地獄の田中2017/06/27ギャグ漫画だけど芸術や人生について80年代の少女漫画風のギャグ漫画。フリーターのトン子ちゃんが行きつけのカフェ待夢(タイム)のマスターから岡本太郎を教えてもらったことからアートへの興味とマスターへの恋心が始まって、この二つがストーリーの主な軸になっている。 岡本太郎をはじめモネ・レンブラント・ピカソの作品が出てきてトン子ちゃんのその時の悩みや葛藤に指針を与えたりする。特に岡本太郎は何回も出てきて「太郎サ!」ってトン子ちゃんから言われる心の師匠的なポジションになっている。 トン子ちゃんの日常ギャグ漫画だけど、芸術家とかトン子ちゃんとかマスターから人生について考えさせられるようなことも出てきたりしてなかなか深みのある作品。オッス!トン子ちゃんタナカカツキ
地獄の田中2017/06/22『It Follows Me 童貞的中年奇譚 』新井英樹 モーニング2017年30号📷モーニング35周年企画【CARNAVAL】 新井英樹がモーニングに載るのは「宮本から君へ」以来か? 中年男の図書館司書とアルバイトの女子大生の話。 家庭を持ちながら、自分と向き合う童貞的な中年がよく描かれていた。It Follows Me 童貞的中年奇譚新井英樹
地獄の田中2017/06/22吾妻ひでおの路上生活・肉体労働・アル中の日々を綴ったノンフィクションマンガ冒頭になるべく暗くならないように楽しそうに描いたよ的な前書き通り、路上生活や自殺未遂、アル中になったのち病院に収容された生活を綴っているのに悲しい気持ちになったりはしない。路上生活と言いつつ毛布をどこかから拾ってきて人気のない茂みで寝ているだけの屋根もない暮らしがちょっと楽しそうにすら見える。 路上生活も配管工の生活もアル中になった話も、「いやー昔こんなことがあってさー」って笑って話している感じで楽しいし、最悪人間どうなっても生きていけそうだなって勇気が湧いてくる気もする。あと、最後にとり・みきとの対談があるんだけどそれも面白かった。失踪日記吾妻ひでお1わかる
地獄の田中2017/06/22少年少女の何気ない日常が恐怖の扉を開く感じの楳図かずお作品集お手製の人形に愛着が湧き友達になってほしいと願う少年や、恐怖映画を撮るためにすごく怖い仮面を作った中学生、彼氏にデブって言われて絶食してダイエットを行った女の子など、少年少女としての行動としてはどこでも見られるようなものばかりだが、それがバケモノなどを呼び寄せてしまい恐怖体験に結びつく感じの話の短編集。 どれも楳図かずおらしいホラーマンガで面白いんだが、「Rojin」は近未来SF的な設定が背景にあるようで、バケモノの怖さではなく管理統制社会に殺される恐怖のマンガで、社会像をを前面には押し出さないながら、キャラクターの行動やセリフの節々から恐怖が伝わってきて1番好きだった。 楳図かずおの独特の間の取り方とかセリフのチョイスとか急激な展開とかについては今更だけどやっぱりすごく好きだな。ねがい楳図かずお
地獄の田中2017/06/21七三太朗インタビュー グランドジャンプ 2017年 14号📷ちばあきおの弟で原作者の七三太朗のインタビューが掲載されている。ちばあきおとどういう風にマンガを作っていたかとかちばてつやとちばあきおの間にライバル意識はあったのか?とかちばてつやからだと聞けない話で面白かった。プレイボール2コージィ城倉 ちばあきお
地獄の田中2017/06/21『鉄血のブサー』村上もとか グランドジャンプNo.14(2017年)📷あらすじは「戦後、米軍占領下の沖縄。鍛えた空手の技を武器に闇世界で米兵を倒し続ける少年だが、ある日「拳聖」と呼ばれる老人と出会い?」というもの。 沖縄戦の終盤、洞窟に追い詰められた少年と少女とその祖母のシーンから始まるんだがショッキングだった。どうやらその少年がこの話の重要人物になるらしい。 今回掲載されている前半は、たぶん少年の導き手となる船越義珍の登場と紹介、そして少年がやや屈折して成長してしまった姿を描いている。鉄血のブサー村上もとか
