黒鷺死体宅配便
イタコ、ダウジング、エンバーミング、ハッキング、チャネリング。それぞれ特技をもった仏教系大学の学生5人が作ったのは、望まぬ形で死を迎えた依頼人の声を聞き、望み通りに埋葬する会社「黒鷺死体宅配便」。死体となった依頼人をどこにでも宅配します。※電子書籍オリジナルとして書き下ろしパロディコミック「黒兎死体宅配便」を併載。
平凡な女子高生・麻美ちゃんには、クラスメイトにも言えない秘密があった。それは、市丸先生とじつは夫婦という事。おくさまは、女子高生だったのです…。ドキドキ度満点の、ちょっとエッチなホームコメディが開幕!
花魁夜叉
花のお江戸の吉原廓 紅殻格子に囃子唄 嘘で築いた蜃気楼 女を捨てて、女を売って 明日は知らない 人形暮らし 生きた屍が艶やかに 主さまと命と涙ぐむ 夜半の月に 見る顔は 花魁化粧の 夜叉顏か ここは地獄の一丁目…… 女仕掛人が無礼討ちで悪を断つ、問答無用に悪を懲らす痛快時代劇!! 特別読切「鬼供養」収録。電子書籍版限定!! 当時のエピソードを綴った木村知夫肉筆のあとがき付き!!
サクラテツ対話篇
【ひとつの土地をめぐり、異種大乱戦が始まる!】都会の一等地に佇む1軒のボロ屋、そこに家族と住んでいるのは金の亡者・桜テツ。彼は家の維持のため、1日3時間睡眠でバイトに励み生計を立てていた。ある日、家の上空に未来からの侵略者が現れ、土地の権利を主張してきた! さらには、宇宙海賊や地底軍までやってきて…!? 大乱戦バトルコメディ、第1巻!
ある日突然、魔界の王に!??? いきなり魔界王に指名されちゃった高校生、吉田くん。王座を狙う魔界からの刺客に、親衛隊長まで押し掛けて…!? 軽快トラブルギャグ、騒々しく開幕!
美鳥の日々
▼第1話/右手のコイビト▼第2話/憧れの人▼第3話/孤独な狂犬▼第4話/机のキョリ▼第5話/秘密の仲間▼第6話/大切なもの▼第7話/2人の懸垂▼第8話/哀しい男▼第9話/静かな1日▼第10話/王子の口づけ●主な登場人物/沢村正治(「狂犬サワムラ」と呼ばれる、桜田門高校の2年生。根はいいヤツだが、ケンカが強すぎて周囲に恐れられ、女の子にも全然もてない)、春日野美鳥(突然セイジの右手の袖口から現れた女の子。ずっとセイジに片思いをしていたため、いつもセイジと一緒にいられるようになって、本人は大喜びだけど…?)●あらすじ/沢村正治、高校2年生。彼女イナイ歴17年と2か月。連続失恋記録20回という淋しい男だ。だが彼は決してヘナチョコ野郎ではない。ケンカが強すぎて周りがビビってしまい、女の子たちからも避けられてしまうのだ。「誰でもいいから彼女になってくれー!!」とヤケになるセイジ。その願いが天に通じたのか、彼の目の前に、突然かわいい女の子が現れた。しかもそのコは、3年前からセイジのことが大好きで、ずっと片思いをしていたという。ようやくセイジにも春が、と言いたいところなんだけど…!?(第1話)●本巻の特徴/ずーっと彼女がいなかったセイジの前に、ようやく現れた恋人。だがそれはなんと、セイジの右手に現れたのだった!! 右手が突然小さなかわいい女の子になってしまい、セイジの周囲は大騒動に。キュート&ハートフルな、一身(?)同体ラブコメディー第1集。●その他の登場人物/綾瀬貴子(セイジのクラスメイト。セイジに好意を持っている)、沢村凛(セイジの姉。21歳。高校時代に暴走族・苦離無斗〔クリムト〕を作り、三度のメシよりセイジをいじめるのが好きという恐ろしい女)、宮原(セイジの一の子分)、真行寺コータ(美鳥のクラスメイト。美鳥のことが好きで、なんとかして目覚めさせたいと思っている)
初恋の相手はメガネの似合うかっこいい秀才だったはずなのに―――! 数年後、京子の高校に転校生として転入してきた里見は、とんでもない“尻フェチ”な青年に成長していた。おっぱい好きなんて、甘っちょろい! 女はシリだ―――という方必見! ぶっちぎりの青春群像劇!
メンタル・ガード
浅井真琴は美人で男顔負けの力持ち! そのおかげで女友達に頼られっぱなしだが、そんなある日、真琴にとって転機ともいえる運命の出会いが…!? ハートに響くラブストーリー!
【ブラボー!! ブラブラボー!!】ロックがいかがわしい音楽とされていた時代、スリーピースロックバンド「ハデー・ヘンドリックス」は若者を中心に熱狂的な人気を誇っていた。だがリーダーのハデーは、ライブのたびにギターを壊してしまうのでバンドは常に赤字…。食い詰めた3人はクリスマスの夜、楽器店にギターを盗みに入るが…!? よく見ておけ、これがロックだ!! 表題作の他、お婆ちゃん大活躍の短編など計6編を収録した、大ボリュームの短編集!
「エロマンガが性犯罪の原因」という世間の大偏見と闘い続けるエロ漫画家戦士の知られざる爆笑戦記!!
うわあ、これは読む人をえらんじゃうなあ。タイトル通り、全編に死体がゴロゴロ。バラバラ死体やミイラはまだいいとしても、ウジ付き腐乱死体や臓器を抜かれたツギハギ死体、生首ご一行様に耳人間(?)…。スレスレですね…。しかしながらこれがちゃんと漫画として成立しているのは、登場人物がそんな死体を特別なものだと思ってないから。生きている人や単なる物質と変わらない接し方をしているのです。また、設定も寺の跡継ぎではない仏教大学の学生が特技を生かして起業する、とい今ふうで、湿っぽいところがない。さらにその特技もハッキングやチャネリング、エンバーミングにダウジングと横文字でなんともクール。主人公・唐津だけは日本古来の降霊術・イタコなんですけどね。そんな彼が死者の声を聞き、望む場所へ死体を運ぶことで、さまざまな人間ドラマが生まれるという寸法。唐津に憑く謎の霊など先への伏線あり、ニヤリとするサプライズあり、シャレの効いたオチもありと乗せ方もうまい。なので先入観なしに読んでほしいなあ。