしていたと思う。たしか日向武史だったはず。 円周率コンテスト出場をかけてクラスメートと勝負するんだけど、より早く書くために呼吸をしないとか、ステップを改良するとかそういう技が出てきて、本当にスポーツ漫画だった。 設定的に奇をてらっている感じはたしかにあるが、スポーツ漫画としてもちゃんと面白いので、別マで読んでほしい。 そして、シャーペンの透け具合までわざわざ描いてるのは描き込んでるなぁって思った。
Twitterでも話題になっていた15話目もさることながら、全部通してなかなかダークが溢れている。 これまでの1・2巻は優しかった父とDVする父の二つ面を描く感じだったが、どちらも過去の終わった話として描いていた気がする。しかし、3巻ではかなり最近のことまで描いていて、ああ終わっていないんだなと地獄が増した感じがある。 ちなみに第3巻の最後が18話で、ヤングアニマルDensiに19話が公開されているから、最新話に追いつけて、19話で闇が抜けたかな…って気がしてちょっと救われた。まだわからないけど。 3巻、闇が強いけど面白かったよ。
たぶんそこそこ田舎の弱小カフェチェーン(12店舗展開)店の本社でパートのデザイナーとして働く菱木さんの話。 デザイナーが1人しかいないから、色々な仕事が山のように降ってきて残業とかもあるし、パートのおばちゃんと微妙にノリが合わなくてちょっと浮いている。 通勤路に咲いている花をスマホで写真を取るのが好きで、おばちゃん達にいっても理解されなかったんだけど、最近入社したウェブデザイナー?の末次さんはなんか独特な雰囲気で「もしかしたらわかってくれるかも…」と勇気を出して打ち明けてみる話。 そんなに激しい起伏はないし、読み終わった時にスカッとするかというとそうでもない。けど、日常を切り取ったときに人それぞれで違うけどたいしたことじゃないけど日々の潤いになっていることってあるし、理解してくれればいいけど、くれなくてもいいかみたいなことってあるなぁとじんわり思えるいい読み切り。
脅されている相手の情報はまだ全然つかめていないけど、新しい情報の入手先は手に入った。まだ全然脅してくる奴の情報はわからないけど明つながりでこれから少しずつ明らかになってきそうな感じがある。 一方で仲間割れフラグがぷんぷんでこれまでは外に敵がいる状態だったけど、これからは身内に敵がいる感じで話が進んでいくのかなと思う。4巻になって新しい展開も出てきたし楽しいね。
いつか両親が出てくると思う。たぶんラスボス的なポジションで
講談社漫画賞でファブルに敗れ惜しくも受賞を逃した模様。とはいえかなりの高評価で、審査員の赤松健先生は「のけ者はいない」けものフレンズを例に「多幸感」という表現をしていました。 確かにこれを読んだとき、そしてアニメ版を見たとき、「けものフレンズ」と同じ種類の感動を覚えました。同時期に放送していた「小林さんちのメイドラゴン」も同様なんですが、本当の意味で優しい世界なんですよね。多様性とか種族間のどーたらとか、語りだすと堅苦しい長文になっちゃうのでやめときますが・・・ 高橋先生やひかりのように優しくて心の強い人と、そうでもない周りの人々とが、苦しみもがきながらしながら理解を深め合っていく。こういった苦しみはけもフレにはない要素で、けもフレよりも見ていて疲れる部分ですねw
1巻の終わりがかなり気になっていたから2巻も楽しみにしていた。 1巻の最後にダイブした眠り病の治療の続きだけでなく、眠り病とは?という話まで踏み込んでいってる。 もともとスケールの大きい話ではあるけど、軍の闇的なところにも踏み込んでいきそうな感じで、スケールの大きさに一本筋が通った。 3巻が早くも楽しみ
