あらすじの通り、三流のプロが田舎のゴルフコースでのゴルフをきっかけに立ち直りチャンピオンに輝くまでが描いてある。 2回目のトーナメントは調子良かったが怪我を試合を断念したあとからの修行と最後のトーナメントが本編が坂田信弘原作っぽくっていい。 山奥で歩き回るトレーニングを知り合った猟師に学んだりとゴルフの練習はほとんどせずにいたが、山から降りたら覚醒しゴルフも強くなるは人格までも変わってた。 おなじコンビの一番弟子に比べてちゃんと完結しているので良かった
いいなあ〜。チコちゃんのキャラデザがものすごく好みです。 名前の通り厳しそうな先生がチコちゃんに見事に振り回されてるのが微笑ましい。またチコちゃんに会いたい。
エログロとか耽美的世界とかには興味を感じなかった。 触れることを強要されるようなジャンルでもないし、 幸いにして触れる機会も無かったし、 なので喰わず嫌いかもしれないとも思いながら ほとんど関わらずに過ごして来た。 例えば、自分は松田優作が好きだったが、 アクション物や文学作品的なものは見たけれど、 「陽炎座」は「まあ・・無理に見ないでもいいか」 と思って、未だに見ていない。 鈴木清順作品だからとか、耽美的だとか聞くと 自分の好みではないだろう、 自分には理解できないだろう、と思って。 で「ライチ☆光クラブ」 何回か「あれは凄いよ」という評価を聞いた。 「グロイけれど凄いよ」「耽美的だけど凄いよ」 との評価だけれど。 なので「喰わず嫌いなだけだったら損だしな」 という動機が半分で買った。 買っては見たものの、数ページ読んだあたりで 「まあ・・無理に読まないでも」 と思って本を閉じるのを繰り返していた。 結局、購入から2年以上たって、いつまでも読まないのもと 一気に読んでみた。 読んでいる最中は、正直、買ったこと読んだことを 少し後悔した。 多分、死ぬまでにもう一度読むかというと、 読まない可能性が高い。 ただし、最終回前後のシーンだけは、 「これはオレの全く知らない世界だな」と、 こういった凄さ、こういった美もあるのか、と、 ああこれが耽美的ってやつなのかな、と、 感じるものはあった。 まあ「ライチ☆光クラブ」ほとグロくない作品であれば、 耽美的といわれる作品も、また見てみようかな、とも思った。
興味深い事故物件を巡るホラー&ギャグエッセイ。事故物件は家賃は安いけど、怖いから実際は借りようとは思いません。でもこの漫画みたいに事故物件ばかりを探す芸人とかが、最恐の事故物件を探す企画としては非常に面白いです。実際、霊がさまようガチの事故物件って思っていたより多いのですね。
非科学的なものを信じる方なので、気になって読んでみましたが、すぐこの作品に引き込まれました。霊と言っても怖い話ではなく、コメディタッチに描かれていて、所々で笑いを挟みながら霊の世界を理解する事が出来ます。島津さんの説明やアドバイスは霊的な事とは言え、普段の生活に役立つことも多く「なるほど!」と思う事も沢山有りました。霊の世界に興味がある人におすすめの漫画です。霊なんて信じないという人にとっても興味深い作品だと思います。
清野とおる先生が行ったことない知らない街を探索する作品。 地図を見ながら知らない街がこんなにあるんだ!とワクワクするのがもう素敵。漫画の題材という意味合いが強いんだろうけど、知らない人や知らない街にワクワクして突撃できるのうらやましい。これができたら人生絶対楽しくなるんだろうな。 さすがに慣れ親しんだ赤羽ほどディープな人や場所には出会ってない印象だけども、無理矢理見つけてるわけじゃないのにおもしろい人や物に出くわすのがさすが。才能。 うさぎ増殖事件を思い出してホームレスのテント突撃しまくるのが最高。 外出自粛でハリのない休日を過ごしてしまいがちですが、散歩がてら通ったことのない道を歩いたりするのも楽しいかもしれないなと思いました。 大繁殖するうさぎや3本足のサリーに出会えるかもしれないし。