地獄の田中2017/06/21冷食捜査官シリーズやとり・みきの自伝マンガが収録されている作品集食料統制がされて合成食料しか食べることを許されなくなった近未来でかつての人類の食事(生物の死骸を食べる)を取り締まる冷食捜査官シリーズ。犬神家の一族ならぬ、犬家の一族。金田一的な青年が出てきて怪盗2001面相と戦ったりしなかったりするコメディ。進研ゼミ・中3チャレンジに掲載されたタイムリープものの王道学園SFラブコメ「クレープを二度食えば」。そして、とり・みきが生まれてから漫画を書き始めるまでの半生を綴った自伝漫画「あしたのために」が収録されている。 冷食捜査官シリーズは近未来ディストピアの体制側が主人公でありながら、物語の終わりではなんか「あったかいご飯を食べたいな」と思わせるホロリとさせる後味を残してくれてとても好き。あとはとり・みきの半生の「あしたのために」だけど、かなりお父さんの影響を受けて早い段階からマンガやらSFに目覚めた様子がよくわかる。小ネタも豊富で面白い。犬家の一族とり・みき
地獄の田中2017/06/20絵の荒さと引き込まれるストーリーに感動するタムくんの作品集タイ出身の漫画家タムくんがタイで8巻まで出版されている漫画の第8巻に当たるのがこのヒーシーイットアクアのよう。「ノートに描いた」と説明がされているように、絵が荒くて、セリフは漢字を間違えたらぐちゃぐちゃってしたままになっている。基本的に日常の中でふと感じたことを基に物語を作っているようだが、とても引き込まれるものがあった。 特に「彫刻」と「部屋」の二つがとてもよかった。どちらも時間がなくて急いで描いたとあとがきで言っているんだけど、セリフは少なくて描写だけで人物の感情を伝えてきているから逆に伝わるものが多かったように思う。文化庁メディア芸術祭の奨励賞も受賞した作品のよう。たまたま手に取ったんだが、とてもよかったのでいろんな人に読んでほしい。ヒーシーイット アクアウィスット・ポンニミット
地獄の田中2017/06/20ドキュメンタリー形式で描かれる百野哲が主人公の漫画百野哲が主人公というか狂言回しという立場で登場する。一応架空の漫画家百野哲ということらしい。1巻には極貧漫画家の百野哲がアダルトビデオをネットオークションで売りにだしたら、ある女優の作品だけを高額で落札している奴がいると気づく話とか、リンダ(三乗)っていうアイドルグループのライブに行くために、オーストラリア(実家)から徒歩でライブ会場まで詣るドルオタをビデオカメラ片手に密着取材をする話などがある。 意外なことに、完全に創作というわけではなく、どれも実話が基になっているらしい。(特定されないように配慮はされているが) 話の作りが上手くドキュメンタリー番組を見ているような感覚で読めて面白かった。 モキュメンタリーズ百名哲1わかる
地獄の田中2017/06/19多感な中学生の描写が見事。そして前半と後半のギャップに戸惑うちーちゃんは九九も怪しいちょっとおバカな感じだけどいつも楽しそうで、ちーちゃんとその友達の日常が前半では楽しそうに描かれている。ちょっとおバカなんだけど憎めないところがあってみんなから愛されているなぁというのが節々から伝わってきてほっこりもする。 後半はある事件をきっかけに不穏な空気が流れ始めて、さっきまでのほっこりかわいいという感覚が一気に消え失せて痛いくらいヒリヒリする。 前半で描かれている女子中学生の天真爛漫さも、後半で描かれている暗さや焦りもどちらも自分が中学生の時に感じたことのある思い出ででそれを強引に引っ張り出された感じがした。後半は結構暗い展開になっていくんだが、ただちーちゃんのちょっと足りない感じに救われもした。面白かった。ちーちゃんはちょっと足りない阿部共実1わかる