ダンスシーンに官能的な魅力のある(個人の感想です)競技ダンス。もちろん、踊っているところは動きがあってとても迫力があるんだけど、それ以上に表情がすごくよくてどこか官能的な魅力を感じます。 ストーリーとしては若干いじめられていて特にやりたいこともなかった多々良がかなり強引なダンス教室の勧誘にあい、競技ダンスに夢中になっていくという感じですね。(たぶん)珍しいことに、ペアになる女の子がなんども変わっていって今やっとこれからずっと一緒にやっていくだろうパートナーと出会い喧々諤々なあれこれを乗り越えようとしているところ。 ちなみに、表情の多彩さはダンスを踊っている時だけでなく、日常のギャグパートでも炸裂していてめちゃくちゃ面白いです。表現の引き出しが多い作者さんなんだと思います。そしてストーリーもしっかりしているので是非ともオススメしたいマンガです。
『将国のアルタイル』遠征版が別マガ8月号に掲載されていた。この前、マガジンに掲載されていた出張読み切りと同じく十人長時代の話だが今回は盗賊ではなくひったくりを捕まえる話。 ただ、出張版ではマフムートが1人目立つ感じだったが、遠征版ではカリル・パシャとの交流がメインの話だったので、懐かしかったし、いい話だったのでどちからというとこちらの話の方が好きだった。
※ネタバレを含むクチコミです。
元裏議員秘書の主人公 三隅が秘書時代のその経験をいかして団地内で問題を解決する1話完結漫画 団地内問題を解決する流れといなくなった議員の情報を調べる流れがありどちらも人間味があって面白いし食事や缶コーヒーのあたりの話はすげー良い 漫画ゴラクで楽しみに読んでたけど、いつの間にか見なくなった。ちゃんとした最終回は読んでいないと思うんだけど、どうなんだろう
ミシュランガイドの調査員の実体験を漫画化した漫画 ミシュランガイドの仕事が細かく書いてあったり、採点の基準などがあり良かった。 雑誌掲載時は印刷が汚くて、ちゃんと読んでなかった
長生きしてたら次第にヒトの言葉をしゃべるようになり、完全におっさんと化した猫、あんずちゃんの味わい深い日常を描いた漫画。 実家はお寺。俗世間に順応しきってマイペースに生きているのが羨ましい。 「俺は別にやりたいことなんてねーんだよな・・・」とか言ってゴロゴロしながらも、家事を手伝ったりマッサージしてあげたりと、人のために動くことが多いところが素敵。 あんずちゃんは無免許運転で捕まるようなダメな部分も多いけど、子どもにとって良い教訓になるよう反面教師になってくれてる。
宇宙戦艦ヤマト/キャプテンハーロックのSFや戦場まんがシリーズとも違った4畳半ものの一つ 上京して汚い下宿の四畳半の部屋を借りて貧乏生活をしてるんだけど、自分の道を突き進む主人公の生き様がすげーいい。 よく女性が出てくるんだが、あんまり区別できなかった。 4畳半ものとは下宿の4畳半で物語が進むシリーズの総称と言えばいいのかな(元祖大四畳半大物語/蛍の宿/ひるあんどんなど) ワダチ/大純情くんは4四畳半 + SFなんで厳密には違うと思うんだけどこの辺詳しい人に教えて欲しい。
昭和の落語家たちの生き様を描いている漫画。基本1話完結で、それぞれ違う落語家が主人公になるが、そのどれもが面白いというすごい漫画。 前座・二ツ目・真打(一人前)・名人と全ての段階の噺家たちを描くだけでなく、名人と言われる人付きの人力車を引く男や、帳簿係にもスポットを当てていて、寄席に関わる全ての人のドラマを描いている。 一生かけて磨いて行く芸だから、どの段階でも苦しみや壁やおごりがあって、それと自ら向き合ったり、師匠の助けを得たり、あるいは蕎麦屋が助けてくれたりして道を切り開いて行く様は、人生を学べるような深みがある。 個人的に好きなのは、「三流の真打になるくらいな一流の前座になる」って行ってお情けの昇進を蹴り続けた男の話とか、技を磨き切って噺の全てを誤差秒以内でいつも話切る「秒の勝負橘屋文吾」の話だな。
ニート兄妹とそれに関わる周りの人々のゆるい日常を描いているが、妻とニート2人を1人の収入で賄っている父親の収入が気になってしまう。あと倉木さんがかわいい、実にかわいい