タッチも展開もすごくサンデーっぽいなと思ったらサンデーだった。 デジタル新装版はクラウドファンディングで描き下ろしが追加されたらしい。 サンデーのバトルものらしくあり、ベースがARMSっぽい感じなのだけど途中から主人公より周囲のキャラの方がメインになってきててとても懐かしい感じがする(褒めてる) 完結作品ということで一気に読みやすいしこういうの久しぶりで良かった。
「有名なサッカー漫画といえば?」と聞かれれば、一番に名前が挙がるのはこの作品だと思います。作中では、現実離れした必殺シュートなど数々の技が登場するのですが、幼少の頃にそれを真似てみては泥だらけになったり、ケガしたり……。大人になった今も色あせない思い出として、この作品が心に残っています。
不気味で歪んだ愛情。息子のために、他者を排除しようとする母の様子は一言で言えば異常です。現実であればこんなにも気持ち悪い現実は受け入れられませんが、漫画だからこそ引き込まれてしまうストーリーでした。結末が気になる作品です。
29歳の4人の婚活女子、みんな可愛いのに婚活しないと相手が居ない世の中なのか、男の人が消極的になってしまったか?沙代は確かに普通で良いと言いながらあれもダメ、これもダメでやっぱり理想が高い。茜はモテるのにお金持ち限定。美晴は同棲までしている彼氏がいるのに焦って婚活中。美和は付き合う人が出来てもセフレで終わる。タイプの違う4人がどうやって相手を見つけていくのか、とても楽しみワクワクしながらあっという間に読んでしまった。狙いが定まっている茜は男性の事を良く見て研究していてさすがだと思う。相手が自分のタイプでなくても一緒に楽しく会話する方法も熟知しているし、婚活でのプロフィールの書き方なんかも良く考えていて納得。この作品は読んで楽しめるだけじゃなく、婚活女子には素敵な婚活バイブルになると思う。ミツコ先生の可愛い絵とストーリーを見ながら是非婚活を楽しんで欲しい。
マンバの『みんなが気になっている新連載を教えて!』トピで知った作品。 https://manba.co.jp/topics/12035/comments/98959 とにかく絵が上手い!最近は「ラノベっぽい」デフォルメされたキャラデザで背景スカスカの作品が多いですが、この作品は珍しくキャラの等身が高く背景までしっかり描き込まれていて嬉しい驚きでした。解像度が高い…! ウェブ連載とは思えない、雑誌に載ってておかしくないレベルの画力だと思ったら、作画はヤンマガでネメシスコールを連載していた森田和彦先生で納得。 そしてストーリーはかなり王道。 大学卒業後10年ニートをしてる主人公の元に、ある日突然PCゲームが送られてくる。現代の技術では実現不可能なレベルでよくできたそのゲームの世界に、主人公は「神」として1日1回干渉するというあらすじ。 最初は、いかにも典型的なネット小説っぽい話だなぁ…と斜に構えていたのですが、予想外に主人公の心の動きが丁寧に描かれていて惹き込まれました。 家族とギクシャクしたまま同居し、自分を卑下しつつも小さなことから一歩踏み出していく姿は、リアル寄りの絵と相まって説得力があります。 なんと現在単行本1巻分+1話がウェブで無料で読めてしまうので、普段こういう系を読まない人もぜひ…! 【連載ページ】 https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000132/ 【原作】 https://ncode.syosetu.com/n1119fh/
