ネタバレ
名無し

漫画アクション50周年の区切りで、漫画アクションの歴史を紐解く新連載がスタートしたわけだが。当時の時代背景(漫画は子供が読むもの、青年誌はない)と、双葉社の雰囲気(やや拝金主義的)の板挟みにあいながら、面白い雑誌を作ろうとしている時代巻が感じられる。正直、1話目からめちゃくちゃ面白い。

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座談会

毎月第1・3火曜日発売「漫画アクション」最新号やコミックスの情報はもちろん、気になる連載作品の試し読みも充実。さらには、ここでしか見られないアイドルやグラビアタレントの写真も随時更新、デジタル写真集も買えちゃいます!

最近になって読み始めたけど、めっちゃ面白い。いまでこそ当たり前のようにある週刊誌を立ち上げるってことの困難さもだけど、なによりこの時代の編集者の熱量に惹かれる。最高だ

既刊を読みきって追いついた。そもそも少年漫画と大人漫画の間である青年マンガの誕生が、アクションからだということすら知らなかった。その立役者がモンキー・パンチバロン吉本ってのも。こういう開拓史みたなのは、本当に楽しいな

小学館から「ビッグコミック」襲来。やっぱり資本の差がスゴイ。アクションが爆発的に売れていようと油断できないんだなぁ。雑誌がヒットしたから安泰ってわけじゃないってところが世知辛い

1970年からの、漫画アクション黄金期の勢いってこんなにヤバかったのか・・・

モンキー・パンチルパン三世
小池一夫小島剛夕子連れ狼
バロン吉元柔俠伝
小池一夫、芳谷圭児高校生無頼控
上村一夫同棲時代
矢口高雄釣りバカたち

これが青年誌で100万部突破した布陣か・・

なるほど~。
今になってから見るから思うことかも知れないが、
この布陣は渋い。
青年漫画誌だなあ、と感じる。

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漫画アクションには神風が吹く!!にコメントする
ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~
昭和まんが史を刻む快作
ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ 吉本浩二
六文銭
六文銭
双葉社「漫画アクション」の初代編集長の話。 いわゆる、漫画家漫画の派生、漫画関係者漫画ともいえるジャンル。 編集者とか出版業界系を扱ったこの手のジャンル、自分好きなんですよね。 非効率でアナログな時代に、それでも何かを表現したくてたまらない人間たちの情熱とか、それを見抜くセンスとか読んでいて熱くなるのです。 本作も、そんな内容。 モンキー・パンチをみて何かを感じ、後に漫画アクションをつくり、はては双葉社の社長にまでなる男の話。 双葉社。控えめにいっても、大手ではない中堅出版社ですが、だからこそ飛び道具といいますが、王道ではないところで勝負にでて、結果を出していく様は、読んでいて痛快でした。 自分の価値観やセンスを信じるしかない。 これは、別に編集者だけではないと思います。 仕事も全て、最後は、自分の価値観、センス、いわゆる自分の中にある美学的なもので腹をくくるシーンが必ずでてくると思います。 特に、サラリーマンでも中堅を超えてくると決断を迫られるシーンが多々あるので。 そうした意思決定のプロセスも垣間見える作品で、読んでいてグッとくるものがありました。 自分の価値観を信じて動くって、実はとても怖いことなんですけどね。 だからこそ、最後は大きくはっていくしかないんでしょうね。 情熱を武器に、仲間を集め、自分の信じる道を行く。 昭和の激動のなか、小さくもアツい男たちの生き様に感動しました。
星の謳歌
コメのセンスが良すぎるラブコメ #1巻応援
星の謳歌
兎来栄寿
兎来栄寿
『三十路とレディ』や『そうしそうあい』のりべるむさん最新作。 たまにいらっしゃるんですよね。ただの日常会話だけを延々と描いていてもひたすら面白いという類稀なセンスをお持ちの方が。りべるむさんは正にそうです。 本作は、都会で青春を謳歌していた女子高生の星野逢架が両親の離婚により田舎の祖父の家で暮らすことになり新たな学校生活をスタートしていく物語。 スタバもアイスクリームショップもなく、制服もダサく、ショッピングするには3駅離れたところまで行かねばならない土地でやっていけるのか。不安に駆られる逢架ですが、幸いにしてどんどんと友達ができていきます。 この友達たちが皆キャラが濃く、楽しいわちゃわちゃ感にまみれます。 目がぱっちりしてかわいい白石夏鈴は、一人称「かりん」。優しくて明るいけどドジで、一緒にいると水難に遭いやすい。 尾崎天真(てんま)は初対面で「胸鎖乳突筋が素敵だね」と言ってくる変態。自称「人のいいところに気づける才能」。 関岡山登は名前に反して海が好き。小学生のころに学校に生えてる木の実を全部食べても何ともない強靭な胃腸持ち。道に落ちてるピザは食べるし「マーマレードおにぎり」や「そばレタスおにぎり」、「たくあんレーズンサンド」など奇妙なものをよく食べている。 古川実智加(さねちか)は、動物が寄ってくるディ◯ニープリンセスのような体質。水族館に行くとスナメリに求愛されるレベル。人の色恋沙汰が好き。 松枝十夢(トム)は、逢架から見てもイケメン。顔面国宝だけれど、顔が浮腫むと美術工芸品くらい。 生活委員の牧野千由紀さんは真面目な普通の子で、この面子の中にあってはひと匙の清涼剤的存在です。 この愉快な仲間たちが、ただ駄弁ってるだけで既に面白くてずっと読んでいたくなります。 「見てみこのほどよい腓腹筋及びアキレス腱と覗くヒラメ筋」 「わかんないけど今イギリスの正式名称言った?」 とか 「出た食物連鎖の頂点としての自覚ある態度」 などのような、どこから出てくるのだろうと思うような面白いセリフの数々は中毒性があります。 制服アレンジによる教師との攻防など女子高生あるあるも散りばめられており、人によっては懐かしく思ったり共感したりすることでしょう。 コメディ色は強いですが、逢架と祖父の心温まる交流であったり、かりんの訳アリ感やそれを陰ながら支えていそうな天真であったり、ハートフルな部分も見え隠れしておりそこも美点です。 そしてラブコメのラブの部分もばっちりで、コメが強いこともあって落差でキュンがまた引き立っているようにも感じました。見ていて幸せになる組み合わせなので、掛け合い漫才をしながら仲睦まじい姿をずっと見せて欲しいです。 総じて大好きな作品で、2024年のラブコメでは一押しです。
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