1年1組のクラスの女子はちょっと変わっている。「無用力」と呼ばれるなんの役にも立たない超能力が使える。それだけが違う。 役に立たないけど、見た目が人と違ってしまったり、世界の見え方が文字通り変わってしまったり、自分のイライラがわかりやすくなってしまったりするので、無用力によって思春期の心の揺れ動きがわかりやすく強調されていて能力とかギャグ的な面白さよりも心理描写の楽しみの方が多かった。 無用力に振り回されながらも、友達とそれを乗り越えたり受け止めたりあるいは笑ったりする高校生活がコミカルに可愛く描かれている。基本的に1話完結なんだけど、最後の話はそれまでに出てきた子たちが総動員で頑張っていて結構感動する。1話1話楽しく読めるし、終わり方も素敵だしとてもいい漫画。
五感のいづれかが異常に優れている五人のヤクザが秘密の会合をしていたら、突如襲いかかってきた透明人間との戦いの漫画。2巻完結で、ヤクザと透明人間の戦いの漫画と言っても過言ではないほど、それだけに終始したシンプルな漫画。 ヤクザたちのセリフと優れた5感の表し方がゲスっぽいのに妙に洗練されたようなところがあって、真面目なシーン(基本的にギャグはない…はず)なのに爆笑してしまう。 池上遼一と山本英夫のタッグということもあって絵も内容も申し分ない最高の出来。
『うしおととら』1巻の作者コメント(カバー裏のところ)に「…「マッチ売りの少女」が気に入らなかった。なんでかわいそうな女の子がかわいそうなコトになっちまうんだよ!! だけど本のさし絵に正拳(せいけん)を叩き込んでもムナしいだけだ。だから僕はそのパンチを代理のヤツにぶちかましてもらうことにした。うしおととら、こいつらはつまり・・ そういうヤツらなんだ」って書いてあるんだが、『月光条例』はこの1巻のコメントをそのまま題材にしたような漫画。 藤田和日郎作品はどれも好きだけど、『月光条例』だけは他の作品よりもキャラクターが向き合わなきゃいけない逆境が厳しく、そして彼らに投げかけられる言葉も厳しい印象があるが、藤田和日郎が漫画家になった原体験と向き合い続けながら描いたからかなと思っている。 実際、おとぎ話を登場人物をキャラクター(マッチ売りの少女も登場する)として採用し、彼らの味わう不条理を物語の骨子にして、不条理極まりない物語がそうでなければいけない意味を与える一連の流れは、藤田和日郎が漫画家になった原点と向き合った軌跡だと思う。 「うしおととら」「からくりサーカス」「黒博物館スプリンガルド」など長期の連載も短い連載も数多く世に出して、たくさんのキャラクターたちの人生を作ってきた上で取り組んだ、ある意味で第二のデビュー作とも言える漫画じゃないかな。
まどからマドカちゃんが今週のモーニングで連載を再開。 といってもいつも通り、窓から出てくるマドカちゃんとの不思議な部屋での一幕という感じでこれまで通り。今回はスイカ割りしていた。 喋るときは来るのか、部屋の秘密が明かされるときくるのか、楽しみ
教師と生徒物の少女漫画の中ではけっこう王道なストーリーですが、なにより心理描写が繊細で登場人物の一人一人に愛を感じます。 服もおしゃれで読んでて楽しいです。
将国という将軍が政治も行う国の最年少将軍になった犬鷲使いのマフムートが、侵略してくるバルトライン帝国を相手に戦う。 スタートから将軍だが、前半早々降格の憂き目にあい中盤くらいまで将軍とは?と見つめ直し続けている。そこからの成長がたくましくのがアルタイルの面白い場面の一つ。 戦いは軍略を巡らせた軍と軍の戦いで、拠点を奪い合う戦争である。マフムートの鷲が活躍したり、海戦では天才的な船乗りがいたり個人の武が軍や軍略で重要な位置を占めるような戦いも描かれる。そして、政治的な話・戦争の話、どちらもわかりやすく読みやすかった。
結構長い間連載が止まっていたけど、サンデーで連載が再開した。普通に前回からの続きが描かれているのでちょっと内容を忘れているところもあるが、だいたいいつもの感じで、八軒たちのクリスマス付近の話だった。 単行本は8月18日に出るらしい