太宰治『人間失格』を漫画化した作品。 原作をそのままなぞっているのではなく、現代的かつメタ視点で描かれている。 古屋兎丸先生自身がインターネット上で大庭葉蔵の日記「人間失格」を発見し、読み進めていくというストーリー。 読者は古屋兎丸の目を借りて、葉蔵の人生を追いかけていくことになる。 父を憎みながらも実家の金で裕福に暮らし、仕送りが打ち切られれば女の家に転がり込む姿に、最低だ罪人だと責めたててしまいたくなる。 煙草屋の娘に恋をして、1日に何度も煙草を買い、素直になれず揶揄う姿はなんとも可愛らしい。 他者の目を挟むことで、葉蔵という人間の可愛らしさや狡さ、いやらしさがより鮮明に浮かび上がる。女を誑かす様子なんかは、原作よりも真に迫るものがあるような。 小説『人間失格』も葉蔵の日記を読む他者の視点で描かれている。漫画『人間失格』も同じだが、古屋兎丸視点で古屋兎丸の絵で描かれているので、メタ要素がより色濃く感じられる。 葉蔵を見つめる読者である古屋兎丸を見つめる読者である自分自身。古屋兎丸の目が自分自身の目となり物語に飲まれていく。 嫌悪、軽蔑、共感、友愛…葉蔵に対して様々な感情を抱きながら、共に絶望の果てに追い込まれる自分自身をまざまざと見せつけられる。 小説『人間失格』からは「ただ、一さいは過ぎて行きます。」という一文が示す通り、すべてが過ぎ去ったあとの凪のような絶望を感じた。 対して、漫画『人間失格』からは今まさに激流に飲み込まれて苦悩しているような生々しい絶望を感じた。 それぞれの絶望の味を是非読み比べてみてほしい。 古屋兎丸先生の人間失格が素晴らしかったので 津軽×魚乃目三太先生とか、斜陽×えすとえむ先生とか 相性の良さそうな太宰×漫画家を妄想するのが楽しい…駆込み訴えをどうにか現代設定(どうやって)にしてゴリゴリのBLにしたりとかめっちゃ見たい
学生のトオルはコミュ障で恋人どころか友達もなかなかできない男の子、そしてその隣の席は学年1かわいいといわれている観音寺さんの席で毎朝ほほえみながら挨拶をしてくれます。 しかし、進展できないトオル、そんなとき近所の神社で竜神様とお稲荷様のかわいい女の子たちに出会います。 神様たちも気に入ったのかトオルに神通力で観音寺さんのパンチラをみせてくれたり、女子だけなぜ服が透けて見えるようにしてくれたり、時間停止してみたり、いろいろなハチャメチャな手段でトオルの恋を後押ししてくれます。 トオルはそんな後押しにドキドキしながらも観音寺さんと付き合えるように学園生活を過ごしていく、ちょっとエッチなドキドキするかわいい漫画です。
原作が20冊以上、アニメも10年続いている作品ですから、どんな物語のシリーズなのか知るにはいいと思います。 アニメの世界では抽象的だったり、あやふやになっていた部分が具体的で、戦場ヶ原の母親の顔や宗教団体の男の顔がはっきり書かれていたのはちょっと衝撃でした。 あとアニメでは象徴的に書かれていた戦場ヶ原が階段から落ちるシーンもコミックでは普通の階段で、現実感はあったので、初めてこのシリーズに触れる入門編としてよいのではないかと感じました。 化け物、それは身近にいる。気づいていないだけで。 自分に降りかかった災いを「重み」と表現し、それを自らの意思で捨ててしまうことの意味を、そしてその痛みを返してほしいと泣いて訴える少女が物語の始まりの象徴として素晴らしいと思う。
舞台は未来のアメリカ。“眠り病”と呼ばれる記憶のガンと闘う2人とその周囲の人々の話。 1巻読了後、続きが気になって2巻を買ってみたら、また更に続きが気になって……と、気付いたら当時出ていた全てを揃えていた状態。 基本は未知の病と闘いながら、そして同時にお互いや、お互いの周囲の人々の見えてこなかった部分が見えてくる。 また、作者さんの描き方がすごく美味い。一目で『ここはアメリカなんだ!』と思わせる景観や仕草、また、舞台が遠い未来のこともあり、平然と出てくるフューチャーな要素からも、重厚な世界観を感じることが出来ます。 漫画ですが、まるで実際に登場人物が生きているかのよう。 1巻だけで決めずに、是非2巻、3巻と手を伸ばしていただきたい名作です。 個人的に (舞台や役者さん方をしっかりとして貰えるなら) ドラマ化して欲しい作品No.1です。
最初に読んだ頃は仕事舐めてたので割と登場人物に共感していたと思う。 今読み返してみると、そりゃあ主人公がダメだわーとそっち側になってしまった自分。 そうやって人生が垣間見られるのも漫画のいいところかなと思います。