地獄の田中2017/06/19透明な膜で外界から隔離されてしまった町で閉じ込められながら生きていく人たちの話シェルターとか刑務所として使うために開発中だった技術の事故に巻き込まれて、生きているものを通さないようにする透明な膜で町が覆われてしまった。復旧のめどは立たず町から出られずに生きていく人々の話。短い短編がちょっとだけ繋がっている形で描かれている。 閉鎖された空間で生きていかなければいけない閉塞感や、色々な可能性(職業とか)を強引に閉ざされてしまった感じとか、その中でちょっとした生きがいを見つける感じの心理的なところをかなり緻密に描いていて、さすがヤマシタトモコと思った。 この漫画の主軸にもなっている希のストーリーだけど、外の世界に恋人がいてどうしても触れ合えない悲しみをそのまま描いているのでかなり心にきました。花井沢町公民館便りヤマシタトモコ
地獄の田中2017/06/18平氏が勝利したパラレル鎌倉時代の妖バトル漫画源平合戦で平氏が勝ったパラレルワールドの鎌倉時代を舞台にしている。(鎌倉時代とすら言えないが) 不治の呪いに犯された平家の姫さまが不死身の体を手に入れるため不死身の鬼神?うらたろうと旅をする。 展開の速さといい、見開き大ゴマの使い方といい、キャラクターの立ち方といい、勧善懲悪的なストーリーといい、少年漫画らしい少年漫画でスカッと読めて楽しい(ヤンジャン連載だけど) うらたろう中山敦支
地獄の田中2017/06/16ネタバレ美大デザイン学科に通う潔癖すぎて尖り過ぎている女の子のマンガ、ハルタ新連載ハルタ今6話まで掲載されているから新連載とは言いづらいがまだ1巻が出ていないので一応。 埼玉芸大のビジュアルデザイン科に通う吉持星が主人公、中一の時に汗まみれの父親が自室に侵入し携帯の電波を探すという怪事件のせいで潔癖症になって以来、人間が泥人形に見える(ほど他人と接触したくない)ようになってしまった。そんな星と唯一?の友達油画専攻の園部明里の2人芸大ライフ 芸大のマンガは少なくないけど、デザイン学科っていうのは結構珍しいと思う。潔癖症で人間嫌い?な星が少しづつ人付き合いをしていく人間模様もなくはないけど、基本的に課題制作に打ち込む感じ。面白いのでこれからも楽しみにしているマンガ星明かりグラフィクス山本和音
地獄の田中2017/06/16難解な原作のための鑑賞の手引きを目指したようだが、それに留まらない面白さがあった。原作の同名小説は未読だったんだが、むしろそういう人のために描かれた『死者の書』の鑑賞の手引きを目指した、とあとがきで近藤ようこが書いているためむしろ私のような人間のための漫画だったのかもしれない。実際かなり難解な小説のようで、通読を断念した人も多いようで小説から入ってたら読み通せなかったかもしれない。 鑑賞の手引きを目指したからか、この漫画にわかりにくさを感じることはほとんどなかった。だからちゃんと面白さが伝わってきたんだと思う。 ストーリーは、斎き姫にあがる娘として大事に育て得られた藤原南家の娘(郎女)が写経や機織りなどを通して神の存在を確かにし奉仕しようとする姿が描かれている(と思う) 郎女はかなり才能のある女性だったようだが文物を全く与えられない(女に知識を与えるものではないという風潮もあったようだ)中で育てられたが、ひょんなことから法華経を手に入れて、それを習い始めて知識というよりも神という認識に目覚めて彼女の信仰が始まっていく。その姿が淡々としているんだが、写経を1000部行ったりして激しい。 時系列が整理されているようでその点も原作よりも読みやすくなっている点だとか。信仰の神秘さを保ちながら文化的な背景が骨太で面白かった。原作は頑張って読もうと思う。死者の書近藤ようこ 折口信夫