古代ローマから第二次大戦まで人類史上の偉人や英雄たちが、異世界に集まり、2つの陣営に別れて戦争を繰り広げる。 別世界の技術を伝達する異世界ファンタジーの鉄板な展開もあるし、偉人が超能力的なのを身につけていたり、凄まじく武に秀でたりもしているのでそこも魅力だが、様々な地域・時代から流れ着いてくる彼らは「思考の差異者である」だから世界を変える力があると説明しているシーンがあって、異世界へ渡る物語の本質を付いているなと思った。 古今東西の人間と技術が一つの世界に集まって戦争をする異世界ファンタジーの一つの頂点になりそうな漫画。ちなみに、敵方の首領はどう考えてもあのお方。まだ名前は明らかになっていないけど、絶対にそう。早く前線?に出て欲しい。
将国のアルタイルの出張読み切りが週刊マガジン(2017年31号)に掲載されている。マフムートがイスカンダルと一緒に盗賊を捕らえる話で、ページ数も短くさくっと読める感じ。 ただ、マフムートが十人隊長なので、本編よりも昔の話と思われる。普段から大人!って感じではないが、いつもよりやや幼く描かれている気もしないでもない。 別冊マガジンの8月号にも「遠征版」が掲載されるらしい。講談社漫画賞&アニメで読者層拡大を狙っているんだろうな。本編も今とても盛り上がっているから追い風になってほしいな
表紙を見ただけで、そのクオリティの高さは説明不要でしょう。重量感のあるロボット、エロかわな女の子、どちらもこの上なく美麗な線で描かれています。 極秘部隊の試験兵器とか生体接続とかもう嫌な予感がプンプンして最高ですね。ヒロイン二人との三角関係の行方にも注目です。
この作者の下ネタは今連載漫画を描いている中では一番笑えます。 後半は少しシリアスな展開を見せますが、1,2巻あたりが最高に笑える漫画です。 おっちゃんがずっとしょうもないことをしていて特に最高です。 使える超能力がみんなちょっとエロに関わっていいるのも、おもしろポイントです。 作者が女の子を可愛く描けてないのだけ残念です。。。
誰しも1回ぐらい経験したことがある(?)といういわゆる"未遂"のところ。 なんというか「上手くいかない」とわかってて読むのが面白い。 そしておじさんには色んな意味で時代を感じさせられる漫画だと思うのよね。
ご飯を食べる時間って特別な時間!一日で数回しかできない時間。そして、風俗の時間も一週間、一ヶ月それ以上かもしれない特別な時間。そんな人にとってのとっておきの癒しの時間を覗ける。そして、参考にさせてくれる素晴らしい漫画です! 男なら、ふたりえっちを読んだ後これも読むべし!
上村一夫の半生がモデルになっている自伝的な戦後史。艶やかなタッチや仄暗い鬱屈さというのは健在だが、同時に激動の時代にまだ姿のはっきりしない希望を追いかけたパワーのようなものも感じるので、読後感は悪くない。 物語は小学生から、青年期までが描かれている。 幼少期は、戦後半ば狂った大人たちに、純粋な子供(金太と銀子)の夢が儚く裏切られてしまう様子が情緒的に描かれている。金太が母の影を求めて、蛇女のところへいく話はやるせない悲しみのようなものを感じた。夕日に照らされているところは特に印象的。 戦後は金太が何者かになろうともがく姿が色々な人たちを通して描かれる。これは現代にも通じるテーマであると思うが、銀子との対比でそれがより鮮明に描かれていると思う。育ての親でもあり師匠的な存在でもある柳川大雲が終盤になるにつれて老成した魅力を持ってきて、この漫画を好きになった大きな要因でもある。 とても面白いので読んでほしい漫画
美少女あゆみとブサイクな然子が入れ替わるというストーリー。 入れ替わった当初のあゆみはブサイクゆえの風当たりの強さを痛感し、然子は美少女の受ける恩恵を楽しむのだが、だんだんと性格によってクラスの中での扱いが入れ替わる以前と同じ、あゆみをみんなが慕い、然子を煙たがるようになっていく。 美少女とは顔か心か、あるいは人から好かれるために必要なものは?と色々と考えさせられる漫画でもある。そして、然子は当初悪い子的に描かれるが、なかなか同情を禁じ得ない子でもある。3巻完結でシンプルな話しながら深みがあって良い。