居心地の良い職場に勤め続けて9年、大好きなアイドルを追っかけて、おなじみの友達と好きな時に会って飲んで、両親に甘えて実家に寄生する生活を維持し続けたいという願望も、31歳の誕生日の夜に、実家の火事により崩れ去ってしまいました。 でもその後すぐに、友達のつてで条件のよい物件を紹介してもらえて難なく自立できたし、となりにイケメンは住んでるし、現状維持から転がりだして戸惑いはあるかもだけど、客観的に見ればそんな理想的な転がり方羨ましい限りです。 あの仲良しの友達いなかったらちょっと地獄かも。あの2人の存在は大きいと思う。 現状維持をモットーとしている人間が、目まぐるしく変わる環境に対応できるのか、この先楽しみに読みます。
最高のスパイ『黄昏』の次の任務のために結婚して子どもを作ることになった! そんな導入から始まる本作は、あれよあれよと娘のアーニャ(超能力者)、妻のヨル(暗殺者)が加わり、コメディテイストでストーリーが進行していく。テレパシーで父の嘘を見抜き、心の中でツッコむ娘アーニャ、天然ボケをかましまくる母ヨル、焦りつつも完璧超人ぶりを発揮する父ロイド。バラバラなようで噛み合った偽装一家に引き込まれる。アクションシーンも見どころであり、特に序盤のプロポーズシーンは必見です。
アラフォー女性が、漫画家としての再起をかけてがんばるお話です。ごく普通の感性を持った女性で、生活感もあって、リアルです。キラキラ系じゃなく、地に足がついた感じ。ずっと子育てと家事をしてきて、年上の旦那の浮気も我慢して、40歳に。ここから、漫画家としてもう一度頑張ろうっていう瀬戸際から頑張る姿は素直に応援できます。 18歳年下の男の子がアシスタントに入るのだけども、ちょっといわくありげで、彼女を誘惑してきます。イケメンだけど、ちょっと色気が足りないかも?
主人公はスーツを着てバリバリ働く女性・・・なんだけどかわいい5歳の一人娘とフレンチシェフの旦那さんがいて、突然の田舎暮らしが始まります。 田舎の風景や、あたたかな人物を描く、優しい絵のタッチが素晴らしいです。 天真爛漫の主人公と5歳にしてツンデレ??なハナちゃんとのすったもんだが面白いです。田舎での暮らしに憧れがある方におすすめです。
50代になってからゴルフにハマり、ゴルフ漫画を貪り読んでいる私にとって、主人公の石丸耕作は理想のゴルファーです。メタボ中年、食いしん坊という共通点はあるものの、ゴルフの腕前だけは真逆。いつか石丸のようになって、私の凡ミスを笑う同僚を見返してやりたいと思わせてくれる作品です。スコアメイクに悩む中年ゴルファー必見の一作です。
格闘家であり美食家の一面も持つ冒険者トリコの物語。豪快な世界観とストーリー展開にまさに虜になります。手刀で食材をぶった切って気持ちよく食うトリコ。食材とは闘う相手であり、見た目は不気味であっても美味しそうに料理され、みんなで食べるまでが一番面白いところです。「捕獲レベル」で強さが異なる謎のマシーンの敵もいたりして、徐々にシリアスで大きな物語へと変化していきます。
あらすじとしては、成績は優秀だが友達もおらず他人とあまり接しない男子高校生の主人公が、転校してきた五つ子の家庭教師を任せられることになり彼女らのしがらみや問題を解決し、だんだんと心を通わせていくラブコメディーの作品です。 この漫画の主な見どころは、なんといっても物語の主軸となる五つ子の姉妹たちが皆可愛らしく、個性的であるところです。作品の中で幾度か主人公が、将来五つ子のだれかと結婚をする描写が描かれているのですが、全員平等に魅力的であるため、自分の最も好きなキャラ、いわゆる推しキャラとそうなってほしいと願ってしまうのは避けられません。それほど魅力的なキャラが豊富であるところが、この作品の見どころになります。 作品の一幕一幕にいろんな思いの交錯やドラマがあり、キュンキュンさせられるだけでなく読者の感情を揺さぶられる作品になっています。
