福助
箱をあけてくれたあなたにはひとつ“福”を差し上げましょう。ひとりぼっちになってしまった千晶が祖母の遺品の中から見つけた小さな木箱。「福助」と表書きされたその木箱を開けると、中には小さな男の子! 千晶に“福”をあげるたびに少しだけ歳をとる福助との、奇妙で温かい日々。しかし短くも幸せな生活は、福助の「力」が災いしはじめて……。連載開始とともに圧倒的支持を受けたファンタジック・ホラー第1巻!
あたらしい朝
ヒトラーが牛耳り世界中を敵に回しつつある1930~40年代のドイツ。チンピラとして、安い自由を満喫していたドイツの若者マックスは、大金をネコババしたことがきっかけでドイツ海軍へ志願。銃弾飛び交う命の危険より、差し迫った小さな危険を重視したチンピラの考えはどこまでも浅かった!今なお史上最も有名な独裁者、総統アドルフ・ヒトラーの誤った野心は、彼ら2人のチンピラの想像をはるかに超えていたのだ!
「それでも町は廻っている」で大ブレイクした石黒正数の短編7点収録。石黒作品に流れる熱き血潮と冷静の閃きがここに存在する!収録作品「ススメサイキック少年団」「Presentforme」「なげなわマン」「カウントダウン」「バーバラ」「泰造のヘルメット」(未発表作品)「ヒーロー」(デビュー作品)
剣客情話
壬生浪を率いた芹沢鴨と愛妾の絆、沖田総司の愛刀に秘められた想い、幕末動乱に散った土方歳三、荒木又右衛門、柳生十兵衛、塚原ト伝、千葉周作――刀刃が如く研ぎ澄まされた剣客たちの生き様と、その刹那に生まれた美しくも儚き情愛の物語。美麗な筆致で魅せた鬼才・三山のぼるが最後に遺した珠玉の単行本!!
私家版魚類図譜
ようこそ、幻想と怪奇の水族館へ。人魚も、魚人も、“地獄の吸血イカ”も展示中です。諸星大二郎版博物誌・第2弾!圧倒的イマジネーションで“魚”をモチーフに描く!!深海に棲む若き人魚の冒険譚「深海人魚姫」とその後日談「深海に還る」。作者の十八番、中国伝奇ホラー「鮫人」。『私家版鳥類図譜』収録のSFファンタジー「鳥を売る人」の続編「魚が来た!」など、諸星大二郎の魅力が凝集した全7編のフルコース!
掃除当番
『鈴木先生』で話題の著者が贈る、珠玉の名篇集。「漫画界で一番偉いこの俺が、薦める漫画はコレだっ!!ここまで人間を描きえぐった短編は見たことない!」(by若杉公徳)
暴れん坊少納言
時代はA.D.994、平安京。橘則光は、親の言いつけでお見合いをすることに。気の進まない見合い相手は、なんと貴族の娘とは思えないハチャメチャな暴れっぷりを示す、清原諾子(後の清少納言)だった!諾子の機転と行動力が評価され、宮廷に招かれることとなるが、そこでも諾子は宮中に大混乱を巻き起こす!天才エッセイスト・清少納言をオリジナリティー溢れる解釈で描く入魂作!!
「超人ロック」のマトリクスが盗まれた!犯人は、コピー能力をもつエスパー・ガイスト。連邦軍情報局のダンディは、秘書・エリーズと共に現われし「偽ロック」=ガイストを追撃する!しかし、その背後には巨大麻薬組織の影が…?果たして2人は、“超人ロック”にたどり着けるのか!?
職業SE、独身、彼女ナシ…そして、ちょっぴりオタク。入社式の休み時間、同期と会話ができずに、一人きりで本を読んで終わってしまう…仲良くなるべく、同期の飲み会に参加。でも、「必殺、大宇宙一人ぼっち!!」深夜残業と二日酔いがお友達。寝る時間を削って描いた、このマンガに愛の手を!
16歳のリクは、暴走族「風神」から金をもらってケンカを請け負う不良少年。ある夜、いつものようにケンカの仕事を終えたリクは、近くの公園で泣きながらベンチに座っているひとりの青年と出会う。その青年・棚夫木は、類いまれなボクシングの才能を持ちながら、脳の構造上の問題でプロテストを受けることすらできず引退宣告されたばかりだったのだ。棚夫木はリクの目の前で、因縁をつけてきた「風神」の3人を一瞬で倒してしまい…!?
無実の罪を着せられ指名手配中の弁護士・成田誠が、繁華街の雑踏に身を隠し、名を変え、職を変え、逃亡を続けながら真犯人を追う!超実力派ルポライター&俊才が描く、孤独と絶望の法律運用ドラマ!!山田誠という偽名を使い、経営コンサルタント会社社長・橘宅の警備員としてやってきた成田。勤務日初日、彼がそこで見たものは、威圧的な態度をとり続ける橘と、体に無数の傷を負った女性・ミキの姿だった。さらにその夜、警備中の成田は、橘家の門前で包丁を手にした橘の元妻・久美子と遭遇して…。
ボクシングが俺を変える――。27歳、崖っぷち拳闘録!!ジミ・ヘンのように、ジャニスのように。一瞬でもいい、輝いてやらぁ!!偉大なロックスターが死に急いだ27歳という“節目”。Rockに生きるダメ男=岩巻力太郎(ロックンロール・リッキー)は、「減量できたらメジャーデビュー(かも?)」という最後のチャンスに食らいつき、ボクシングという《運命》に出会うのだが――!!
※ネタバレを含むクチコミです。