田中相の新作。これまでは人文っぽい雰囲気のある作品を描いていたがSFに挑戦しているので初めて読んだときは驚いた。主人公が負傷して退役寸前の軍人だったりして、これまでとモチーフも大きく変わっていて、色々な面でこれまでの田中相作品とは違う。 ストーリーは眠り病という奇病が蔓延した世界で、夢に潜り病と立ち向かうSF。映画だと「インセプション」とかに近い雰囲気がある。1巻では初めて夢にダイブしたところで終わってしまったが、これまでの田中相には見られない不気味さが全開でとても面白かった。早くも続きが気になる。 あと、おじさんの色気がムンムンなので眼福である。
あらすじの範囲のネタばれ込みだと幼馴染の5人がかつて人を殺し遺棄した罪を共有している。しかし、誰にも知られていないはずだったのが、それをネタに脅迫をされ、姿の見えない敵?に追い詰められていく。 基本的に話、過去に犯した殺人の秘密を守る、敵を見つけるの二つのことをこなそうとするんだけど、敵からの要求がだんだんハードになっていったり、仲間内の友情が揺らいだりしていってハラハラする。 エロ・グロ描写は結構あるので、苦手な人は注意
世界中に広がった感染症のせいで多くの人が死ぬ中、唯一抗体を持つとされる地球外生命体T-DRAGON(タイニードラゴン:小さいドラゴン)を捕獲するため1/100の世界を捜索するマンガだったんだが、 ドラゴンと遭遇する前に、なぜか異常な進化を遂げた虫たちに襲われ、B級パニックホラー映画的な展開になっていくのが前半〜中盤。最近は、ドラゴンによって虫どころか人間まで異常進化させられて、最大の敵が誕生した感がある。 「強い」の描き方がシンプルでわかりやすいのがいいところだと思う。 虫がでかくなると強いし、虫を進化させたやり方で人間も進化させちゃえば強くなるし(だって虫が強いんだもん)、そんなことできるドラゴンはなんかすごい。 結構ふわついてるところも多いけど、勢いがあるのであんまり気にならないし気にしたら負け。このB級感を大事にして完結まで走りきって欲しいマンガ。
最初は学園マンガかな?と思っていたけど、まさか世界があんなことになってからのスタート!W主人公な感じですが、私は断然「千空」派!連載も新展開がスタートし、ますます面白くなってきた。ジャンプの新作ではイチオシ!
山田孝之でドラマ化もしているまんがでしたが、今までよんでいませんでしたが、「その「おこだわり」、俺にもくれ」や「ゴハンスキー」など清野とおる漫画を読んでいるうちに清野とおるワールドにハマっていき」ついに読みました。 絵はハッキリ言って下手ですが、そこが味があるというか、、、。どの話も実体験を基にしているのでリアルで面白いです。いちいち出てくるキャラクターが強烈な個性を放っている人ばかりで、赤羽は日本なのかとすら思ってしまいます。漫画に写真が使われているのも珍しいです。居酒屋ちからやペイティさんは特に強烈すぎます。 ゆるく、気張らずに読めるのも良いです。 夏休みになったら、是非赤羽に行って変なもの、人をさがしてみたいです。
グルメ漫画がブームということで、様々な趣向のおいしい漫画がありますが、このマンガはしつこくないレシピ解説が読みやすかったです。 主人公紺田のスマートな振る舞いと、食事中のギャップも面白いです。 短時間で何も考えずにさくっと読める感じ。
原作のエマニュエル・メゾンヌーヴさんが作中の「エマ」だと思うが、フードライターをしていた彼女が一念発起してミシュランガイドの調査員になった初めの1年間のマンガ 当然たくさんの料理が出てくるんだけど、ミシュラン調査員は料理のどこを評価しているかや、食事だけでなくホテルや店員の態度などもしっかり見ているんだなというのがわかる。 また、料理の評価もメモが取れないから基本的に全部記憶するという時代錯誤的だが、その実績を支えてきた影の努力が垣間見えるところもいい。 1巻で完結していて読みやすい。日本も1話だけ登場するがやはり他の時とは違う感慨のようなものがあった。