2020年春アニメ化された「イエスタデイをうたって」のファンブック的な一冊です。 最終回の後日談を描いた『イエスタデイをうたって 特別編―11・S14―』や、単行本未収録の読切『夏の姉』が収録されています。 貴重なインタビューも載っています。 あまりにもスローな連載だったので、本当に完結するのか不安でしたが、20年近く経て、こうしてファンブックが発売され感無量です。
金髪ヤンキー娘と真面目少女の良くある組み合わせのコンビで物語は進んでいくが、釣りと料理の描写が手抜きなくされているのに好感がもてる。 昨今“〇〇めし”というジャンルの漫画が増えているが、そのなかでは“釣り&アウトドア”という流行りのスタンダード、悪くいえばありきたりな素材を用いている。 だがそれをありきたりだと思わせない良さがある。料理、釣りシーンの表現力とコミカルな登場人物たちのバランスが優れているのだろう。 次は何の魚を釣るのだろう?と興味を抱かせてくれる漫画と言っていいだろう。
今まで自分が感じたことのない感情が湧き出てきて、どんどん物語に引き込まれていった。 渦子は幽霊の音が聞こえるんだけど、日常生活が亡くなった人間が残した音に塗れる日々ならば怖いよなと素直に思う。 渦子の担当の鶴見先生も、馬車の幽霊と名付ける能力を持っていて、この二人を中心に物語には進んでいくんたけど、描写が綺麗でリアルさを感じる分、幽霊の描写にゾクゾクとしてしまった。 若干、自分には難しく感じたので二度読みしましたが、二度読んでも面白い話だなと思った。
憧れを抱くところを間違ってはいけない。 不倫やシングルマザーを甘くみてはいけない。 そう思わせてくれる一作でした。
作者さんがアメリカンコミック好きらしく右開きの漫画になってます。一話完結の短編集ではありますが、登場人物たちが住んでいるのがおそらく同じ街なので「LOW LIFE」な人々を描いた連作としてまとまりがある一冊になっています。舞台は日本なんですけど海外マンガっぽい雰囲気があるのは、絵柄だけでなく主人公達の「さえない」感じが新しいからかなと思います。日本の漫画のさえないキャラクターってド貧乏な場合が多いですよね。この作品では現代にフィットしたさえなさだなと思います。帯にもありましたが「グレー」だからこそ共感するんです。なのでシュチュエーションは違ってもどこか自分と重なるように感じるので、読んでると痛くない腹を探られてるような気分にもなったりします。でも二度と読みたくないなんて思わず、逆に繰り返し読みたくなるから不思議です。まさに苦味が旨味のような深い一冊でした。
普段の顔は女子大生だけれど、夜はデリヘル嬢の顔を持つデリヘル嬢の物語。デリバリーされる女の子をシンデレラと呼ぶのはちょっと美化しすぎかな?まぁ、こういう女子って結構いるんだと思いますが、明るく風俗嬢について語られていてるのは、現実離れしてるとはいえ、そこは漫画なので逆にヘビーな感じではないのが良かったです。登場する一人一人のデリヘル嬢にそれぞれのストーリーがあり、いろいろ考えさせられた作品でした。
※ネタバレを含むクチコミです。
金田一少年の事件簿に登場した、歴代の犯人たちの視点を描いたユーモア溢れる漫画です。 最も有名な「オペラ座館殺人事件」の犯人の話から始まります。ちなみに、原作を読んでいない人にもわかるように最初に事件のあらましを説明してくれるのが親切設計になってます。 金田一にバレるまでの一連の犯人の心理を面白おかしく描写していて、ある意味、ミステリー作品ではお約束な部分に対して、容赦のないツッコミが入るのが可笑しくて仕方ありません。 「やることが多すぎる!」 という犯人の心の叫びは、名フレーズだと思います。 トリックを仕掛けるの、実はやること多くて大変なんですね・・・!笑 他にも、運動能力めちゃくちゃ高くなければトリックが実行できないと気付いたり、とにかく犯人たちの必死さは、爆笑必至です。 一つだけ残念なのは、これ読んでしまうと原作をまじめに読めなくなる、ということ。舞台裏にいる犯人たちを思い浮かべてしまい、以前のようにシリアスな雰囲気に戻れなくなります…!