地獄の田中2017/06/16全く冴えない28歳の童貞男、友人から赤ん坊を預かって早15年職を転々として最後の失業保険で風俗に行こうとした28歳の童貞男上田敦に、殺人を犯してしまった友人から「お前しか頼めるやつがいなかった…」と赤ん坊を託される。そして時はすぎ、赤ん坊も立派に15歳の女子中学生になり、ズボラな上田敦に代わり家事全般をこなす可愛く立派な女の子に成長した鈴とたーたんこと上田敦の生活の話。 刑期を終えて、実の父親が来年出所してくるんだけどまだ本当の親は別にいると言えないでいる上田敦の葛藤と、たーたんのことを本当の父親だと疑っていないけどお母さんに会いたくてしょうがなくなっている鈴の思い込んだら突っ走る感じのすれ違いが、時に心温まり、時にハラハラし、毎回頑張れたーたんと思う漫画。そのうちたーたんの恋愛も描かれそうで、そっちも頑張れ!って思ってる。たーたん西炯子1わかる
地獄の田中2017/06/16母にまつわる短編集母にまつわる短編集。主人公になるのは、母だけではなく息子や娘のものも半分くらいある。『かごめかごめ』のアフターストーリーに当たると思われる作品も3つ収録されている(『ザザetヤニク』『カラスの鳴く夜にヤニクは』『アンテルメ』) 個人的に特に好きだったのは就職して独り立ちする息子をもつ母親の話の『きらきらと雨』修道院に捨てられたヤニクと母の話の『カラスの鳴く夜にヤニクは』引きこもりの息子とその母の話の『stand up』の3つ。どれも悲しかったり感動している表情がとても強烈で、表情でキャラクターの感情がめきめき伝わってきてよかった。 母の話となると、(僕は)いわゆるお涙頂戴的なのを想像してしまうが、そういうのはあまりなく普通の母親と息子娘を描きながら、その時々に感じているだろう感情を逃さず描いているから、キャラクターたちに感情移入してとても感動するような作りになっていていい短編集だった。ねぇ、ママ池辺葵
地獄の田中2017/06/15ネタバレ『まかろにスイッチ』の川田大智の初長編がハルタで新連載『まかろにスイッチ』の川田大智がハルタで新連載スタートした。 手も繋げないウブな付き合いをしているカップルの小野くんと佐倉さん。ただ、何よりも立ちはだかるのは娘を溺愛しすぎている佐倉さんのパパ。帰りが遅くなるってわかると電話口の環境音から推測してデート先に先回りしてくるほどの溺愛?ぶり。 だったんだが、パパ嫌い!的ないざこざから小野くん佐倉さんそしてパパが揃って崖から落ちてしまってお父さんが行方不明に…という第一話目 いわゆる入れ替わりものラブコメなんだけど、川田大智らしい入れ替わり方で、やっぱり見せ方がうまいなって思う。彼女はお義父さん川田大智
地獄の田中2017/06/12ネタバレその他大勢だった人生についに光が当たる?ビッグオリジナル増刊新連載友達もいない、彼氏もいない、夢もなく(ここまで全部たぶん)30歳の誕生日を迎えた主人公の高橋さん 30歳の誕生日も特に誰かに祝われるわけでもなかったが、高橋さんの働く会社でアルバイトをしている劇団員から押し付けられるようにチケットを買わされた舞台を見に行ったらちょっと感動した模様 まだどんな話になるのかはわからないけど、高橋さんが舞台に立つのかもしれない。人生の哀愁が全体から漂っていてなかなか面白い君の大声を聞いたことがないくれよんカンパニー1わかる
地獄の田中2017/06/12ネタバレ横田卓馬の新連載、静岡での小学生サッカー漫画背すじをピン!との横田卓馬の新連載が早速ジャンプで開始。 よく見ると光るものがあるやつがちょこちょこいる弱小小学生サッカーに女の子がやってきて、チームが動き出すっていう感じかな。足が速いとか、キック力がすごいとか、全体的に器用とか、それぞれの得意なことがわかりやすいけどデコボコしている感じが面白い。 ジャンプはサッカー漫画不毛の地だけど、うまく突き破ってくれるといいなシューダン!横田卓馬