出張特別読み切りが掲載されている。 ケイちゃんの日常がほとんどでちょっとお仕事の話っていう感じ。結構締め方がよくて、いい読み切りだった。 柱のところに推薦文があって冲方丁とか町山智浩とか週刊文春とか。 そろそろ2巻が発売されるとのことで、もうすでに結構話題だけど、メディアミックスも含めて盛り上がってほしいな。
ダンジョン漫画が結構増えてきたけど、その中でも「メイドインアビス」は王道的なストーリーだと思う。 地上の全てが探索されつくした世界で、唯一残された秘境の大穴「アビス」。地下数万メートルにも広がるその大穴は不思議な力場によって珍しい道具が発見され、地上にはない生態系が形成されている、そのアビスを命がけで探窟する冒険家の漫画。 ロリっぽい絵柄のせいで読む人を選ばせてしまっているような気もするが、内容はかなりハード。最初の1巻以外はほとんどの巻でシリアスな展開が繰り広げられている。また、アビスの中の不思議な世界の描写も美しいし、探検の魅力なんかも伝わってくる。 だんだんとストーリーの核心に近づいていっているしこれからも応援したい漫画。
戦国の乱世(だいたい室町の後期)を舞台にして初めは人間に悪さをする妖怪を懲らしめる妖狐・たまと仙道・迅火の旅という感じの話だったが、だんだんストーリーが次元をまたぐほど大きくなっていく。 1部・2部とあるんだが、どちらの主人公も別の仕方で人の道から外れてしまっていて、それが妖怪や道しるべとなる人との出会いで成長していくところや、妖怪や妖怪の力を得た人間との戦いも激しくてとても良い。 水上悟志のマンガの中ではバトル要素が多いと思うがかっこいいので、いわゆる少年漫画好きにはおすすめ。
アニメ化が決まったようで口コミ投稿。 人類がほとんど死滅?した世界を旅する少女たちのお話。 主人公2人以外の人間がほとんど登場しないが何故そんなことになっているのかについてはほぼ触れず世界を旅し、人類の遺産と向き合う。 荒廃の規模が違うが読んでいると『ヨコハマ買い出し紀行』を思い出してどこか懐かしい気持ちになる。 戦争やテロのニュースが続く昨今だが、人類が殺し合い行き着く先はこんな世界なのではと少し考えてしまう。
あれこれ理由をつけて全くマンガを描かないワナビーが主人公。僕はマンガ家ではないが思い当たる節があるのでグサッとくる。自分の実力と理想の狭間で苦しむのが嫌だから、作らないことで自尊心を保つんだよね。 最初は主人公のそういう痛さに苦しむけど、途中からだんだん「いかに描かないか」大喜利っぽくなってギャグ要素が増えるので安心して笑える。まだ全巻読んでないので後半にシリアスな展開くるのかな。
キャプテン/プレイボールのちばあきおが書いた、動物や植物とコミュニケーションはできるけど、人間とはコミュニケーションが苦手な少年の話 動物や植物と会話できるという能力を持っているんだけど、動物と会話できるせいで人間の世界で浮いてしまったり それ以外も色々な素晴らしい能力を持っているが、実社会で、不必要な能力で人付き合いに問題が発生したりする。 後半になるにつれ友達とのコミュニケーションができてくるのだが、あることがきっかけで友達から疎まれてしまう最終回周辺の話は何回読んでも、辛い気持ちになる。 今思ったけど岡崎二郎の「Neko2」、木々津克久の「ヘレンESP」とかの人間が動物とコミュニケーションがとれるけど、動物側がクールな感じがするのが好きだね あとネズミのミッキーがいろんな意味でクールだ
「ばりごく麺」をネタ漫画として読むか、「ラーメンを通じて男たちの人生」を書いている漫画として読むかで全然楽しさが違う。 おっさんの良い顔が無茶苦茶うまいし、他の料理漫画とは全く違って、料理のうんちくはほとんど出ないで「湯切り」が勝負のほとんどを決まる 台詞周りはいつもの独特の言い回しで、「まずいが・・・最後の一滴まで変わらぬまずさが痛快だ!! 名付けて痛快ラーメン」など名言が多い やはり料理漫画はこういう荒唐無稽な無茶苦茶な方が好き 「榊原麺太」このセンスの名前は昔読んだラーメンの特集本に掲載されていた、ビッグ錠の「免馬麺平」以来だね。