小学生の頃から「セキララ」シリーズを愛読しておりました。別に結婚に憧れがあるから読んでいる訳ではなくて、子供でも共感できるあるあるネタがたくさんあって楽しかったんだと思います。あらすじにも元祖結婚エッセイと書かれていて、確かにそれについて描かれてるんだけど…それだけではくくれない面白さがあるんですよね。簡単に言っちゃうとけらえいこ先生の人間観察力がズバ抜けているということなんですが。結婚して一緒に暮らし始めて見えてきたお互いのあれこれを描いていても、夫だから妻だからって感じはあまりないですね。でも「オット」「ツマ」の呼び方は発明だと思ってます。機会があれば真似したいです。
3巻目になって、自分好みに面白くなってきた印象。 主人公はライターで、女性猟師チアキと一緒に狩猟現場の取材をするという話。 1巻は、狩猟の現実とか銃の扱いとかがメインだったが、2巻の最後チアキ(と、その姉)の過去の話からグッと奥行きがでて、3巻では、いわゆる違法行為を平然とするが狩りのスキルは高い師匠の話で、じわじわと自分好みに面白くなってきた。 こういうアウトローな強キャラが好きなんですよね。 なんで、出てくるとテンションあがります。 主人公たち(得てして正義、正論)とは違った独自の美学をもっていたり、キレものだったり、強さにブレがなかったりするので、謎のカッコよさがある。 主人公たちとは違う価値観で己の正しさを見せつけてくれるんです。 (るろ剣の斎藤一みたいな) そんな、チアキの師匠もすごい。 獲物がいないのに銃に弾を込めてる状態は違法なようですが、そんなものは無視。 山の中で、急に襲われて誰が守ってくれる?法律が守ってくれるのか? と言わんばかり。 確かに正論だ。 安全のために法があるはずだが、狩猟現場で安全はどっちなのか? 誰にとっての何の法なのか? 考えさせられるフレーズだ。 野生動物たちが相手の常識が全く通用しない世界に、何でも利用すると豪語する師匠。 銃、車、知識、経験を使いこなし、手際よく効率的に狩りをこなす。 邪魔な法律は無視。 目的のために、手段を選ばない男。 どっちが正しいとか言えない。 結局、ルールを守っても、死んでしまえば意味がないからだ。 ライフルとか狩猟の現場が中心で、クマを撃つとか撃たないとかの話で終わるかと思ったが、こうした法の遵守的な善悪の話もでて、ストーリーに深みがましてきた。(これも現実といえば現実だが) 3巻最後が衝撃的で、師匠どうなるんだろう…。
甲斐谷忍氏考案の各種のゲームが面白く、対戦毎にワクワクさせてくれます。私がNo.1に好きなゲームは「17ポーカー」です。リフルシャッフル・ヒンズーシャフルとの言葉を覚えたのもこの漫画です。主人公の神崎直(馬鹿正直の直)の人を信じる態度が、殺伐とした騙し合いの中でも人を纏められて行く様を描いた作品だと思います。TVドラマや映画で残念な部分が、敵役である福永ユウジが普通の男性であり、漫画内で描かれる圧倒的に魅力的な空手5段のニューハーフでない事を追記して置きます。
初恋の人であり元カレだった人とのまさかの再会から物語がスタートして これはもうめちゃくちゃイイ感じになるんじゃないの?と思ったけれど お互い素直になれなくて何だかギクシャク・・友達としての関係から また付き合うことになるのか最後まで展開が気になります。 恋したいな~と思う人におすすめです。
高校生の頃、となりに住んで懐いていた4歳のモモ。彼女が高校生になって社会人となった佐久良と再開する。モモにとって佐久良が特別な人であると同じく、佐久良にとってもモモは特別な人。昔2人はお互いを救い合ったなんて、なんか素敵な関係。その時は勿論恋なんてものではなかった。でも16歳と28歳の男女なら恋に発展の可能性もあるかも?佐久良が昔を思い出すシーンはとても悲しい、でもそこには可愛いモモが居た。そんな回想シーンは涙を誘う。相変わらず可愛いモモに振り回され、その扱いにちょっと困ってしまう佐久良もカワイイ。かなり年上の彼が好き、すごく年上の彼に憧れるという人はもちろん共感出来るし、たとえそうでなくても2人の世界にほっこり出来ること間違いなし。
