喫茶マンハッタン

作者さんがアメリカンコミック好きらしく右開きの漫画になってます。一話完結の短編集ではありますが、登場人物たちが住んでいるのがおそらく同じ街なので「LOW LIFE」な人々を描いた連作としてまとまりがある一冊になっています。舞台は日本なんですけど海外マンガっぽい雰囲気があるのは、絵柄だけでなく主人公達の「さえない」感じが新しいからかなと思います。日本の漫画のさえないキャラクターってド貧乏な場合が多いですよね。この作品では現代にフィットしたさえなさだなと思います。帯にもありましたが「グレー」だからこそ共感するんです。なのでシュチュエーションは違ってもどこか自分と重なるように感じるので、読んでると痛くない腹を探られてるような気分にもなったりします。でも二度と読みたくないなんて思わず、逆に繰り返し読みたくなるから不思議です。まさに苦味が旨味のような深い一冊でした。

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ろうらいふ
LOW LIFE
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GHOST

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妻を亡くした元尾吾郎(36)、 売れない芸人を続ける野村満(37)、 離婚して祖母の家で暮らす富士夫岳志(34)。 同じ工場で働く3人がなんとなくツルむのは 年齢が近いという共通点でのみ。 暗闇一歩手前の日々に ブライトサイドはあるのか?

LONG VACATION

LONG VACATION

仕事や人間関係に嫌気が指し、1週間の休暇を取った30代の編集者。うんざりな毎日を忘れ、気ままに休暇を楽しもうと向かった先は人もまばらな静かな島だった。ただただのんびり過ごすハズが、想像とはだいぶ違う事態が次々に起こり…。彼女のロング・バケーションは果たして成功するのか?グラフィック・ノベルの新鋭、大嶋宏和が贈るツイステッド・ロング・ストーリー

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