地獄の田中2017/06/08近未来SF相撲漫画・三部作の第1弾『五大湖フルバースト』へと続く西野マルタのSF相撲漫画三部作の第一弾。 遺伝子操作と薬物投与で身長2.5m体重300キロのモンスターへと改造されたリヴァイア山が角界を荒らしている。そのリヴァイア山を斃すべく、伝説の横綱が蘇る!という相撲漫画。 もちろん相撲の立会いも魅力的だがリヴァイア山が生まれるに至った経緯の人間ドラマがとても胸にくる。特に横綱と立会いを終えてから、母親と再会するところは涙なしには読めない。お涙頂戴的な感動漫画ではなく、人間とバケモノの境に立つリヴァイア山が絞り出すように見せるギリギリの譲歩が本当に素晴らしい。『五大湖フルバースト』と合わせて名作両国リヴァイアサン西野マルタ1わかる
地獄の田中2017/06/08相撲×SF アメリカ大相撲を舞台に描かれるエクストリーム相撲マンガすごく面白いんだがどんな漫画か説明するのが難しい。背表紙のあらすじには、 「近未来、アメリカの国技は相撲となっていた!全米相撲の聖地・デトロイトで技の賞賛される力士・五大湖は、ロボット科学者ドクター・グラマラスの甘言に乗り、その肉体を機械へと改造されてしまう。全身を最新鋭の重火器で武装し、土俵で殺戮を続ける機獣と化した五大湖を斃すため、石像となり眠っていた角界の守護神伝説の横綱が…蘇る!!」って書いてある(一部簡略化)。まさしくこの通りなんだ。ヤスダスズヒトの寄稿によるあらすじらしいがよくこのあらすじを書けたなってくらいよくまとまっている。 相撲とSFを掛け合わせていると聞いて読む前は無茶な漫画だろうなって思ったら、横綱としての矜持が伝わってくるし、白熱した相撲の立会いもすごく良いし、ドラマの部分もとてもいいし、骨太で重厚な素晴らしい漫画だった。読んでほしい。最高だった五大湖フルバースト西野マルタ
地獄の田中2017/06/07ちばてつやへのインタビュー、グランドジャンプ2017年No.13「プレイボール2」が始まってちばてつやへのインタビューが今回のグラジャンに掲載されている。 「プレイボール2」をどう思っているかと、ちばあきおの人となり、ちばあきおを漫画家としてどう思うかなどが語られていて面白かった。 プレイボール2コージィ城倉 ちばあきお
地獄の田中2017/06/07『清水家のすべて』真造圭伍 ヒバナ2017年7月号📷真造圭伍の読み切りがヒバナに掲載されているけど3作品目。『清水家のすべて』は前後編らしく、今回は前編。 高校の卒業式の後、家族に挨拶に行きたいと清水さんの彼氏が家に来たんだけど清水さんの家はいわゆるゴミ屋敷だった。お父さんは自分と自分の所有物にしか興味がなく、兄はニートで駆け出しのYouTuber、母だけがまともなんだけど心労が祟っていそうな感じで、清水さんも仕事を決めてさっさと家を出ていくつもりなんだけど、家を出たいと思っている自分が自分のことしか考えていない父と同じ思考なんじゃないかって自己嫌悪に陥ったりしている。 これまでヒバナに掲載されていた真造圭伍の読み切りの中で今んところ一番面白い。後半も楽しみ。清水家のすべて真造圭伍7わかる
地獄の田中2017/06/05『ゴーギャンさんの椅子』相澤いくえ ビッグコミックオリジナル2017年vol.12📷「モディリアーニにお願い」の相澤いくえの読み切りがビッグコミックオリジナルに掲載されていた。 10pの短い話ながらある日、絵が描けなくなり苦しんでいるイラストレーター志望の女の子が、ゴーギャンの椅子の話を聞いて、よしもう一度頑張ろうってなるシンプルでまとまりのある話で面白かった。 ゴーギャンさんの椅子相澤いくえ