絵がとにかく綺麗でうわ〜こんな素敵な作家さんを今まで知らずにいたなんてワシの目はフシ穴じゃ〜!と思ったのですが、最後のページに「本書は、自費出版として発表された作品に描き下ろしを加え、一冊に編集したものです。」の一文があり、どうやら雑誌に掲載された作品はないようです…。こんなにプロ級の腕を持った方がアマチュアで活躍されていたということでしょうか?世界ってすごいですね! ある日突然かぐや姫になっちゃった恋人の話とか普通じゃない設定の短編もありましたが、片思いしてる先生と相合傘したいけど言い出せない女の子の話みたいに、よくある展開でもハッとするような見せ場があるので面白かったです。他の作品も読んでみたくなった作家さんでした。
週刊少年マガジンで4年続いた「我間乱」の続編。 それなりに人気のあった作品ながらも終盤の黒鉄陣介率いる無宝流との戦いはかなり駆け足で消化不良だっただけに我間乱が好きだった方には待望の続編と言っていいだろう。 今回の主人公は陣介の愛弟子で我間の兄弟子でもある“伊織”。前作の主人公の我間は遅れて3巻からの登場になる。 前述した通り前作は打ちきりに近く駆け足で終盤消化回収できなかった伏線や謎を回収しているのには好感がもてる。 前作のもう1人の兄弟子であり実力者“真ノ丞”が大会には参加しないが、伏線を持ったまま活躍しなかったキャラクターの再登場や新キャラクターの登場もあるのはファンには嬉しいところ。 我間がラスボスになるか、新キャラがラスボスになるかはまだ現段階では予測できない展開のため、今後の展開を予想しながら読むのがオススメといえる。
なろうで執筆されていた頃から好きな作品です。ダンジョン攻略で戦利品をあつめて、売ってお金にし、新しいアイテムを買ってより多く戦利品を集めれるようにしていく、というシンプルな展開なのですが、次はどんなドロップが出たり、何が起こるのか楽しみでワクワクさせてくれます。ハクスラゲームで得られるような楽しさを感じます。ヒロインもかわいいのでおすすめです。
『コロッケ!』や『学級王ヤマザキ』の作者である樫本学ヴとと保護猫の黒猫との日常生活を描いた4コマ。ほのぼのとした日々が過ぎていく、心温まる漫画です。元々はTwitterに投稿されていた漫画だということを後になって知りましたが、リアルタイムで「くろまめ」ちゃんを知れなかったのは少し悔しいですね。
すがやみつる先生といえば「仮面ライダーV3~ストロンガー」のコミカライズや「ゲームセンターあらし」の印象が強いですが、この“ポルシェ934”を操る「ラジコン探偵団」もアラフィフ世代の方は印象に残している方も多いはずです。 それは本放映が一旦76年で終わった仮面ライダーシリーズよりも世間を風靡した“第一次スーパーカーブーム”の末期に書かれた作品でもあるからです。 劇中のポルシェ934は後年の先生の作品でも多々登場しており、すがや先生の作品を代表するアイテムと言っていいでしょう。 当時の少年にとってはスーパーカー、ラジコン、〇〇団(少年ライダー隊など連載しているテレビマガジンでは募集)の憧れの要素の詰まった作品で人気も抜群でした。 人気の絶頂のまま連載が終わったため、無駄な引き延ばしもなくテンポよく読め楽しめる良作です。
ベーカリーの奮闘記というか、パン屋さんの大家族の物語。主人公のくるみがとても明るく爽やかな努力家だったので、読んでいるこちらも元気がでました。タイトルの通り、パンのレシピやパンを使った惣菜などのレシピが出てくるかと期待していたので、そこは少し期待外れだったかな。
人を狂わせる女性を描くのがほんと上手…。 恋と性欲の区別がつかない思春期に、加具矢先生のようなセクシーでエロくてミステリアスな女性に出会ってしまったら、もう後戻りできなくなる。 僕にはわからない経験や秘密があるんだろうな、というのがまたたまらない。思わずわたしも思春期の男子になってしまう…。 先生と生徒の関係だから終わりがあるんだろうなと思うと切なくて、胸が締め付けられる。 思わずわたしも先生とずっと一緒にいられるように狛犬にお願いしたくなってしまうのでありました。 フェティシズムと切なさの関係性を岡田和人先生は熟知している。天才。 すんドめの胡桃が大人になっていたら、こんな女性に成長していたのかな…
天才科学者であるお父さんの実験台になり、人と猫を合体させた「猫人間」にされてしまった主人公やよいちゃん。まるで映画「ザ・フライ」を思わせる設定ですが、猫人間といっても、見た目は可愛い女の子に耳と尻尾が生えただけ。それだけで可愛さ倍増で、終始ニヤニヤしながら読んでいました。 見た目だけでなく、猫ならではの仕草もキュートで、久しぶりに心癒される作品に出会えたような感じです。
最近では、お一人様という言葉をよく耳にするが、一人で行動できない人も多いのではないだろうか。そんな現代で、一人で釣りに興じるOLを描いたこの作品は、一人で何か行動を始める人押しになるように感じた。新しいことに踏み出したい人や釣りを始めてみたい人におすすめしたい。
千葉の2部チームを応援する女性サポーターコンビが、日本各地のアウェイスタジアムグルメを巡ります。Jリーグ観戦、とくにJ2観戦の醍醐味は、ご当地グルメにあり!といった感じで、サッカー好きの作者(※愛媛FCサポーター)が実際に取材して味わったスタグルが取り上げられています。日本独自のサッカー文化を楽しめる漫画です。
90年代の漫画ですが幼稚園の仕事が大変なのは、昔から変わらないようです。親との様々なトラブル、先生同士の関係など、幼稚園では毎日のように問題が起きます。それを果敢に乗り越え、頑張る主人公を見ていると幼稚園の先生に対する敬意の気持ちが芽生えてきますね。作品の雰囲気はほっこりした感じで、子供達は可愛い存在として描かれてますし、職場恋愛についても、バランスよく両立してる作品だと思いました。
シティーハンターが大好きな40才の女性がタイムスリップしたら女子高生の姿になって、シティーハンターの漫画世界に迷い込んでしまうお話。 想像以上に、絵は原作の世界観に近い感じで再現されていて驚きました。 原作の元ネタを知っていればより楽しめると思います。
テレビにも映画にもなった大和和紀先生の代表作の一つ、笑い有り、感動有り、ハチャメチャで元気な女の子、花村紅緒とイケメン少尉、伊集院忍の大正時代のラブストーリー大作です。この時代にこんな女の子、もし現実に居たらきっと生き辛かったと思います。でも紅緒はそんな時代でも負けない明るさと強さを持っています。そんな型破りなはいからさんに忍も伊集院家の人達も惹かれて行きます。紅緒は生まれた時から忍の許嫁。それが気に入らない紅緒は忍に嫌われようと頑張りますが、実は初対面から忍が気になっていて、忍の方も元気な紅緒に好感を持っていました。生まれた時から決められた相手をお互い本気で好きになるなんて本当に素敵な運命です。やりたい事が出来ない時代で特に女性は大変だったと思いますが、きっと紅緒の様に自分で切り開いて行く人もいたでしょう。自分も大正時代にスリップした気分になれるぐらい物語に引き込まれてしまいます。また所々に書かれている大和和紀先生のちょっとしたギャグがとても笑えるのです。泣ける感動シーンがあるかと思えば、思わず声をあげて笑ってしまうシーンも有りとにかく面白いのです。この時代が好きな人にはもちろんお勧めですが、マンガが好きな方には一度は読んで欲しい作品です。
タイトルどういうことや、と読み始めたらなんとも切なくて心を掴まれました。 あるきっかけから擬似親子をしている30歳の春樹と52歳の灰田さん。春樹が灰田さんに子供のように甘える姿は、はたからみると「大丈夫か?」と思ってしまいますが、春樹が実の両親と疎遠になってしまった事情を思うと、灰田さんの優しさが心の支えになるのは理解できます。 灰田さんとの関わりによって、堅物だった春樹も少しずつ丸くなってきて、そして擬似親子という関係性にも、もしかすると変化が…?というところで終わってます。 巻数のナンバリングがないので完結と思って良いのかもしれませんが、個人的には続きがあって欲しいです。続編を待ってるという意味で、応援します!
あらすじの通り、三流のプロが田舎のゴルフコースでのゴルフをきっかけに立ち直りチャンピオンに輝くまでが描いてある。 2回目のトーナメントは調子良かったが怪我を試合を断念したあとからの修行と最後のトーナメントが本編が坂田信弘原作っぽくっていい。 山奥で歩き回るトレーニングを知り合った猟師に学んだりとゴルフの練習はほとんどせずにいたが、山から降りたら覚醒しゴルフも強くなるは人格までも変わってた。 おなじコンビの一番弟子に比べてちゃんと完結しているので良かった